新緑の季節になるとスーパーに並び始める夏みかん。あのさわやかな香りに、夏の訪れを実感する方も多いのではないでしょうか。春先から初夏の短い期間しか味わえない甘酸っぱさに、ついつい買い込んでしまった、なんて方もいらっしゃるかもしれません。とはいえ、みかんと聞くと気になるカビや腐敗…せっかく買った夏みかん、どうせなら最後までおいしく食べきりたいですよね。
そこで今回は、
- 夏みかんとはどんなみかん?
- 夏みかんの日持ちはどれくらい?
- 夏みかんは腐るとどうなる?
- 夏みかんの保存方法
- 夏みかんは冷凍できる?
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目次
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夏みかんってどんなみかん?冬みかんとの違いは?
特徴
夏みかんは冬みかんとしてお馴染みの温州みかんと同じミカン科ミカン属、正真正銘みかんの仲間です。
実は冬みかんと同じように、秋ごろには黄色く色づきます。ですが、色づいてすぐにはまだ酸味が強すぎて食用に向かないため、収穫したものを貯蔵して酸味を抜くか、春から初夏まで木に実らせたまま、熟成してから収穫したものがお店に並びます。
重さは?
1個の重さは300~500gと大きく、皮も分厚いので、手でむくのはちょっと大変かもしれません。
どんな味?
ジューシーでさわやかな酸味とほのかな苦みはまさに夏にぴったり、大人な味わいのみかんです。生でいただくのはもちろん、酸味を活かしてゼリーやジュースにするのもおすすめです。また、分厚い皮は、マーマレードにするとそのほろ苦さとぎゅっと詰まったコクを存分に味わえます。
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夏みかんの日持ちはどれくらい?常温・冷蔵で比較
夏みかんの保存は、基本的に直射日光の当たらない、涼しいところに置いておくのがベストです。箱のままで置いておく場合は、新聞紙をみかんの上にかけてから蓋をするなど、空気に触れないようにしてあげると持ちが良くなります。
冷蔵庫に入れる場合は、低温障害を起こして実がスカスカ、苦みも強くなってしまう、なんてことがあるので注意が必要です。ラップやキッチンペーパーで包んでビニール袋に入れるなど、冷え過ぎないように保存しましょう。
- 夏みかんの常温保存…冷暗所でなるべく空気に触れさせないように保存。保存期間は1~2週間
- 夏みかんの冷蔵保存…低温障害に注意。ラップやキッチンペーパーで包んでビニール袋に入れて保存(ジップロックで密封するのはNG!)。保存期間は3~4週間。
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この夏みかん、もしかして腐ってる?
夏みかんが腐るとどうなるのでしょうか。
腐ってしまった夏みかんの状態
見た目
- 皮がブヨブヨしている
- カビが生えている
- 乾燥してパサパサになっている
- 茶色く変色している
- 変な色の水分が出ている
臭い
- 皮表面が溶け出している
- カビくさい臭いがするツンとする刺激臭がする
夏みかんの腐り方は、基本的には冬みかんと同じです。
箱で買ったみかんが気がついたら腐ってしまっていた!なんて経験はどなたにもあるのではないでしょうか?せっかく買った夏みかん、腐らせて食べられないのは悲しいですよね。そうならないためにも、箱で保存しておく場合は傷んでいるものがないか、しっかりチェックして取り除いてあげましょう。
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夏みかんをおいしく長く楽しむには?
夏みかんをおいしく、長く保存する方法はあるのでしょうか?
夏みかんは冷凍保存ができる!
実は夏みかんは冷凍保存ができます。冷凍した夏みかんは、そのまま食べてもシャーベットのようにおいしくいただけます。また、ヨーグルトに入れたり、スムージーにしたり、と楽しみ方が広がります。
夏みかんの冷凍方法は?
夏みかんを冷凍するときは、ちょっと手間はかかりますが、皮をむいて果肉だけで冷凍するといいでしょう。
薄皮がついたままでも冷凍できないわけではありませんが、元々の苦みが、冷凍することでより強く感じられるようになってしまうので、おすすめできません。また、薄皮までむいておくことで、食べやすく、アレンジもしやすくなります。保存期間は約2か月です。
冷凍方法を解説
- 夏みかんの皮をむき、薄皮から一房ずつ実をはずす
- トレーやバットにクッキングシートを敷いて夏みかんを並べ、冷凍庫で1時間以上冷やす
*このとき、プラスチック製のトレーやバットを用いる場合は、最初にアルミホイルで包んでおくといいでしょう。冷凍にかかる時間が短くなり、よりおいしいままで保存できます。 - 凍った果肉をジップロックなどのフリーザーバッグに移し、しっかりと空気を抜いて冷凍する
果汁だけでも冷凍できる!
夏みかんを絞って、果汁として冷凍する方法です。保存期間は、フリーザーバッグで約1か月、製氷皿で凍らせた場合はなるべく早く使い切るようにしましょう。
- 夏みかんの皮をむき、薄皮から一房ずつ実をはずす
- 1をジューサーかミキサーにかけ、果汁にする
- 2の果汁を製氷皿、またはジップロック等のフリーザーバッグに入れ、なるべく平らにして冷凍する
*フリーザーバッグで冷凍するときは、アルミのトレーやバットに乗せたり、下にアルミホイルを敷いて冷凍するといいでしょう。
冷凍した夏みかんはどちらも自然解凍で利用できますが、果肉は水分が出るので、半解凍くらいのほうがおいしくいただけます。果汁は解凍したときに分離しやすいので、よく混ぜてから使いましょう。
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まとめ
「夏みかんの冷凍保存方法|果汁・むいて保存するコツ|冷蔵庫の日持ち」についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 夏みかんは実と果汁に分けて冷凍保存することができる!
- 実は薄皮までむいてから1房ずつ、果汁はミキサーにかけてから、どちらの場合も長期の保存はフリーザーバッグで!
- 夏みかんの冷蔵保存は低温障害に注意!ラップなどに包んで、3~4週間を目安に!
初夏の味覚、夏みかん。どうせならよりおいしく、長く楽しみたいですよね。上手に保存して、季節限定の大人の味わいをぜひ、ご堪能くださいね!
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