煮干しは生で食べる事ができる?そのまま食べる時の栄養効果は?

カタクチイワシを乾燥させた食べ物「煮干し」。あなたは煮干しを普段どのようにして食べているでしょうか?今回は、煮干しって生で食べられるのか?ということを中心に、以下のような内容で記事をまとめていきます。

  • 煮干しは生で食べることが出来るのか?
  • 煮干しに含まれる栄養素って?
  • 煮干しの効果的な摂取方法を解説

こんな内容になっています。記事をしっかりと読み込んで頂き、煮干しを上手に食べる方法を学んでしまいましょう。

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煮干しは生で食べる事ができる?

結論から言うと煮干しは生で食べることが出来ます。ただし、少しだけ気を付けておきたいことがあるのでまとめておきましょう。

生で食べれる煮干しは?

基本的にスーパーで普通に売られている煮干しは、生で食べても大丈夫です。きちんとした品質管理を行い、雑菌が繁殖しないように綺麗に扱われているので、スーパーで販売されている煮干しはパックを開けてそのまま食べても問題ないでしょう。

もし、生で食べると魚臭いのが気になるのであれば、フライパンで数分間加熱すると臭みが取れて味がおいしくなります。

 ★食中毒の可能性は?

実は煮干しは「保存状態が悪いと食中毒になる」可能性があります。原因は以下の通り。

  • 必須アミノ酸がヒスタミンに変わるため
  • カビが生えてカビ毒が発生するため
  • O157などの食中毒菌が発生するため

煮干しを含む乾物は完全に水分が飛んでいるので、食中毒にはなりにくいとされていますが、封を開けて劣悪な環境で保存していた場合には食中毒の原因菌が発生することも多いです。特に、必須アミノ酸が含まれる煮干しなどは、体に有害なヒスタミンが発生して食中毒になる危険性があります。

開封後は出来るだけ早く食べきってしまった方がいいでしょう。ちなみに、加熱をしても食中毒の原因菌が消えることはありません。

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煮干しの栄養素は?

生でそのまま食べられる煮干しですが、一体どんな栄養素が含まれているのでしょうか?いくつかご紹介しておきます。

たんぱく質

実は煮干しの殆どの部分は「良質なたんぱく質」で出来ています。たんぱく質は人間の細胞を作るのに欠かせない栄養素です。また、筋肉組織を作る際に使われる栄養素なので、筋力をつけて脂肪を燃焼させたい人には、煮干しは非常にいい食べ物だと言えるでしょう。

おまけにカロリーは低いのでダイエット中の間食などに活用するのもおすすめです。

カルシウム

煮干しには多くのカルシウムが含まれています。煮干しの原材料はカタクチイワシです。煮干しとして食べると、カタクチイワシの中骨まで全て食べきることが出来ます。なので、骨粗しょう症を予防したい方や育ち盛りのお子様には煮干しはぴったりの食べ物だと言えるでしょう。

煮干しには多くの鉄分が含まれています。鉄分は貧血を予防したりする効果が期待できます。特に女性は月経などで鉄分が失われやすいため、煮干しを小まめに食べ続けると体に非常にいいでしょう。

ビタミンD

煮干しには「ビタミンD」も多く含まれています。ビタミンDは「日光を浴びること」で体内で自動生成されますが、1日の必要量に満たないことも多いです。そういう場合は、煮干しを定期的に食べて、ビタミンDが体の中に不足しないようにしましょう。

DHA・EPA

煮干しにはDHAやEPAなどの不飽和脂肪酸も多く含まれています。DHAやEPAは血中の悪玉コレステロールを下げる効果があります。コレステロール値が改善されると肥満や生活習慣病の改善に役立つので、生活習慣病が気になる方は、積極的に煮干しを食べましょう。

タウリン

煮干しには「タウリン」も多く含まれています。タウリンは肝機能の働きをサポートし、疲労回復を手伝ってくれる効果があります。なので、最近疲れやすいという方にも煮干しはおすすめなのです。栄養ドリンクの代わりに煮干しを食べてみてはいかがでしょうか?

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煮干しの効果的な食べ方は?

生で食べる時に、煮干しはどうやって食べるといいのでしょうか?量はどれくらいが適切なのでしょうか?

1日の摂取量は?

煮干しは「1日に30g食べるとかなり効果がある」とされています。30gとは「煮干し44本」程度です。44本と聞くと、かなりの量なのでさすがにこれだけの量を毎日食べられる方は少ないと思われます。

ですが、出来るだけ多く食べる習慣を持つことで、前述したような栄養素を取り入れやすいです。頑張って30gに近い量を食べ続けてみましょう。

どれくらいの頻度で食べていい?

煮干しは基本的に毎日食べてもいい物です。ただ、煮干しには多くの塩分も含まれるので、高血圧の方などは、量に注意しながら食べ続けてみましょう。

何歳から食べれる?

煮干しは離乳食が終わったころのお子様でも十分に食べさせることが可能です。ただ、煮干し自体が硬いので、粉末にするなどして食べやすい形状で食べさせましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は煮干しは生で食べられるのか?ということを詳しく解説してきました。最後に記事内容を簡単にまとめたので振り返っておきましょう。

この記事をまとめると

  • 煮干しは生で食べることが可能
  • 煮干しは保存状態が悪いと食中毒になる

こんな感じの内容になっていました。スーパーで販売されている煮干しを生で食べると、非常にいい健康効果が期待できます。あなたも早速購入して食べ続けてみられてはいかがでしょうか?

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