真っ黒な見た目の黒ニンニクを知っていますか?黒ニンニクは生のニンニクと違って強烈なにおいがなく、食べやすいといわれています。ニンニクといえばやはりにおいが気になるものですが、黒ニンニクは実際どうなのでしょうか。食べてもくさくならないと言われていますが、はたして。今回は
- 黒ニンニクを食べるとおならが臭い?
- 黒ニンニクと生にんにくの違い
- 黒ニンニクの味の口コミ
- 黒ニンニクの活用アレンジ
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目次
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黒ニンニクを食べるとおならが臭い?
ニンニクといえばくさいというイメージですが、黒ニンニクはどうなのでしょうか?
そこまで臭くならない
ニンニクといえばにおいが残りやすい食材で、翌日の仕事などを考えてしまうと食べにくかったりもしますよね。
ですが実は黒ニンニクのにおいはあまり気にならない程度のもので、毎日食べやすいという特徴があります。
食べて1時間もすればにおいはほぼ消えてしまい、翌日まで残るということもありません。
黒ニンニクは、生のニンニクを長期間熟成させてできたものです。
長期間熟成させることにより、ニンニク特有のにおいの原因であるイオウ化合物が取り除かれます。
これによって黒ニンニクは、毎日食べても口臭や体臭が気にならないというメリットがあるのです。
他の食べ物や消化不良が原因
おならとは腸内にたまったガスで、これがくさくなる原因は腸内環境によるものです。
腸内環境が整っていないと食べ物をじゅうぶんに分解吸収できなくなり、腸内に溜まってしまいます。
これが時間の経過とともに悪臭を放つのです。
つまり腸内で食べ物が腐ってしまっているというわけですね。
それ以外にも食べ物の種類によってにおいが強くなる場合があります。
肉などのタンパク質を多く摂取すると、腸内の悪玉菌が増殖して食べ物を腐敗させることになります。
こうなるとにおいの強いおならが出やすくなるのです。
ニンニクも適量であれば問題ありませんが、食べすぎると硫化水素やアンモニアが大量発生してにおいの強いガスを発生しやすくなります。
おならのにおいが気になる場合には、まずは腸内環境の改善に努めましょう。
黒ニンニクはむしろ腸内環境を整えてくれる効果がありますので、積極的に摂取するのが望ましいといえます。
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黒ニンニクと生にんにくの違い
黒ニンニクと生のニンニクはどのような違いがあるのでしょうか。見た目や味、成分についてもご紹介します。
味・見た目の違い
その名の通り、黒ニンニクは黒いものです。
なぜ黒くなるのかというと、チョコレートなどと同じくメイラード反応と呼ばれるものだといわれています。
メイラード反応とは、加熱によって糖とアミノ酸などの間で褐色物質の「メラノイジン」ができる反応のこと。
これによって食品が褐色で香ばしい風味になるのです。
生のニンニクを高温・高湿の環境に3~4週間置くことで、このメイラード反応が起こって黒くなります。
そして、熟成されて黒くなると不思議とニンニクが甘くなります。
黒ニンニクを食べた人は「ドライフルーツのよう」などという感想がよく聞かれます。
成分・栄養素の違い
黒ニンニクはじ、熟成させることによって生のニンニクには含まれていない新成分「S-アリルシステイン」が生成されます。
このS-アリルシステインは、サラサラな血液を保ちながら酸化体質を防ぐ効果があるといわれています。
- 酸化による細胞のダメージを抑える
- 血管や肌の酸化を防ぐ
- 代謝を促進し体が温まる
- 寝起きがよくなる
- 認知機能の維持
など、生のニンニクでもじゅうぶんに素晴らしいものなのにさらにその上を行く効果が見込めるのです。
黒ニンニクの抗酸化作用は非常に強力で、生のニンニクのおよそ10倍であるともいわれているほど。
ニンニクのにおいの成分は、アリシンという物質にあります。
これがニンニクのにおいの元なのです。
黒ニンニクの場合は、長期の熟成によってこのアリシンが消えてしまいます。
そのため黒ニンニクはにおいがあまり気にならず、食べても比較的早くにおいが消えるのです。
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黒ニンニクの味の口コミ
黒ニンニクを食べた人の口コミを、インターネット上で探してきました。
「おいしい」意見の口コミ
- おやつのような感覚で食べられる
- 味・食感ともにドライフルーツのよう
- ニンニク独特の風味は残っているが、においは気にならない
- 甘みが強い
- これで健康になれるのなら、問題なく食べられる
「好みではない」意見の口コミ
- あまりにもニンニクのイメージと違って驚いた
- 生のニンニクと違って甘みが強いので料理に使いにくい
- ドライフルーツのようだが、やけに味が濃い
色々見てみましたが、ひとことで「まずい」と言い切るような感想はあまり見当たりませんでした。
ただやはりニンニクとはまったく違うものなので、その違いに驚いて食べにくいと感じる人は一定数いるようですね。
黒ニンニクの活用アレンジ
そんな健康食品である黒ニンニクを、日々の料理に活用してみましょう。
餃子の具にする
いつもの餃子の具に、潰した黒ニンニクを混ぜるだけ。
クセの強い黒ニンニクですが、餃子にしてしまえば普通のニンニクのような感覚で使えます。
料理には甘みも必要なので、黒ニンニクの甘みが活かされますよ。
黒ニンニク入りつくね
つくねのタネに、細かく刻んだ黒ニンニクを混ぜてみましょう。
鶏ひき肉は淡泊な味なので、黒ニンニクを加えることで甘みとコクを引き出すことができます。
黒ニンニクの風味のおかげでタレがほぼいらず、減塩にも繋がりますよ。
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まとめ
この記事をまとめると
- 黒ニンニクは生のニンニクを熟成させたもの
- 生のニンニクと比べてもはるかに高い健康効果が期待できる
- 黒ニンニクは甘みが強く独特のコクがあるため、料理に使えば減塩もできる
ニンニクといえばそもそもとても栄養価の高い食材ですが、それをしのぐ栄養価ということで、黒ニンニクは本当に素晴らしい食材であるといえます。
さらににおいも気にせず食べられるなら、毎日の食生活に取り入れやすいですよね。
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