寝る前のコーヒーは太る?飲んでしまったけど大丈夫?飲んでから寝る効果とは?

皆さんはコーヒーはお好きですか?コーヒーはコーヒー豆のとても落ち着く香りや、コーヒー自体のおいしさを持ちながら、飲むことで集中力が高まったり頭がスッキリしたりなど様々な効果が期待できる素晴らしい飲み物ですよね。毎日4~5杯くらい飲む人もいるのではないでしょうか。

そんなコーヒーですが、コーヒーの愛飲者の中には「寝る前」にコーヒーを飲む人もいるのだそうです。寝る前にコーヒーなんて飲んだら眠れなくなってしまうのではないの?と思う方も多いと思いますが、実はコーヒーを飲むことで得られるメリットもたくさんあるのです。

今回の記事では寝る前にコーヒーを飲むことで得られるメリットや、飲む際の注意点について紹介していきたいと思います。

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寝る前にコーヒーを飲んではいけないイメージがあるけれど・・・

寝る前のコーヒーと言うとカフェインが睡眠を妨げてしまうイメージがありますよね。ではまずカフェインの作用についておさらいしていきましょう。

カフェインの作用が睡眠を妨げる可能性がある

カフェインは皆さんもご存知の通り睡眠を妨げてしまう可能性が高い成分です。カフェインが体に入ることで体を興奮させる神経を優位にさせます。そうすると脳が勘違いを起こし活動する時間だと思い込んでしまう為、眠れなくなってしまうのです。

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カフェインの覚醒作用

カフェインの代表的な作用とも言われているのは「脳を覚醒させる作用」ですよね。コーヒーなどのカフェインを含む飲み物を飲むと脳内にある眠りを誘う受容体である「アデノシン受容体」とカフェインが結合して、アデノシンの働きを抑えることで脳を覚醒させると言われています。

この覚醒作用は使い方によっては非常に効果的なのですが、脳を休める必要がある時間にカフェインを積極的に摂取してしまうと逆効果になる危険性があります。

カフェインの利尿作用

カフェインにはその他にも利尿作用があります。カフェインは一時的に血圧を上昇させる傾向にあります。そうすると身体は血圧を下げるために尿の量を増やして血液の中から余分な水分を減らそうとしてしまうので、トイレが近くなってしまうのです。

結果的にカフェインを飲むことで血圧が下がると言うメリットもあるのですが、睡眠中にこの利尿作用が働いてしまうと、寝ている間にトイレに起こされてしまって睡眠の質が下がってしまうことになります。

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寝る前にコーヒーを飲むのはむしろオススメ!?

ここまでコーヒーに含まれるカフェインが寝る前に向かない成分だということを説明してきました。カフェインの作用を調べれば調べるほど、寝る前に飲んではいけないのでは?と思ってしまいがちですが、コーヒーを上手に利用することで以下の様なメリットを受け取ることができるのです。

寝起きが良くなる

コーヒーにはカフェインの他にもポリフェノールの一種であるクロロゲン酸という成分が含まれています。このクロロゲン酸は寝つきを良くする効果があるのです。 クロロゲン酸の作用によって入眠までの時間が短縮され、睡眠の時間を長くとることができます。

入眠までの時間が短くなったとしてもカフェインによって起こされてしまうのではないの?という疑問を持つ方もいるかもしれませんが、カフェインは完全にリラックスした体には強い効果を発揮できないという性質があるため、効果がはっきり出る前に眠ってしまえば特に大きな問題は起こさないと言われています。

逆に寝る前にカフェインを摂取しておくことで覚醒までの流れをスムーズにしてくれます。朝起きたい時にカフェインが働くとスッキリ起きれるようになるので、寝起きが良くなる効果があると言えるでしょう。

ダイエット効果が得られる

カフェインには血管を広げて代謝を向上させる効果もありダイエット効果が期待できます。さらにクロロゲン酸も血糖値を抑えてくれ、インスリンが過剰に分泌されるのを抑えることで、体に余ったエネルギーが脂肪に変わるのを防いでくれます。

寝ている間にも基礎代謝というものが働き、体の脂肪を燃焼してくれるのですがコーヒーを飲むことでその基礎代謝をさらに向上させることができますので痩せやすい体になるということです。

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疲労感の軽減

カフェインは眠れなくなる作用があるのですが、他にもドーパミンと呼ばれる神経伝達物質を活性化させる働きがあります。ドーパミンはやる気を出したり疲労を回復させる働きがあるもので、寝ている間の疲労回復をサポートしてくれるといわれています。

