みなさんは夏みかんはお好きですか?夏みかんといえば冬にできて夏頃に食べ物になる少し珍しいみかんのことで、場所によってはあまり見かけることもないみかんも一つではないでしょうか。
そんな夏みかんですが他の柑橘類に比べて色々な違いがあります。今回の記事では夏みかんとはどのような食材なのか、含まれる栄養素、夏みかんのジャムを作った時にどうして苦くなってしまうのか、対処法について解説していきたいと思います。
スポンサードリンク
目次
|
|
夏みかんってどんな食材?
夏みかんは、実った果実が冬を越して次の夏が食べごろになることから、その名前が付きました。実際、秋ごろには黄色く色づくものの酸味が強すぎて食べることができません。収穫したものを貯蔵して酸味を抜くか、そのまま夏まで木にならしておいて完熟させることで初夏の時期に食べられるようになります。
スポンサードリンク
夏みかんの栄養って何がある?
夏みかんに含まれている栄養成分
酸味の強い夏みかんは、ビタミンCやクエン酸を豊富に含んでいます。また、わたや袋の部分にはポリフェノールも含まれています。
- ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
- ビタミンP:ビタミンPは、ビタミンCの吸収を助ける栄養素で、ポリフェノールの一種になります。毛細血管の壁の柔軟性を上げて柔らかくすることで、血流改善や内出血の予防効果があります。その結果血圧を抑える働きも持っています。柑橘類の薄皮に含まれている栄養素です。
夏みかんを食べて期待できる効果
夏みかんに含まれているビタミンCやクエン酸には抗酸化作用があり、主に疲労回復役立ちます。
- 老化の抑制
- 高血圧予防・改善
- 抗ストレス作用
- 疲労回復
スポンサードリンク
夏みかんを使ったジャムは苦くなりやすい?
様々な栄養素を持つ夏みかんですが、実は他のミカンよりも苦味が強いという傾向があります。みかんジャムであるマーマレードには、そもそも少しほんのりとした苦味があるものですが、夏みかんを使ったマーマレードは工夫しないとかなり苦くできてしまうので注意が必要です。
いくつか夏みかんのマーマレードが苦くなってしまう原因を解説していきます。
皮の苦味が抜けきれていないから
夏みかんでマーマレードを作る時というのは、夏みかんの皮を入れると思いますが苦いのはこの皮が原因であることがほとんどです。夏みかんの皮と内側の白い部分に苦み成分が多く含まれており、ジャムにする前に皮の下処理をしっかりして苦味をしっかり抜いておかないと苦いママレードになってしまうのです。
苦味をとる方法はいくつかありますが、簡単な方法は水にしっかりさらしてから茹でこぼすことです。夏みかんの皮を千切りにしたらたっぷりの水に浸して一晩置いておけば、苦味成分のナリンギンが溶け出して苦味が抜けていくでしょう。
少し時間がかかってしまいますが美味しいマーマレードを作るにはなくてはならない工程なので必ず行いましょう。
種が苦い場合がある
マーマレードにとろみをつけるには種を一緒に煮込み、種の中に含まれるペクチンという成分を浸透させなければなりません。ですがこの種の中にも苦味成分があるので、破れた種が混ざっていたり種の量が多すぎると苦味が強くなってしまうと言われています。
夏みかんの皮をしっかり水にさらしたのに苦い場合は、種が多すぎることが原因だということがわかります。
スポンサードリンク
完成したマーマレードから苦味を抜くことはできる?
完成したマーマレードから苦味を抜くというのは基本的にはできません。ですが出てしまうのはもったいないと思いますので、苦いママレードの消費方法について解説していきます。
カレーなどの隠し味に入れる
苦いマーマレードは直接食べる方法ではなく、煮込み料理の隠し味に入れてコクを出す役割を持たせると良いでしょう。カレーに入れることで、カレーの具材を柔らかくしカレーの味に深みを出すことができます。焼肉のたれや、照り焼きのたれなどに混ぜて使うのも良いですね!
市販のマーマレードと半々で使う
隠し味として使うのが大変な場合は、市販のマーマレードと混ぜて使うのがおすすめです。市販のマーマレードはかなり甘みが強いので、苦いママレードと混ぜて使うことでちょうど良い適度な美味しさに仕上げることができます。
一気に混ぜるのではなく少しずつ混ぜて、味を整えてあげましょう。
スポンサードリンク
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- 夏みかんは越冬して夏頃に食べ頃になるみかん
- 通常のみかんよりも苦味と酸味が強いのが特徴
- マーマレードにすれば苦味と酸味を抑えて食べることができる!
- 皮や種の下処理をしないと苦みが強いマーマレードになってしまうので注意しよう
- 苦くなってしまったマーマレードは甘くすることはできないので別な使い方がおすすめ
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
スポンサードリンク