ココナッツオイルは妊娠中(妊婦)でも食べられる!便秘解消効果・母乳にも

妊娠中の食事には食べても良いもの・控えた方が良いものがありますが、“ココナッツオイル”は妊婦さんにもオススメの食材なんです!その理由を、ココナッツオイルが持つ栄養素と共に解説いたします。

  • ココナッツオイルが妊娠中にオススメな理由
  • ココナッツオイルが含む主な栄養素
  • 妊娠中でも安全おいしいレシピ

これらのテーマについて紹介いたします。

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ココナッツオイルってどんな油?

 英名 Coconut oil
栄養成分 ラウリン酸など
別名 ヤシ油
100gあたりのカロリー 約862kcal

ココナッツオイルは、ココヤシの実から抽出される油です。ココナッツの甘い香りが特徴で、涼しい場所で保存すると白く固まるのが特徴です。温めると液体となり、色は透明になります。

ココナッツと聞くと甘いイメージがありますが、甘くなく香りのみです。糖質は含まれていませんがカロリーは高いので、摂取量には注意が必要です。

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ココナッツオイルは妊娠中にオススメ食材!

ココナッツオイルは、妊娠中にオススメの食材です!その理由は、ココナッツオイルが持つラウリン酸には、母乳の質を高める効果便秘解消効果があります。

ラウリン酸が母乳を作る

“ラウリン酸”は元々母乳に含まれる成分なのですが、ココナッツオイルにもこのラウリン酸が含まれています。そのため、ココナッツオイルは母乳の質を高める最高のオイルと言われています◎

便秘解消効果

ラウリン酸は母乳の質を高めるだけではなく、腸内環境を良くして便秘を解消する効果もあります。しかし、 摂りすぎると下痢することがあるので注意 しましょう。

妊娠中はホルモンバランスの関係で、便秘しやすくなります。妊娠中の便秘はなかなか頑固なので、便秘薬を処方してもらう方法もありますが、便秘解消効果のある食事も取り入れるようにしましょう。

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ココナッツオイルに多く含まれる主な栄養素

ココナッツオイルには、ラウリン酸という中鎖脂肪酸が含まれています。これは免疫力を上げたり抗菌作用があるもので、風邪予防に効果があるとされています。また、肌や髪に直接つけることで潤いを補給できるといった使い方もあります。

  • ラウリン酸:ラウリン酸は、抗菌活性を持つ油脂と言われており、現在研究が進められている脂肪酸です。人間の皮膚表面に存在し、肌の乾燥を護りつつ、菌を殺す働きがあるという報告がされている栄養素です。

 

妊娠中でも安全おいしいココナッツオイルのおススメレシピ

妊娠中にココナッツオイルを食べるには、どんなレシピがあるのでしょうか?妊婦さんが安心して食べられるオススメのココナッツオイルレシピをご紹介!栄養たっぷりなので是非お試しください♩

飲み物に混ぜて

ココナッツオイルはドリンクに入れて飲まれています。甘さはありませんが、ほんのりココナッツの香りがして南国テイストに仕上がりますよ◎1杯に対してティースプーン一杯ほどのココナッツオイルを入れてみましょう。ちなみに、妊娠中でも1日1〜2杯であればカフェインを含むコーヒーを飲んでも問題ないとされています◎

スイーツ作りに

バターの代わりにココナッツオイルをクッキーやケーキ作りに活用するのもオススメです。ココナッツオイルに含まれているラウリン酸やビタミンEは、肌のバリア機能を高めてニキビ予防にも効果があります。

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妊娠中に食べたい食材・控えたい食材・食べてはいけない食材60選まとめ

妊娠中にどの食材を食べればよいのか?どの食材を控えれば良いのか?というのは非常に気になるところです。代表的な60食材でまとめました。

妊娠中に積極的に摂りたい食材

妊娠中に積極的に摂りたい食材には、どんなものがあるのでしょうか?その食材が含む、妊娠中に摂りたい栄養素とあわせてチェックしてみましょう!

