煮干しをそのまま食べるのはOK?1日どれくらい?栄養素や効果・効能

皆さんはお魚といえばどのような食べ方がお好きですか?私の場合はお寿司やお刺身など生で食べるのが好きなのですが、人によっては焼き魚や煮魚の方が好きという人もいるのではないでしょうか。魚の食べ方は様々ありますがその中でも少し変わっているのが「煮干し」という食べ方です。

今回の記事では煮干しとはどのような食材なのか、煮干を食べることのメリット、そのまま食べることができるのかについて解説していきたいと思います。 

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煮干しといりこ

美味しい和食の出汁取りに欠かせない煮干しですが、同じようなものなのに「いりこ」という呼び方があります。実はこれは全く同じものを別の呼び方で呼んでいるだけで、地方によって呼び名が異なると言われています。

いりこや煮干しにはカタクチイワシを使うのが一般的ですが、ウルメイワシ。マイワシなどが使われていることもあります。場所によってはイカナゴやサバ、トビウオの煮干しを作っているところもあります。

種類について

いりこにはいくつかの種類があり、ちりめん、かえり、小羽、中羽、大羽に分けられます。これはの種類分けは大きさによって分けられており、大きいものの大羽だと11cm程度にもなるようです。 10cmを超える煮干しなんてあまり見たことがありませんよね。

大きさによって出汁の濃さや風味が異なり、大きくなればなるほど旨味が増すといわれています。高級料理屋などでは大きな煮干しを使って出汁をとるのが一般的なようです。

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煮干しに含まれる栄養素

皆さんもご存知の通り煮干しは非常に豊富な栄養素が含まれています。代表的なカルシウムをはじめとするミネラル類や、魚特有の脂である DHA、EPAなどの 不飽和脂肪酸なども豊富なんですよ。一つ一つ効果を解説していきます。

ミネラル類

ミネラル類は私たちが生きるために必要な5大栄養素の一つとして挙げられています。煮干しに含まれるミネラル類は「カルシウム、鉄、亜鉛」が豊富に含まれています。

〇カルシウム

カルシウムといえば骨や歯を丈夫に作ってくれる作用があるのはご存知ですよね。実はそれ以外にも筋肉の収縮をサポートしたり、メンタル面でのケアを行ってくれるなど非常に優秀な要素でもあるのです。

煮干しに含まれるカルシウムの含有量は牛乳の約20倍と言われており、様々な食品の中でも群を抜いて多いとされています。ただし煮干しに含まれるカルシウムは吸収されにくいので、吸収を促進するカゼインを多く含む牛乳と合わせて摂ることでより効果的にカルシウムを補給することができます。

〇鉄

日本人が不足しやすいミネラルの代表的なものとして鉄が挙げられます。煮干しには鉄分が豊富に含まれており、手軽に摂取できることから優秀な鉄分の補給源として知られています。

鉄が不足すると鉄欠乏性貧血となり、疲れやすさや顔色の悪さ、だるさなどが引き起こされてしまいます。

〇亜鉛

亜鉛は体中でタンパク質の合成に関わる酵素の材料として使われる非常に大切なミネラルです。亜鉛は新陳代謝やエネルギーの代謝、免疫機能の補助など身体のさまざまな働きをサポートしてくれます。亜鉛が不足すると免疫機能が下がったり味覚障害が起きるなど様々な影響が出てしまいます。

不飽和脂肪酸

脂肪といえばあまりいい印象がないかもしれませんが、魚介類の脂肪は摂取すると様々な病気を予防してくれるなど非常に優秀な効果を持ちます。

魚介類の脂肪酸である不飽和脂肪酸は、常温で固まりにくい性質を持ち血中の中性脂肪やコレステロールの値を調節する働きがあると言われています。不飽和脂肪酸はマグロ・イワシ・さんま・オリーブオイル・ごま油・グレープシードオイルなどに多く含まれています。不飽和脂肪酸の代表的なものにEPAやDHAがあります。

ビタミンD

煮干しにはビタミンDが豊富に含まれています。ビタミンDはカルシウムの吸収を促進してくれる働きを持っており、カルシウムの骨への沈着も促進してくれます。ビタミンDは日光に当たることで生成されるので、天日乾燥の煮干しに豊富に含まれています。

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煮干しはそのまま食べても大丈夫?

煮干しの1日の摂取推奨量は「15g」程度と言われています。この量は小さいイワシの煮干しだと20~30匹程度の量です。

煮干しはそのまま食べても全く問題ありませんし、食べにくいようであればミキサーで粉末状にしてお味噌汁やご飯にふりかけて食べるのがオススメです。この時に先ほども申し上げましたが牛乳と一緒に食べることでカルシウムを効果的に吸収することができます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • 煮干しといりこは名前が違うだけで同じもの
  • 煮干しにはミネラル類や不飽和脂肪酸など体に効果的な成分が豊富に含まれる
  • そのまま食べてもOK
  • 1日で食べても良い量は小さいイワシの煮干しなら20匹~30匹程度

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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