レモンバーベナは妊娠中(妊婦)でも食べられる?ハーブティーは飲める?

妊娠中の食事には食べても良いもの・控えた方が良いものがありますが、ハーブの“レモンバーベナは妊婦さんでも食べられるのでしょうか?レモンバーベナが持つ栄養素や、危険性の有無について着目しました。それでは、

  • レモンバーベナは妊娠中でも食べられる?
  • 妊娠中は危険性があるって本当?
  • レモンバーベナティーは飲んでも大丈夫?
  • 妊娠中に食べられるハーブとは

これらのテーマについて紹介いたします。

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レモンバーベナってどんなハーブ?

英名 Lemon verbena
別名・和名 香水木

レモンバーベナはアルゼンチンやチリ・ペルー原産のハーブで、名前の通りレモンのような爽やかな香りをしています。ハーブティーとして飲まれたり、精油にしてハンドクリームやアロマとしても利用されています。

リラックス効果だけではなく、気管支炎や胃腸の調子を整える効果など、体にとって嬉しい効果があることもわかっています。

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レモンバーベナに含まれる主な栄養素

レモンバーベナは、精油にしてクリームやアロマなど直接体内に入れる形で利用されていることは少ないですが、お湯を注いでハーブティーとして飲むことで、このような栄養成分を摂ることができます。

レモンのような爽やかな香りでサッパリとしているので、睡眠前に飲むととてもリラックスすることができます。

  • リモネン:リモネンは、モノテルペンの仲間で、柑橘系の皮に含まれており香りをかぐだけで体の副交感神経を優位にし、緊張を解すリラックス効果がある成分です。最近の研究では抗がん作用もあると言われている栄養素です。

レモンバーベナは妊娠中でも食べられる?飲める?

レモンバーベナは爽やかでさっぱりとした柑橘系ハーブですが、『妊娠中でも授乳中でも食べられるハーブ』とされています。

レモンバーベナは『ハーブの女王』と言われることもあり、安眠効果やリラックス効果も期待することができます。妊娠中は寝つきが悪くなることも多いので、寝る前にレモンバーベナのハーブティーを飲むことでリラックスし、入眠しやすくなる効果が期待できます◎

レモンバーベナティーは飲んでも大丈夫!


妊娠中には控えた方が良いハーブが数多く存在しますが、レモンバーベナティーに関しては危険性があまり報告されていません。ノンカフェインですっきりした味わいなので、つわり中にもオススメです◎

また、 レモンバーベナには胃腸の調子を整える働き もあります。なんとなく胃が優れない時には、レモンバーベナのハーブティーを飲んでみましょう。

生バーベナの保存方法は?

  1. 容器に水を張り、レモンバーベナを立てるように入れる
  2. 上からビニールをかぶせ、乾燥しないように下を閉じる

こうすることで常温・冷蔵共に2〜3週間日待ちします。夏は冷蔵庫に入れましょう。冷蔵の方が数日より長く日待ちしますよ◎

  • 常温:2週間 
  • 冷蔵:2〜3週間

  • 冷凍:約1ヶ月

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妊娠中に食べられるおすすめハーブ

レモンバーベナは妊娠中でも食べることのできるハーブですが、実は妊婦さんが食べない方が良いハーブは多数存在しています。では、どのハーブなら安心して食べられるのでしょうか?妊娠中でも食べられるハーブには、下記のようなものがあります。

  • ハイビスカス…ビタミンCたっぷりで鉄分の吸収率を高める
  • エルダーフラワー…抗ウイルス効果・ストレス緩和効果がある
  • ダンデライオン…むくみ解消効果
  • ルイボス…抗酸化作用が強くアンチエイジング効果がある
  • ローズヒップ…ビタミンCが豊富で美肌効果がある

妊娠中に食べたい食材・控えたい食材・食べてはいけない食材60選まとめ

妊娠中にどの食材を食べればよいのか?どの食材を控えれば良いのか?というのは非常に気になるところです。代表的な60食材でまとめました。

妊娠中に積極的に摂りたい食材

妊娠中に積極的に摂りたい食材には、どんなものがあるのでしょうか?その食材が含む、妊娠中に摂りたい栄養素とあわせてチェックしてみましょう!