  • 豚肉 …たんぱく質+ビタミンB群
  • 鶏肉 …たんぱく質
  • 牛肉 …たんぱく質+鉄+亜鉛
  • 青魚 …DHA・EPA
  • 鮭       …たんぱく質+ビタミンB6+ビタミンD
  • ぶり …
  • かつお…
  • 白身魚…たんぱく質
  • 貝類 …鉄+亜鉛
  • 桜エビ…カルシウム
  • 卵  …たんぱく質
  • ブロッコリー…葉酸+カリウム
  • 青菜 …葉酸+鉄+カリウム+カルシウム
  • ヨーグルト …たんぱく質+カルシウム
  • 納豆  …葉酸+ビタミンE
  • 大豆(大豆製品) …たんぱく質+鉄+ビタミンE+カルシウム
  • いちご …葉酸
  • アボカド …ビタミンE+カリウム
  • トウモロコシ …葉酸+ビタミンE
  • グリーンアスパラガス …葉酸
  • 枝豆 …葉酸
  • そら豆 …葉酸
  • トマト …カリウム
  • もずく …ミネラル+食物繊維
  • きのこ …食物繊維+ビタミンD
  • 切り干し大根 …食物繊維
  • もち麦 …食物繊維

妊娠前から必要と言われている葉酸やビタミン類、妊娠中に不足しがちな食物繊維やカルシウムなどのミネラル類を補える食材には、上記のようなものがあります。
これらの食材を妊娠中の食事にバランス良く加えることで、ママの体や胎児の発育に良い効果をもたらします。妊娠中は食べ物の嗜好が変化することもありますが、できる範囲で色々な食材を食べるようにしましょう!

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妊娠中に少量に控えたい食材

妊娠中の食事は栄養素のバランスが大切ですが、中には控えておくべき食べ物がいくつかあります。食中毒リスクや、食べると胎盤を通じて胎児に届き、成長に悪影響を及ぼすものなど様々です。妊娠中に控えたい食材について、確認していきましょう。

食中毒や感染症のリスクのあるもの

  • お刺身
  • 生卵
  • ローストビーフ
  • 生ハム
  • ナチュラルチーズ
  • 肉・魚のパテ

メチル水銀を含むもの

  • 金目鯛:1回80gを週に1度まで
  • メカジキ :1回80gを週に1度まで
  • メバチマグロ:1回80gを週に1度まで
  • 本マグロ:1回80gを週に1度まで
  • エッチュウバイ貝:1回80gを週に1度まで
  • くじら:1回80gを週に1度まで
  • きだい:1回80gを週に2度まで
  • インドマグロ:1回80gを週に2度まで
  • マカジキ:1回80gを週に2度まで
  • くろむつ:1回80gを週に2度まで

ヨウ素・ヒ素を含む食べ物

  • 昆布 :1日1回少量
  • ひじき:小鉢2杯程度を週に2度まで

カフェインを含む飲み物

カフェインを含む主な飲み物と、100mlあたりのカフェイン量は下記となります。

  • コーヒー …約60mg
  • 紅茶        …約30mg
  • 緑茶        …約20mg
  • ほうじ茶 …約20mg
  • ウーロン茶 …約20mg
  • ココア    …約10mg

糖分を多く含むお菓子やジュース

糖分を多く含むお菓子や、甘いジュースなども妊娠中には控えたい食べ物です。甘いものを過剰摂取することで、妊娠前は糖尿病を持っていなくても妊娠期間中に糖尿病を発症することがあり、『妊娠糖尿病』と呼ばれています。
より多くの栄養を胎児に与えようとする体の自然な働きと考えられていますが、妊娠糖尿病になると胎児に合併症が出る危険性があります。

ビタミンAを多く含む食べ物(妊娠初期)

“動物性ビタミンA”を妊娠初期に摂取し過ぎると、胎児の形成異常の原因となると言われています。ビタミンAを多く含む食べ物には、下記のようなものがあります。

  • レバー
  • うなぎ
  • あなご

塩分を多く含む食べ物

妊娠中に塩分を過剰摂取すると、『妊娠高血圧症候群』という病気になることもあります。この病気を発症する確率は、妊婦さん20人に対し1人と言われており、妊娠中の食生活が原因で引き起こされます。
妊娠34週(妊娠9ヶ月)未満で引き起こした場合は重症化リスクが高く、胎児発育不全(赤ちゃんが育たない)・常位胎盤早期剥離(赤ちゃんに酸素が届かない)・胎児機能不全(赤ちゃんの状態悪化)となる可能性があります。酷い場合は胎児の命に関わることもあるので、食事には注意が必要なのです。

妊娠中に食べてはいけない食べもの

  • 生肉(ローストビーフ・ユッケ・馬刺し・お刺身・パテなど)
  • アルコール

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まとめ

この記事をまとめると

  • ココナッツオイルは妊娠中にもオススメの食材!
  • ココナッツオイルに含まれるラウリン酸:母乳の栄養価を高める!
  • ココナッツオイルには便秘解消効果がある!

ココナッツオイルには、母乳の栄養価を高めたり、妊娠中に起こりやすい便秘を解消する効果があります。香りも良く飲み物に入れるだけでも美味しく摂ることができるので、是非ココナッツオイルを使用してみてくださいね。

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