グレープシードオイルは妊娠中(妊婦)でも食べられる!便秘・体重増加防止に

妊娠中の食事には食べても良いもの・控えた方が良いものがありますが、“グレープシードオイル”は妊婦さんにもオススメの食材なんです!その理由を、グレープシードオイルが持つ栄養素と共に解説いたします。

  • グレープシードオイルが妊娠中にオススメな理由
  • グレープシードオイルが含む主な栄養素
  • 妊娠中でも安全おいしいレシピ

これらのテーマについて紹介いたします。

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グレープシードオイルってどんな油?

 英名 Grapeseed oil
栄養成分 ポリフェノール、リノール酸、オレイン酸、α-リノレン酸など
別名 ブドウ種子油 / 食用ブドウ油
100gあたりのカロリー 約884kcal

グレープシードオイルは、葡萄の種を絞った油です。主にフランスやスペインなどのヨーロッパで作られているオイルで、葡萄に含まれるポリフェノールやリノール酸などの栄養が豊富なものとして人気です。すっきりと軽い味わいで、ドレッシングやマリネなどそのまま食べる料理とも相性抜群です。

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グレープシードオイルは妊娠中にオススメ食材!

グレープシードオイルは、妊娠中にオススメの食材です!その理由は、グレープシードオイルが持つ『便秘解消効果』にあります。また、過度な体重増加にも効果的なオイルなので妊娠中にオススメなんです。

妊娠中の便秘に効果的

妊娠中はホルモンバランスの関係で頑固な便秘になりやすく、便秘薬を飲まないとなかなか排便できないことが多いです。妊娠中でも飲める便秘薬には“酸化マグネシウム”などがあり、かかりつけの産科で処方してくれます。

妊娠中の便秘はなかなか手ごわいものですが、グレープシードオイルは便秘解消効果が大いに期待できるんです!

体重増加予防に

一般的な植物油を使うよりも、グレープシードオイルはヘルシーで太りにくいオイルなので体重増加防止効果が期待できます。

妊娠中は適度な体重増加が必須ですが、太り過ぎは難産や妊娠糖尿病などとトラブルの元でもあります。グレープシードオイルに含まれる 脂質は太りにくい成分で、血液サラサラ効果もある ので妊娠中の健康維持に効果があります。

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グレープシードオイルに多く含まれる主な5つの栄養素

グレープシードオイルには、葡萄に含まれるポリフェノールが含まれている特徴があります。ポリフェノールは強い抗酸化作用を持っていて、がん予防など生活習慣病にも効果があります。

また、リノール酸・リノレン酸・オレイン酸といった血液をサラサラにする成分も豊富です。オイルの中でも特に体に良いとされています。

  • ポリフェノール:ポリフェノールは、植物に含まれている成分で苦味や色素の成分で、5000種類ほど存在していると言われており、その種類ごとに特徴ある健康効果を持つ栄養素です。共通点はとても強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の除去や体の酸化による老化に関わる病気の予防に役立つ栄養素です。
  • オレイン酸:オレイン酸は、生活習慣予防の効果が高く、血管内の環境改善効果が高い脂肪酸です。悪玉コレステロールの量を減らし、出来た過酸化脂質の量を減らすことで、血管壁へのプラーク生成を抑制します。結果として、動脈硬化や心疾患の予防に役立つ栄養素です。
  • リノール酸:リノール酸は、コレステロールや中性脂肪を下げる働きがあり、高脂血症を防ぐことで動脈硬化の改善をする働きを持っています。また、リノール酸の代謝によって、リノレン酸の材料になります。血液をサラサラにし、細胞膜の材料にもなる栄養素です。
  • α-リノレン酸:α-リノレン酸は、人間の体内で合成することが出来ない必須脂肪酸の一つで、必ず食事で摂取する必要がある脂肪酸です。体内の代謝によってDHAやEPAに変換されます。α-リノレン酸自体も、血液中の過剰にある脂質を減らし、血液疾患の予防効果がある脂肪酸です。
  • プロアントシアニジン:プロトアントシアニンは、植物性の赤い色素の中でもぶどうの皮や種に含まれている色素です。通常のアントシアニンとは異なり肌や骨、血管の健康に不可欠なコラーゲンの生成を促進させます。またシミの原因になるメラニンの生成を抑制する働きを持っています。

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妊娠中でも安全おいしいグレープシードオイルのおススメレシピ

妊娠中にグレープシードオイルを食べるには、どんなレシピがあるのでしょうか?妊婦さんが安心して食べられるオススメのグレープシードオイルレシピをご紹介!栄養たっぷりなので是非お試しください♩

アヒージョ

にんにくの風味がおいしいスペイン料理の代表とも言えるアヒージョ。簡単にできるのでちょっとしたおつまみにもおすすめです。グレープシードオイルをたっぷり染み込ませたバゲットと一緒に食べてみましょう。

パンにつけて

グレープシードオイルは香りがよく、バゲットなどのパンによく合うのでヒタヒタと付けて食べるのもオススメです。グレープシードオイルに軽く塩を振るだけでもおいしいので試してみてくださいね。

ドレッシングとして

シンプルですが、サラダにグレープシードオイルと塩胡椒をふるだけで簡単ドレッシングになりますよ。グレープシードオイルは香りが強いもの方が美味しいので、できるだけ新鮮なものを使うのがオススメです。

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妊娠中に食べたい食材・控えたい食材・食べてはいけない食材60選まとめ

妊娠中にどの食材を食べればよいのか?どの食材を控えれば良いのか?というのは非常に気になるところです。代表的な60食材でまとめました。

妊娠中に積極的に摂りたい食材

妊娠中に積極的に摂りたい食材には、どんなものがあるのでしょうか?その食材が含む、妊娠中に摂りたい栄養素とあわせてチェックしてみましょう!

