ねばりっこの特徴・旬の時期まとめ|粘りが強い鳥取生まれのナガイモ系山芋

粘り気が最大の特徴の山芋は栄養豊富なことから漢方薬にも使用されるほどで、滋養強壮・消化促進など疲れた体を元気にしてくれる食材の1つです。その中でも山芋の1つである長芋は全国的に流通しており身近な野菜ですが、その他の山芋の品種に比べて粘り気が強くないですよね。

今回は、鳥取県にてバイオテクノロジー技術を活かして誕生した「ねばりっこ」について詳しく見ていきます。ねばりっこは長芋の様に取り扱いやすい形状なのに折れにくく粘り気も強いため、鳥取・砂丘地を中心に特産品にもなっており、年々注目度が高まっている人気の山芋ですよ。

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ねばりっこってどんなやまいも?

 読み方  ねばりっこ
 旬の時期  10月上旬~12月下旬
 主な生産地  鳥取県北栄町
 種類  砂丘ながいもとイチョウ芋を掛け合わせた品種

読み方 

ねばりっこと読みます。その名の通り、粘り気が強いのが特徴です。ねばりっこは鳥取県の園芸試験場で1990年に、バイオテクノロジー技術を活かして開発・育成された新品種です。鳥取・砂丘地の特産品で高級食材としても人気な「砂丘ながいも」と粘り気の強いイチョウ芋を交配させて育成されました。

現在は、「砂丘ながいも」「ねばりっこ」共に鳥取・砂丘地の特産品として知られています。

特徴(サイズ、味、形状など)

ねばりっこは、鳥取・砂丘地の特産品「砂丘ながいも」に比べて2~3割程度小ぶりで短い・果肉が折れにくい・肉質が緻密・粘り気が強い・アクが少ないなどの特徴があります。たんぱく質・炭水化物は、砂丘ながいもの約2倍も含まれ、その他に鉄分・ミネラル類・ビタミンB1・食物繊維などの栄養素をバランス良く豊富に含んでいます。

特にすりおろすとねばりっこの素材の強い甘みを感じられ、調理料要らずで美味しく頂く事ができます。

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ねばりっこの旬の時期と主な生産地 

ここからは、ねばりっこの旬の時期と主な生産地について詳しく見ていきます。ねばりっこは、柔らかな砂丘地で砂丘ながいもと共に伸び伸びと生育する山芋です。一般的な山芋同様に栄養素は豊富な上に、様々な調理法で頂くことのできる万能野菜です。

旬の時期はいつ?

ねばりっこの旬は10月上旬~12月下旬です。しかし需要の高さなどから出荷時期は通年行われているため、季節を問わず購入したい時に手に入れることは可能です。

ねばりっこを長期で保存したい際は、新聞紙などで包み湿気の少ない冷暗所などで保管することで、約1~2ヶ月の保管が可能です。芽が出ている場合も、毒ではありませんので取り除くと美味しく頂けますよ。

主な生産地はどこ?

ねばりっこは、鳥取県・北栄町で主に生産されています。ねばりっこは鳥取県内でのみ栽培されている限定野菜で、砂丘地の特性を活かした早掘栽培がなされています。ねばりっこの種苗は、鳥取ながいも生産部員のみに限定して供給が行われているため、鳥取県外への種苗の増殖や販売は行われていません。

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ねばりっこの価格相場ってどのくらい?  

