納豆は健康に良い食べ物として知られていますが、トイレに行ったらそのまま出てきた‥!という経験がある方もいるようです。納豆は、大人にとって消化に良い食べ物なのでしょうか?また、毎日食べるとどんな効果が期待できるのでしょう?今回は、
- 納豆は消化に悪い?良い?
- 毎日食べ続ける効果
- 発酵食品の種類
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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納豆は消化に悪い?良い?
“納豆は消化に悪い?良い?”と疑問に思われることがありますが、納豆は食品の中でも消化が良いものです。納豆は発酵食品の一つですが、消化が良く体に良い栄養成分も豊富です。
納豆特有の『ナットウキナーゼ』という成分は体内に入ってから10〜12時間働くと言われています。腸の消化活動が活発になるのは夜の時間帯なので、効果的に食べるには夜ごはんに取り入れるのがおすすめです◎
納豆が消化されない時の原因
納豆は消化に良い食品にも関わらず、消化されずにそのまま出てきた‥!ということがあります。その原因は体調不良であることが多く、腸内環境が悪くなっているために上手く消化できず、納豆の粒がそのまま出てくることがあります。
栄養成分
納豆には、人が健康を維持するために必要不可欠な栄養素、5大栄養素のすべてが含まれています。また、第6の栄養素と言われる食物繊維も豊富に含まれています。バランスの取れた食生活の助けになるスーパー食材です。
具体的な栄養素としては、筋肉や内臓など体の組織を作るたんぱく質、美肌効果があるビタミンB2、エネルギーになる脂質、歯や骨を作るミネラルなどが含まれています。
- ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
- ミネラル(無機質):ミネラルは、地球上に存在する金属元素を指し、人間の体の内部の酵素の触媒や特異的な細胞の機能の要になる成分です。体の代謝や老廃物の分解、排出にも関わっています。不足すると、人間の体の本来の機能が良く無くなるため、日頃の摂取が大事な栄養素です。
- 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。
- たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
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主な発酵食品
消化に良い発酵食品には、納豆以外にもこのようなものがあります。
- チーズ
- 食酢
- 味噌
- 醤油
- 塩辛
- 日本酒・ワイン・ビール
- 紅茶・烏龍茶
- 生ハム
- 納豆
- キムチ
- ヨーグルト
発酵食品は食べものだけではなく、食酢や醤油・味噌といった調味料もあります。また、意外ですが生ハムや紅茶も実は発酵食品の一つなのです。
キムチ・ヨーグルト・納豆の食べ合わせは良い?悪い?
キムチやヨーグルト、納豆は全て『発酵食品』に分類されるものですが、“食べ合わせは良い?悪い?”と疑問に思われることが多いようです。
朝ごはんにヨーグルトと納豆を食べたり、納豆とキムチを混ぜて食べるなど、これらの3つの食品を2つ同時に食べる人もいるのではないでしょうか?
どれも体に良い食べ物なので、食べ合わせの相性は抜群です◎ 食べ合わせが悪いことはないので、安心しましょう。むしろ、発酵食品なので体に良い効果が期待できます。
納豆を毎日食べる効果
納豆は毎日食べるとどんな効果が期待できるのでしょうか?納豆をはじめとする発酵食品は『腸活』に良いと言いますが、それ以外にも健康効果や美容効果が高いです。 毎日納豆や発酵食品を食べ続けた場合に期待できる効果 には、このようなものがあります。
- 便秘解消
- 肌荒れ改善
- 免疫力アップ
- 風邪予防
- 脂肪燃焼
- ダイエット
- コレステロール値を下げる
- アレルギー抑制
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肌荒れ改善
納豆には整腸作用があり便秘を解消するため、 体の老廃物が排出されてニキビや吹き出物などの肌荒れの改善 を期待することができます。発酵食品の中でも整腸作用が期待できるのは、主に『乳酸菌』によるものです。
また、『麹菌』にはメラニン色素を抑える働きがあります。メラニンはシミやそばかす・くすみの原因となるものなので、肌のトーンアップも期待できます。
免疫力アップ
納豆には、免疫細胞を活性化させる働きがあります。これにより免疫力がアップし、風邪予防効果が期待できます。
コレステロール値を下げる
発酵食品の中でもヨーグルトなどに含まれる乳酸菌には、血管内の悪玉コレステロールを取り除く効果があります。これによりコレステロール値が正常化します。また、酢酸菌にもコレステロール値の上昇を抑える効果があります。
アレルギー抑制
乳酸菌や麹菌が、鼻炎などのアレルギー症状に効果があると言われています。全てのアレルギー症状に効果的なわけではありませんが、一部の症状に効果的なことがわかっています。
まとめ
この記事をまとめると
- 納豆は消化に良い食品で、納豆キナーゼは10〜12時間後によく働く
- 毎日食べる効果には、便秘解消・美肌効果・アレルギー抑制などがある
- キムチやヨーグルトとの食べ合わせが良い◎
納豆は元々消化に良い食べ物なので、そのまま出てきた時は体調不良が考えられます。毎日食べると体に嬉しい健康効果や美容効果があるので、ぜひ普段の食事に取り入れてみてください。
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