  • 豚肉 …たんぱく質+ビタミンB群
  • 鶏肉 …たんぱく質
  • 牛肉 …たんぱく質+鉄+亜鉛
  • 青魚 …DHA・EPA
  • 鮭       …たんぱく質+ビタミンB6+ビタミンD
  • ぶり …
  • かつお…
  • 白身魚…たんぱく質
  • 貝類 …鉄+亜鉛
  • 桜エビ…カルシウム
  • 卵  …たんぱく質
  • ブロッコリー…葉酸+カリウム
  • 青菜 …葉酸+鉄+カリウム+カルシウム
  • ヨーグルト …たんぱく質+カルシウム
  • 納豆  …葉酸+ビタミンE
  • 大豆(大豆製品) …たんぱく質+鉄+ビタミンE+カルシウム
  • いちご …葉酸
  • アボカド …ビタミンE+カリウム
  • トウモロコシ …葉酸+ビタミンE
  • グリーンアスパラガス …葉酸
  • 枝豆 …葉酸
  • そら豆 …葉酸
  • トマト …カリウム
  • もずく …ミネラル+食物繊維
  • きのこ …食物繊維+ビタミンD
  • 切り干し大根 …食物繊維
  • もち麦 …食物繊維

妊娠前から必要と言われている葉酸やビタミン類、妊娠中に不足しがちな食物繊維やカルシウムなどのミネラル類を補える食材には、上記のようなものがあります。
これらの食材を妊娠中の食事にバランス良く加えることで、ママの体や胎児の発育に良い効果をもたらします。妊娠中は食べ物の嗜好が変化することもありますが、できる範囲で色々な食材を食べるようにしましょう!

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妊娠中に少量に控えたい食材

妊娠中の食事は栄養素のバランスが大切ですが、中には控えておくべき食べ物がいくつかあります。食中毒リスクや、食べると胎盤を通じて胎児に届き、成長に悪影響を及ぼすものなど様々です。妊娠中に控えたい食材について、確認していきましょう。

食中毒や感染症のリスクのあるもの

  • お刺身
  • 生卵
  • ローストビーフ
  • 生ハム
  • ナチュラルチーズ
  • 肉・魚のパテ

メチル水銀を含むもの

  • 金目鯛:1回80gを週に1度まで
  • メカジキ :1回80gを週に1度まで
  • メバチマグロ:1回80gを週に1度まで
  • 本マグロ:1回80gを週に1度まで
  • エッチュウバイ貝:1回80gを週に1度まで
  • くじら:1回80gを週に1度まで
  • きだい:1回80gを週に2度まで
  • インドマグロ:1回80gを週に2度まで
  • マカジキ:1回80gを週に2度まで
  • くろむつ:1回80gを週に2度まで

ヨウ素・ヒ素を含む食べ物

  • 昆布 :1日1回少量
  • ひじき:小鉢2杯程度を週に2度まで

カフェインを含む飲み物

カフェインを含む主な飲み物と、100mlあたりのカフェイン量は下記となります。

  • コーヒー …約60mg
  • 紅茶        …約30mg
  • 緑茶        …約20mg
  • ほうじ茶 …約20mg
  • ウーロン茶 …約20mg
  • ココア    …約10mg

糖分を多く含むお菓子やジュース

糖分を多く含むお菓子や、甘いジュースなども妊娠中には控えたい食べ物です。甘いものを過剰摂取することで、妊娠前は糖尿病を持っていなくても妊娠期間中に糖尿病を発症することがあり、『妊娠糖尿病』と呼ばれています。
より多くの栄養を胎児に与えようとする体の自然な働きと考えられていますが、妊娠糖尿病になると胎児に合併症が出る危険性があります。

ビタミンAを多く含む食べ物(妊娠初期)

“動物性ビタミンA”を妊娠初期に摂取し過ぎると、胎児の形成異常の原因となると言われています。ビタミンAを多く含む食べ物には、下記のようなものがあります。

  • レバー
  • うなぎ
  • あなご

塩分を多く含む食べ物

妊娠中に塩分を過剰摂取すると、『妊娠高血圧症候群』という病気になることもあります。この病気を発症する確率は、妊婦さん20人に対し1人と言われており、妊娠中の食生活が原因で引き起こされます。
妊娠34週(妊娠9ヶ月)未満で引き起こした場合は重症化リスクが高く、胎児発育不全(赤ちゃんが育たない)・常位胎盤早期剥離(赤ちゃんに酸素が届かない)・胎児機能不全(赤ちゃんの状態悪化)となる可能性があります。酷い場合は胎児の命に関わることもあるので、食事には注意が必要なのです。

妊娠中に食べてはいけない食べもの

  • 生肉(ローストビーフ・ユッケ・馬刺し・お刺身・パテなど)
  • アルコール

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まとめ

この記事をまとめると

  • グレープシードオイルは妊娠中にもオススメの食材!
  • グレープシードオイルには、妊娠中に起こりやすい便秘解消効果がある!
  • グレープシードオイルは過度な体重増加予防に効果的◎

グレープオイルには、妊娠中に嬉しい便秘解消効果やダイエット効果があります。植物油を使用するよりもヘルシーで栄養価も高いので、是非普段の調理にグレープシードオイルを使用してみてくださいね。

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