人参の作り置きの日持ちは?レシピは?人参が腐ったらどうなる?

人参は「指定野菜」といって一年中安定して出荷できるよう生産されている野菜の一つです。いつでも手に入る野菜だからこそ、人参の日持ちがどれくらいなのか気になりませんか?多めに買ったときのために人参の常備菜レシピを知りたい、少しでも長くおいしく食べられるようにするにはどうしたらよいでしょうか?今回は

  • 人参を日持ちさせるにはどうする?
  • 人参の作り置きレシピのポイント
  • 人参が腐るとどうなる?
について紹介をします。

 

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人参の日持ち期間は?

一年中安定生産されている野菜とはいえ、人参の旬は冬です。夏場の高い温度と湿度が苦手です。そして乾燥し過ぎてもまた鮮度が落ちてしまいます。では日持ちの期間はどれくらいで鮮度を保つにはどうしたらよいでしょうか?

日持ち期間

保存をする場所や温度、湿度によって日持ちの期間は変わります。また保存には人参を冷気や空気に直接触れさせない工夫を行なっていないと日持ちはしません。

  • 常温保管:夏場は不向き。冬場は1週間程度。
  • 冷蔵庫 :丸ごとなら2週間程度。切った残りなら3日程度。
  • 冷凍庫 :食べやすい大きさに切ったのち1ヶ月程度が目安。

冷凍庫での保管で気をつける点は、切り残った人参です。切った側面は、乾燥しやすいです。乾燥や鮮度が悪い人参で作り置きを料理しても、せっかくの作り置きのおかずが日持ちしなくなります。

そして冷凍庫保管の場合は、大きさ長さ形状などは用途別に切り分け固ゆでの下処理を行なうと作り置き調理の際、火の通りが早くなり時短になります。

鮮度を保つには?

鮮度を保つための適した温度は、5℃前後になります。常温保管は、冬場とはいえ風通しのよい直射日光が当たらない場所を選びましょう。冷蔵庫に保管をする際には、以下の点を行なうと鮮度を保てます。

  • 葉付き人参なら、葉と切り分けて保存をします。

夏場は葉付き人参は店頭にほぼ並びませんが、腐敗の原因と劣化が進むので切り分けましょう。

  • 丸ごとの人参は、一本、一本ペーパータオルで包みまとめてポリ袋に入れて閉じたら、ヘタを上にして野菜室に入れます。
  • 切り残った人参は、ラップに包み、ジッパー付きポリ袋に入れます。

鮮度を保つために濡れていたら交換をしましょう。(新聞紙よりはペーパータオルの方が濡れているかいないかが気づきやすいです。)

そして、作り置き調理をする際には、鮮度のよい人参を使用しましょう。また以下のポイントを抑えると作り置きを傷まないで最後まで食べきれます。

  • キレイに洗ってある乾燥している保存容器を使用しましょう。
  • 調理後すぐに保存容器に移します。粗熱がとれたら放置せず冷蔵庫にいれましょう。
  • 冷凍をする場合は、必要量に応じて小分けにすると便利です。
  • 合わせる食材や調味料によって日持ちは、多少変わりますが3〜5日以内を目安に食べきりましょう。

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人参の作り置きレシピ

作り置き調理のポイントは、①調理前に下茹でしておけばアクを出し青臭さが和らぎます。②油を使用すると油に溶けやすい人参の栄養素βカロテンを引き出せます。また油が人参をコーティングして青臭さが気にならなくなります

きんぴら

材料

  • 人参、ごま油、いりごま、合わせ調味料(しょう油、みりん、砂糖=2:1:1)
作り方レシピ
  1. 人参を千切りにします。
  2. フライパンにごま油を入れ、①を炒めます。フタをして弱火にかけ5分程したら合わせ調味料を加え全体に混ぜ合わせ煮詰めます。
  3. ②にいりごまを散らして完成です。

汁気は、傷みの原因になるので、煮汁はできるだけ煮詰めましょう。

マリネ

材料

人参、乾燥パセリ、合わせ調味料(オリーブオイル、しょう油、酢、砂糖=1:1:1:0.3)コショウ

作り方レシピ
  1. 人参を細切りにし、耐熱容器に入れます。少量の水を加えふんわりラップをし、1分30秒〜2分(600w)電子レンジ加熱をします。
  2. ①に合わせ調味料をよく混ぜ、コショウで味を整えます。乾燥パセリを振りかけたら完成です。

ナムル

材料

  • 人参、すりごま、白ごま、合わせ調味料(ごま油、にんにくすりおろし:しお=2:0.3:0.3、コショウ少々)
作り方レシピ
  1. 人参を千切りにし、耐熱容器に入れます。少量の水を加えふんわりラップをし、2分〜3分(600w)電子レンジ加熱をします。
  2. ①に合わせ調味料をよく混ぜ、すりごまを加えさらに混ぜ合わせます。白ごまを振りかけたら完成です。

人参が腐ったらどうなる?

人参は、収穫後も店頭に並んでいる間も冷蔵庫に丸ごと保存をされている時も呼吸をしています。鮮度を保つ工夫をされないままの無防備な状態だと腐敗をします。そうなると見た目や味、臭いなどどうなるのでしょう!

見た目

一週間以上放置するとヘタに葉が生えてきたり、表面のオレンジがくすんだ色に変化します。ツヤがなくなり温度変化が原因で黒いシミがでてきます。さらに水分が抜けて皴しわになり柔らかくなります。

ここまで見た目が変化していたら、腐敗がすすんでいます。そしてぬめりが出たら、中身も腐っています。

表面のくすんだ色に変化した状態なら、皮むき取り除けば食べることはできます。ただ味は、青臭さがたち風味がは感じられません。

臭い

酸っぱい臭いがしたら、もうすでに腐敗しています。廃棄をしましょう。

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まとめ

以上になります。いかがでしょうか。

この記事をまとめると

  • 人参は、鮮度を保つための適した温度は5℃前後で保存をする場所や温度、湿度によって日持ちの期間は変わります
  • 人参の作り置きレシピのポイントは、人参の特有の青臭さを取り除くには、調理前に下茹でと油で人参をコーティングします
  • また油を使用すると人参の栄養素βカロテンを引き出せます
  • 人参が腐ると見た目は、ツヤがなくなり温度変化が原因で黒いシミがでて水分が抜けて皴しわになり柔らかくなります
  • 味は、青臭さがたち風味がはなく、酸っぱい臭いもしてきます

栄養が豊富な人参を上手に摂り入れて毎日を健康に過ごしたいですね!

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