リラックス効果が入眠をスムーズに

コーヒーには直接飲むだけではなく「香り」にも素晴らしい効果があります。コーヒーの香りにはピラジンという成分が含まれており、このピラジンを嗅ぐことによって脳内のリラックスした波形であるα派が活性化すると言われているのです。

何か悩み事があって眠れなかったり、強いストレスによってなかなか寝付けない時などはコーヒーの香りで癒されてから床に入ると入眠しやすいという研究結果があるのです。

特にこのピラジンはグアマテラヤブルーマウンテンというコーヒー豆の種類に多く含まれているので、リラックス効果を得たいならこちらの豆を選びましょう。 

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寝る前にコーヒーを飲むなら注意が必要!

ここまで寝る前にコーヒーを飲むことで得られるメリットがたくさんあることを紹介してきました。このコーヒーによるメリットを得るためには「適切な方法で飲む」というのがポイントになってきます。次の項目では寝る前にコーヒーを飲むときのポイントについて紹介していきます。

寝る前コーヒーの飲み方

〇ホットコーヒーにしよう

寝る前にコーヒーを飲む時はアイスコーヒーではなくホットコーヒーで飲むようにしましょう。アイスコーヒーで飲んでしまうと体が冷えてしまい入眠までの時間が長くなってしまう傾向にあります。さらに体が冷えると利尿作用も強く働き、トイレが近くなり細切れの睡眠になってしまうので注意しましょう。

ホットコーヒーにすることで香りも強く立つため、ピラジンによるリラックス効果も高めることができます。

〇ゆっくり飲もう

寝る前にコーヒーを飲むなら、焦って飲まずにゆっくり香りを楽しみながら飲むのがオススメです。大体20~30分くらいかけて飲むようにするとよいでしょう。スマホやテレビからの情報を入れずに、アナログな本や雑誌を読みながらコーヒーを飲んでリラックスする時間を設けることで、普段よりずっと眠りに入りやすくなるはずです。

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〇たっぷりのミルクと割る事

寝る前にコーヒーを飲むにあたってとても重要なポイントは「ブラックコーヒーではなくミルクコーヒーにすること」です。ミルクにはトリプトファンと呼ばれる睡眠の質を高めてくれる成分が含まれています。さらにミルクに含まれるカルシウムには脳の興奮を抑える働きがあるので、コーヒーのデメリットとなる部分だけを抑えてくれます。

そうすることによってコーヒーを飲むことで得られるメリットを実感しやすくなるでしょう。

〇寝る30分前に飲むこと

コーヒーに含まれるカフェインには飲んでから30分後に効果を発揮するという特性があります。そのためコーヒーを飲んでからは30分以内に睡眠に入るのがおすすめです。

 寝たい時間帯を逆算して計算しながらコーヒーを飲まなければいけないのは少し大変ですが、そこまでキッチリと時間を合わせなくともコーヒーを飲んだら何もせずに床につくというようにすれば良いでしょう。

これはやってはいけない!

寝る前にコーヒーを飲む時の注意点なのですが、沢山のコーヒーを飲んだり、ブラックコーヒーで飲んでしまうと睡眠の質を下げてしまう可能性になるので注意しましょう。

寝る前のコーヒーは「100㎖まで(約コップ半分)」にしておくことが大事です。コーヒー100㎖にミルクを入れてコップ1杯を作るのが一番良いでしょう。 

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まとめ

いかがでしたでしょうか?寝る前にコーヒーを飲むという、今までは考えられなかった事ですがコーヒーの素晴らしいメリットを使えばより私達の健康をサポートしてくれる習慣になるでしょう。量や飲み方さえ注意すれば簡単に出来ますので是非一度試しにやってみてください。もしカフェインの影響が気になるのであればカフェインレスのコーヒーでやってみると良いでしょう。

この記事をまとめると

  • カフェインには脳を覚醒させる効果や利尿作用があるので睡眠前に飲むのは向かないと言われていた
  • 飲み方や量さえ気をつければ寝る前にコーヒーを飲むことが可能!
  • しかも寝る前にコーヒーを飲むと様々なメリットが期待できる!
  • 寝る前のコーヒーは必ず牛乳を入れてのもう!
  • コーヒーを飲んだら30分以内に床に着くようにしよう

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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