栄養満点のにんじん。実は食べ方にコツがあることをご存知でしょうか?今回は
- にんじんの生食について
- にんじんを食べ過ぎるとどうなる
- にんじんを生で食べるレシピ
について解説していきます。
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目次
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にんじんの生食は栄養を損なう?
野菜スティックなどにんじんを生で食べる機会はあると思います。しかし加熱するのとしないのとではどんな差が生まれるのでしょうか?まずはにんじんの栄養価からみていきます。
にんじんの栄養
にんじんを生で食べることは身体にとって害ではありません。生の人にんじんには100gあたり8600㎍ものカロテンが含まれています。βカロテンは体内でビタミンAに変換されます。
生食はビタミンCを損なう
しかし生で食べるときは注意する点があります。それはにんじんに含まれているアスコルビナーゼという酵素がビタミンCを破壊してしまうこと。それだけでなくサラダなどで他の野菜と一緒に摂取するときに、栄養の吸収を阻害してしまう恐れがあります。
生食でも栄養を損なわない食べ方
にんじんは酢や柑橘などの「酸」を合わせて一緒に摂取することで、ビタミンCの破壊を予防することが可能です。ドレッシングや酢の入ったマヨネーズなどを活用すると良いかもしれません。
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にんじんを食べ過ぎると死亡する?
インターネットで調べると、「にんじんを食べ過ぎると死亡する」という書き込みを見ることも。危険性はないのでしょうか?
食べ過ぎは一日何本?
にんじんは1日1本分までが適量と言われています。美味しいからといって食過ぎてべてしまうと、身体に弊害が訪れます。
食べ過ぎによる症状
食物繊維が豊富なことから、にんじんの食べ過ぎは消化不良を起こすことにつながります。このほかにもニンジンを食べ過ぎると、βカロテンの過剰摂取が原因でめまいなどの症状が現れます。
また妊娠初期にビタミンAを過剰摂取すると胎児の器官形成の異常が起こりやすくなります。特にビタミンAの不足は胎児の発達不足になってしまう一方で、過剰摂取に関しては稀にビタミンA中毒症による死亡例も確認されています。
食べ過ぎてしまったら?
食べ過ぎによる消化不良やめまいが起こったら、まずはゆっくり休んで休息をとりましょう。脂っこい食べ物や刺激のある食物は控え、豆腐や柔らかいうどんなど消化のいい食べ物を食べるようにしましょう。下痢が起こった場合は脱水症状にならないよう、水分を十分とるように心がけましょう。
適切な摂取量なら様々な健康効果
ニンジンにはビタミンAが多く含まれています。ビタミンAは身体の抵抗力を上げて、風邪やインフルエンザにかかりにくい作用も。また抗がん作用のある栄養素ファルカリノールも含まれています。にんじんは栄養豊富な野菜ですが、適量を摂取することで健康効果があがります。
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にんじんを生で食べるレシピ
にんじんは生でも美味しく食べられます。ここからは火を使わずに食べられるにんじんの調理法についてご紹介します。
にんじんスティックのマヨネーズ和え
材料
- にんじん 1/2本
- マヨネーズ 大さじ3
- 砂糖 大さじ1/2
- みそ 大さじ1
作り方
- にんじんを1cm角くらいのスティック状になるように切ります。
- ボウルにマヨネーズと砂糖、味噌を入れてしっかり混ぜ合わせます。
- 器やグラスに野菜を盛り、2.をつけて食べる。
にんじんの千切りサラダ
材料
- にんじん 1本
- 酢 大さじ3
- オリーブオイル 大さじ1
- 黒砂糖 小さじ1
- 塩 少々
- 黒胡椒 少々
作り方
- にんじんを約5cmほど短冊切りにした後、さらに細切りにします。
- 酢、オリーブオイル、黒砂糖、塩、黒胡椒の調味料を混ぜ合わせます。
- ニンジンの千切りに調味料を全体てきにかけて混ぜ合わせたら完成です。数時間置くことでよく味が馴染みます。
にんじんのナムル
材料
- にんじん 大1本
- ごま油 大さじ1
- いりごま 大さじ1/2
- 顆粒鶏がらスープのもと 小さじ1
- 醤油 小さじ1/2
- にんにくチューブ 2cm
- 塩 ひとつまみ
作り方
- にんじんは約5cmほど短冊切りにした後、細切りにします。
- にんじんを耐熱容器に入れてふんわりラップをかぶせ、600wの電子レンジで約3分ほど加熱します。
- レンジで加熱後、にんじんが熱いうちに顆粒鶏がらスープのもと、醤油、にんにくチューブ、塩を混ぜ入れます。
- 3.にごま油大さじ1を入れてかき混ぜ、ごまをふりかけたらできあがりです。
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まとめ
この記事をまとめると
- にんじんは生で食べる場合、栄養を損なうことも
- にんじんは生で食べる場合、酢やドレッシングなどと合わせて食べると良い
- 食べ過ぎは消化不良を引き起こす
- ひどいときはめまいなどの症状も
- 特に妊婦さんは過剰摂取に注意を
いかがでしたか? にんじんは生でそのまま食べるよりも一手間かけることで栄養となって身体に吸収されます。ぜひ毎日の食事に取り入れてみてくださいね。
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