にんにくを食べて頭痛が…これってアレルギー?どんな症状がでる?

にんにくが効いた料理は食欲をそそられますよね。でも、つい食べ過ぎてしまい体調を崩してしまった経験がある方もいると思います。

にんにくは強い匂いからも分かるように、他の野菜とは違い、刺激が強い食材です。今回は、

  • にんにくを食べて頭痛が起こることはある?
  • にんにくを食べ過ぎたときの副作用
  • にんにくのアレルギー症状は?
について解説していきます。

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にんにくを食べて頭痛が起こることはある?

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食べ過ぎによる副作用

にんにくには「アリイン」という独特な匂いの元となる成分が含まれています。

この「アリイン」は食品を切る、潰す、加熱などによって「アリシン」という物質に変化します。この「アリシン」がみなさんが想像するにんにくの匂いのもとなのです。

そのため、にんにくを丸ごと調理するホイル焼きなどでは、あまり匂いを感じないため食べ過ぎてしまうことがあるようです。

匂いがあまりなくても、にんにくを食べているという自覚を忘れないでください。

「アリシン」には血管を拡張する作用があり、にんにくを食べ過ぎると急激に血管が拡張されてしまうので、頭痛を引き起こすことがあります。

アレルギーによる症状

にんにくの成分である「アリシン」ですが、通常少量なら人体には良い影響をもたらします。

例えば、糖の代謝を促し、ビタミンB1と結びつくことで体にエネルギーを長く生み出します。ビタミンB1は疲労回復にはかかせないビタミンで、ビタミンB1が不足していると、疲れやすく、息切れなどの症状が出ることもあります。

特に現代人は外食やファーストフードや加工食品など、栄養の偏った食事をしているため、ビタミン不足になりやすいと言われています。

しかし、まれに「アリシン」にアレルギー反応を示す方がいます。アレルギー症状が出ると、頭痛やめまい、動悸を感じたり、痒みや下痢といった症状を引き起こすことがあり注意しなくてはなりません。

アレルギーは大人でも突然発症することもあるので、にんにくを食べるたびに体調を崩す場合は早めに病院で相談することをお勧めします。

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にんにくを食べ過ぎたときの副作用

吐き気・頭痛・めまい

にんにくに含まれる「アリシン」には血管を拡張する作用があります。適度なら体に良い影響をもたらしますが、大量に摂取してしまうと、めまい・吐き気・頭痛の原因となることがあります。

これはアリシンによる血管拡張作用によるもので、急激に血流が増すと、このような症状を引き起こすことがあり注意しなくてはなりません。

また、アリシンによって胃や食道の粘膜が刺激されると、吐き気を催すことがあります。特に空腹時だと、刺激をダイレクトに受けてしまうので、空腹時のにんにくは避けましょう。

腹痛・下痢・便秘

にんにくの成分である「アリシン」には強い殺菌効果があります。

この「アリシン」大量に摂取した場合、腸内細菌までも殺菌してしまうため、腸内環境が悪くなり腹痛や下痢・便秘といった症状を引き起こします。

また、空腹時ににんにくを食べると胃や腸の粘膜を傷つけてしまうため、胃痛や腹痛の原因となります。にんにくを食べる際は、空腹時を避けるように心がけましょう。

肌荒れ・皮膚炎・口角炎・口内炎

にんにくの成分「アリシン」によって胃や腸の粘膜が傷つくと、身体に必要な栄養が吸収できません。

そのため、にんにくを大量に摂ると栄養が不足し、肌荒れや口内炎など炎症が起きやすくなってしまうのです。また、腸内の善玉菌は人間には作ることが出来ないビタミン類を作ってくれています。

にんにくの成分によって、その善玉菌が殺されてしまうと、栄養不足となって炎症を引き起こされ、肌荒れ、口角炎といった症状となって表れてきます。

貧血

「アリシン」は血液中にも影響を及ぼします。大量に「アリシン」は血液中のヘモグロビンを減少させ、赤血球を破壊します。

赤血球は身体中に酸素を運んでいる大事な細胞です。赤血球が減ると、貧血になり、血圧低下やめまい・嘔吐といった症状が出ることがあります。

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にんにくのアレルギー症状は?

アレルギー

腹痛・嘔吐

空腹時ににんにくを食べてしまうと、刺激が強く腹痛や嘔吐の原因になります。適量なら消化を促進してくれる作用があるので、食べ過ぎには十分注意が必要です。

熱・頭痛・鼻水・咳

にんにくにアレルギーがある場合、熱や頭痛、鼻水・咳といった症状が出ることがあります。身体の免疫機能は「異物」と認識すると身体の外に出そうと攻撃を始めます。

鼻水や咳は、「異物」を外に出そうとする働きの一部です。熱が上がるのも、「異物」を殺そうと体温を上げるためにあらわれる症状です。

もしこのような症状が毎回出る場合はアレルギーを疑いましょう。

かゆみ・蕁麻疹

にんにくの成分「アリシン」ですが、硫黄と結合すると「ジアリルジスルフィド」というアレルゲンに変化します。

この物質に対してアレルギー反応起こると、かゆみや蕁麻疹の原因となる物質が体内で生成されます。これらの物質が脳に伝わると「かゆみ」や「蕁麻疹」を引き起こします。

貧血・めまい

アレルギー反応が起こると、脳は血管を拡張するように命令を出します。急な血管拡張作用がおきると血圧が低下し、めまいを感じることがあります。

また、にんにくの成分によって赤血球やヘモグロビンが破壊されると貧血になります。貧血になると、体に十分や酸素がいきわたらずにめまいや頭痛を引き起こしやすくなってしまいます。

呼吸困難

にんにくの成分に過剰なアレルギー反応が起こると呼吸困難に陥ることがあります。アレルギー反応によって、気道の粘膜が腫れ上がり呼吸がしにくくなっている状態です。

血圧低下や全身に蕁麻疹が出るといいた症状が一緒に起きていたら、アナフィラキシーショックの可能性もあるので、直ちに病院に行きましょう。

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まとめ

ここまで、にんにくを食べたときに起こる体調不良について解説しましたが、どうでしたか?

この記事をまとめると

  • にんにくを食べすぎると頭痛や吐き気など副作用を起こすことがある
  • にんにくを食べ過ぎると腸内細菌が殺されてしまい、腹痛や下痢・便秘になることがある
  • にんにくを食べ過ぎると腸内細菌が殺されてしまい、ビタミンが生成できなくなくなり肌荒れの原因となる
  • にんにくを食べ過ぎると赤血球が破壊され、貧血やめまいの原因となる
  • にんにくに含まれる成分にアレルギー反応が出ることがあり、かゆみや蕁麻疹、呼吸困難などの症状が出たらすぐに病院に行く

にんにくの食べ過ぎは禁物ですが、適量なら疲労回復や、免疫力アップ、冷え症改善効果など嬉しい効果がたくさんあります。にんにくを味方につけて、健康で元気に暮らしましょう