寝る前に赤ワインを飲むのは体に良い?悪い?気を付けるべき飲み方のポイント

皆さんが寝る前に赤ワインを飲むと長生きできるというような噂を聞いたことはありませんか?赤ワインにはポリフェノールと呼ばれる素晴らしい栄養素が豊富に含まれています。ですが飲み方に気を付けないと健康を害してしまったり、睡眠の質を下げてしまう可能性のある飲み物でもあるのです。

今回の記事では寝る前に赤ワインを飲むメリットとデメリットについて紹介し、最後には正しい飲み方について紹介していきます。

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ワインを寝る前に飲むメリットとは

では最初にワインを睡眠前に飲むメリットを紹介していきます。

心身をリラックスさせてくれる効果がある

まずワインに含まれる香りには高いリラックス効果があるということが分かっています。ワインの香りが好きという方も多いのではないでしょうか。好きになるということは、その香りに落ち着きや安心感を感じているということでもあると思いますので、香りを楽しんで飲むことで夜のリラックスタイムを充実させることができます。

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体を温めてくれる

ワインには脂肪を燃焼させるポリフェノールが豊富に含まれていて、ワインを飲むことで体の中に蓄えられた脂肪を燃焼させ熱を産生します。寝る前に体温を上げておくというのはとても重要なことで、私たちの体は体温が下がる幅が多ければ多いほど眠気が出てくるという特性を持っています。

寝る前にしっかり湯船につかろうというのは、事前に体温を上げておき下がる幅を大きくすることで眠くなるようにしようと言う手段の一つなのです。ワインを飲むことで体温が上がるので、床についた時に体温が下がる幅が増えます。そうすると入眠までの時間がスムーズになり、睡眠の質が上がるということなのです。

活性酸素を除去してくれる

これは寝る前とあまり関係がないのですが、ワインの最も優秀な栄養素であるポリフェノールは私たちの体に発生する有害物質である「活性酸素」の効果を無力化してくれる作用があります。

活性酸素は全身の細胞を傷つけたり、神経を鈍らせたり、しみやしわの原因になったりなど私たちの体を老化させる作用があります。

ワインに含まれるポリフェノールは強い抗酸化作用を持ちますので、活性酸素の除去に大変役立ちます。ヨーロッパの長寿の女性が毎日赤ワインを飲んでいたというニュースが流れてから、赤ワインを毎晩飲む人が増えたと言います。

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ワインを寝る前に飲むデメリットとは

ここまではワインを寝る前に飲むメリットを紹介してきましたが、メリットの裏にはデメリットもあるということで、次はワインを寝る前に飲むデメリットについて紹介していきます。

アルコールが睡眠の質を下げる

皆さんご存知の通りワインにはアルコールがたくさん含まれています。しかもビールや焼酎などに比べて赤ワインのアルコール濃度はかなり高いです。

寝る前に赤ワインを飲むことで、アルコールを摂取することになりますがアルコールには利尿作用があったり、深い睡眠の時間を短縮してしまうというデメリットがあります。

寝る前に赤ワインをたくさん飲んでしまうと赤ワインのメリットを受け取るよりも、睡眠の質を下げてしまうデメリットの方が強く出てしまう可能性がありますので注意が必要です。

肝臓を酷使してしまう

睡眠の質を下げるだけではなくアルコールは、分解するときに肝臓に負担がかかります。肝臓は本来休みなく様々な働きをして私たちの体を支えてくれている臓器です。寝ている間にも体に必要な栄養素を作り出してくれたり、有害な物質を分解してくれています。

アルコールは私たちの体にとって有害な物質として働きますので、肝臓が解毒をするために必死に働きます。毎晩のようにアルコールを摂取するとなると肝臓が休めなくなり、肝臓の機能が低下してしまう恐れがあります。

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赤ワインを寝る前に飲むためのポイントとは

ここまでワインを寝る前に飲むメリットとデメリットについて紹介してきましたが、赤ワインのメリットだけを受け取るためのポイントを次は紹介していきます。

就寝の3時間前までに飲もう

ここまで説明してきた通りアルコールが強く働いてしまうと体に悪い影響を与えてしまいますので、アルコールの効力が抜けてきたタイミングで睡眠に入るということが必要になってきます。

アルコールが直接作用する時間は3時間程度といわれていますので、ワインを飲んでから3時間くらい時間置いてから眠るようにすると良いですね。

3時間も待てない場合

3時間前までに飲むなら寝る前じゃないじゃないか、と感じる人もいると思います。しかしそれ以下になってしまうとやはりアルコールの悪い影響を受けてしまうので、なるべく時間は空けた方が良いと思います。

もし寝る前に飲みたいのであれば「ホットワインにしてアルコールを少し飛ばしてから飲む方法」がおすすめです。

ホットワインにする場合はシナモンや八角、クローブなどのスパイスを入れて香り付きするとより美味しく飲むことができますよ!レモンやはちみつを加えて味を調えてもOKです。

ぶどうジュースでも同じ効果が得られる

寝る前に飲むのであれば赤ワインではなくぶどうジュースにするのもおすすめです。ぶどうジュースもワインと同じような成分を含みますので寝る前に飲んでもアルコールの影響を受けることはありませんし、アルコールが苦手な人でもメリットを受けることができるのが良い点ですね。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?不眠を治したい方が赤ワインにだけ頼るのは少々危険であることがわかりましたね。赤ワインはポイントを押さえて飲むことで高い健康効果を期待出来るポテンシャルを持つ飲み物です。食品の特性をしっかり理解して安全に飲むようにしましょう。

この記事をまとめると

  • 赤ワインは高いリラックス効果や睡眠の質を高めてくれる作用がある
  • 寝る直前に飲んでしまうとアルコールが作用して逆効果になる可能性も
  • 赤ワインを寝る前に飲むなら3時間前にしよう
  • ホットワインにしてアルコールを飛ばせば寝る直前に飲んでもOK
  • ぶどうジュースでも同じ効果が得られる

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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