ここからは、ねばりっこの価格相場について詳しく見ていきます。ねばりっこは徹底した種苗の管理などから栽培地域が鳥取県内のみの山芋ですが、北栄町ながいもチャレンジプランを策定し加工食品・ブランドPR販売などが行われています。 需要の高まりなどから、現在では通年で出荷されています。

スーパーだと  

ねばりっこは、関東・信州・関西・中国・九州地方に出荷されており、スーパーでも野菜コーナー・鳥取物産展・特設ブースなどで見かけられる可能性はあります。500gあたり約500円前後で販売されているようです。長芋に比べて少々高値ですが、粘り気の強さと味わいの良さから高い人気があります。

ネット通販だと

ねばりっこは、ネット通販でも簡単に購入可能です。全農とっとり・特産野菜専門ショップ・鳥取県食のみやこなどで販売されています。また鳥取県・北栄町にある道の駅・農家さん直売所・地元の八百屋やスーパーでも簡単に購入できます。約1.8kgあたり3000円程度で販売されているので、是非一度食べてみてくださいね。

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おすすめの食べ方

ねばりっこは従来の長芋に比べて粘り気が強い品種ですので、粘り気を活かした食べ方をおススメします。是非、簡単に調理できますのでご自宅でお試しくださいね。

ねばりっこチップス

ねばりっこを丁寧に下処理した後、厚さ1.5~2mm程度に薄き切りし180℃の油でカリッと素揚げするだけと簡単なねばりっこチップスは、お子様の大好きな味・お酒のおつまみにも最高の一品です。揚げたてのねばりっこチップスに塩や七味などを少しかけて頂きます。

ねばりっこチップスは商品化もされており、鳥取物産展・砂丘地周辺の道の駅などでも見かけることができます。米油で揚げた塩味の健康的なおやつにぴったりですよ。こちらも是非、一度ご賞味くださいね。

とろろ(とろろを使った色々レシピ)

ねばりっこの特徴を最大に活かした麦とろ飯は、ねばりっこの粘り気の強さと風味をそのまま楽しむことができますよ。

またねばりっこのとろろを使ったお好み焼き・和風チヂミ・ねばりっこのとろろ焼きなども、ヘルシーで栄養豊富な上にフワフワとした食感を楽しめおススメです。小麦粉などの粉物の代わりに出汁などでのばしたねばりっこのとろろを使ってみてくださいね。

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まとめ

ここまで、ねばりっこについて詳しく見ていきました。ねばりっこは鳥取・砂丘地の特産品で高級食材の「砂丘ながいも」と「イチョウ芋」を掛け合わせた品種で、鳥取県の園芸試験場でバイオテクノロジー技術を活かして1990年に登場しました。

現在では、「砂丘ながいも」「ねばりっこ」共に鳥取・砂丘地の特産品として知られています。大きさは「砂丘ながいも」に比べて2~3割程度小ぶりで短く、果肉が折れにくい・肉質が緻密・粘り気が強い・アクが少ないなどの特徴です。

たんぱく質・炭水化物は、砂丘ながいもの約2倍も含まれ、その他に鉄分・ミネラル類・ビタミンB1・食物繊維などの栄養素をバランス良く豊富に含んでいます。旬は10月上旬~12月下旬ですが出荷は通年行われているため、季節を問わず手に入れることは可能です。

主に鳥取県・北栄町で生産されており、鳥取県内でのみ栽培されている限定野菜で、ねばりっこの種苗は限定して供給が行われているため鳥取県外への種苗の増殖や販売は行われていません。北栄町ながいもチャレンジプランが策定されており加工食品・ブランドPR販売などが行われています。

ねばりっこは500gあたり約500円~で、関東・信州・関西・中国・九州地方のスーパー・鳥取物産展・鳥取県北栄町にある道の駅・農家さん直売所・地元の八百屋やスーパーなどの店頭や、全農とっとり・特産野菜専門ショップ・鳥取県食のみやこなどのネット通販で購入可能です。

ねばりっこは従来の長芋に比べて、粘り気が強く旨みが強いので是非食べてみてくださいね。とろろにして麦とろ飯に、お好み焼き・山芋焼き・チヂミなどの粉物料理の粉物の代わりにねばりっこを使うと、フワフワとした食感が美味しいですよ。

ねばりっこを素揚げしたねばりっこチップスはサクサクとした食感が癖になり、お子さん・おつまみにもぴったりの一品です。栄養豊富なねばりっこを、是非一度ご家庭でお楽しみくださいね。

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