  • 豚肉 …たんぱく質+ビタミンB群
  • 鶏肉 …たんぱく質
  • 牛肉 …たんぱく質+鉄+亜鉛
  • 青魚 …DHA・EPA
  • 鮭       …たんぱく質+ビタミンB6+ビタミンD
  • ぶり …
  • かつお…
  • 白身魚…たんぱく質
  • 貝類 …鉄+亜鉛
  • 桜エビ…カルシウム
  • 卵  …たんぱく質
  • ブロッコリー…葉酸+カリウム
  • 青菜 …葉酸+鉄+カリウム+カルシウム
  • ヨーグルト …たんぱく質+カルシウム
  • 納豆  …葉酸+ビタミンE
  • 大豆(大豆製品) …たんぱく質+鉄+ビタミンE+カルシウム
  • いちご …葉酸
  • アボカド …ビタミンE+カリウム
  • トウモロコシ …葉酸+ビタミンE
  • グリーンアスパラガス …葉酸
  • 枝豆 …葉酸
  • そら豆 …葉酸
  • トマト …カリウム
  • もずく …ミネラル+食物繊維
  • きのこ …食物繊維+ビタミンD
  • 切り干し大根 …食物繊維
  • もち麦 …食物繊維

妊娠前から必要と言われている葉酸やビタミン類、妊娠中に不足しがちな食物繊維やカルシウムなどのミネラル類を補える食材には、上記のようなものがあります。
これらの食材を妊娠中の食事にバランス良く加えることで、ママの体や胎児の発育に良い効果をもたらします。妊娠中は食べ物の嗜好が変化することもありますが、できる範囲で色々な食材を食べるようにしましょう!

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妊娠中に少量に控えたい食材

妊娠中の食事は栄養素のバランスが大切ですが、中には控えておくべき食べ物がいくつかあります。食中毒リスクや、食べると胎盤を通じて胎児に届き、成長に悪影響を及ぼすものなど様々です。妊娠中に控えたい食材について、確認していきましょう。

食中毒や感染症のリスクのあるもの

  • お刺身
  • 生卵
  • ローストビーフ
  • 生ハム
  • ナチュラルチーズ
  • 肉・魚のパテ

メチル水銀を含むもの

  • 金目鯛:1回80gを週に1度まで
  • メカジキ :1回80gを週に1度まで
  • メバチマグロ:1回80gを週に1度まで
  • 本マグロ:1回80gを週に1度まで
  • エッチュウバイ貝:1回80gを週に1度まで
  • くじら:1回80gを週に1度まで
  • きだい:1回80gを週に2度まで
  • インドマグロ:1回80gを週に2度まで
  • マカジキ:1回80gを週に2度まで
  • くろむつ:1回80gを週に2度まで

ヨウ素・ヒ素を含む食べ物

  • 昆布 :1日1回少量
  • ひじき:小鉢2杯程度を週に2度まで

カフェインを含む飲み物

カフェインを含む主な飲み物と、100mlあたりのカフェイン量は下記となります。

  • コーヒー …約60mg
  • 紅茶        …約30mg
  • 緑茶        …約20mg
  • ほうじ茶 …約20mg
  • ウーロン茶 …約20mg
  • ココア    …約10mg

糖分を多く含むお菓子やジュース

糖分を多く含むお菓子や、甘いジュースなども妊娠中には控えたい食べ物です。甘いものを過剰摂取することで、妊娠前は糖尿病を持っていなくても妊娠期間中に糖尿病を発症することがあり、『妊娠糖尿病』と呼ばれています。
より多くの栄養を胎児に与えようとする体の自然な働きと考えられていますが、妊娠糖尿病になると胎児に合併症が出る危険性があります。

ビタミンAを多く含む食べ物(妊娠初期)

“動物性ビタミンA”を妊娠初期に摂取し過ぎると、胎児の形成異常の原因となると言われています。ビタミンAを多く含む食べ物には、下記のようなものがあります。

  • レバー
  • うなぎ
  • あなご

塩分を多く含む食べ物

妊娠中に塩分を過剰摂取すると、『妊娠高血圧症候群』という病気になることもあります。この病気を発症する確率は、妊婦さん20人に対し1人と言われており、妊娠中の食生活が原因で引き起こされます。
妊娠34週(妊娠9ヶ月)未満で引き起こした場合は重症化リスクが高く、胎児発育不全(赤ちゃんが育たない)・常位胎盤早期剥離(赤ちゃんに酸素が届かない)・胎児機能不全(赤ちゃんの状態悪化)となる可能性があります。酷い場合は胎児の命に関わることもあるので、食事には注意が必要なのです。

妊娠中に食べてはいけない食べもの

  • 生肉(ローストビーフ・ユッケ・馬刺し・お刺身・パテなど)
  • アルコール

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まとめ

この記事をまとめると

  • レモンバーベナには色々な栄養が含まれているさっぱりとしたハーブ
  • 妊娠中でも飲んだり食べたりできる!
  • ハーブティーには安眠効果・リラックス効果がありオススメ

レモンバーベナはさっぱりとした香りと味わいなので、つわり中にもオススメのハーブです。ティパーックのハーブティーとしても販売されているので、是非取り入れてみてくださいね。

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