きれいな赤い見た目が美しく、ドライフルーツとしてよく見かけるナツメ。漢方としても使われ、栄養価が非常に高い食品です。
そんなナツメについて「ナツメって何?」「ナツメグやナツメヤシとは違うの?」「食べ過ぎるとどうなる?」と疑問に思ったことはありませんか?そこで今回は以下のことについて解説します。
- ナツメは鉄分や葉酸、亜鉛、マグネシウム、カルシウムなどの栄養が豊富。
- ナツメとナツメグ、ナツメヤシ、プルーンは違う植物。
- 食べ過ぎると太ったり、便秘になったりする可能性も。
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目次
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ナツメってどんなもの?
サムゲタンなどに入っているのをたまに見かけるナツメ。なんとなくフルーツっぽいけど一体何なのか気になる方もいるでしょう。ナツメはクロウメモドキ科の果実です。
ドライフルーツとしてよく見かけますが、生で食べるとリンゴのような食感で、ほんのりとした甘さが楽しめます。漢方としても使われ、栄養満点ですよ。それでは、ナツメの効能や栄養、副作用について解説します。
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効能は?
ナツメには女性に嬉しい効能がたくさんあります。というのも、鉄分や葉酸が含まれているためです。例えば、ナツメに含まれる鉄分はプルーンの1.5倍とも言われ、貧血予防に効果があります。
また、葉酸は造血のビタミンとも呼ばれ、ビタミンB12と結合して赤血球を作ります。貧血にお悩みの方はぜひ、ナツメを積極的に摂ってくださいね。
栄養は?
ナツメは栄養満点です。なぜなら、先述の鉄分や葉酸に加え、亜鉛、マグネシウム、カルシウムなども含まれているためです。
亜鉛はタンパク質の合成に関わるミネラルで、成長・発育に役立ち、妊娠中は積極的に摂りたい栄養素です。また、肌や髪の健康維持もしてくれるので、美肌効果もあります。
亜鉛の他にもマグネシウムやカルシウムは骨や歯の生成を助けるなど、ナツメには体に欠かせない栄養素がたくさん詰まっています。
副作用は?
生のナツメに副作用はありませんが、ドライフルーツやシロップ漬けのナツメの食べ過ぎには注意が必要です。これは、糖分や食物繊維の摂り過ぎに繋がるためです。
糖分を摂りすぎると、砂糖依存症や糖尿病に繋がる恐れがあります。また、ナツメには食物繊維がたくさん含まれているので、摂りすぎは便秘の原因にもなります。
いくら体にいいからと言って、食べ過ぎは控えたほうがいいでしょう。
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ナツメはナツメグ、ナツメヤシ、プルーンとどう違う?
ナツメはナツメグやナツメヤシと名前が似ており、混乱しやすいですよね。さらに、シロップ漬けやドライフルーツにしたものはプルーンとも見た目が似ています。
そこで、ナツメとナツメグ、ナツメヤシ、プルーンとの違いについて解説します。
ナツメグとの違いは?
ナツメとナツメグは名前が似ていますが、植物から違う食材です。ナツメは果実を食べるのに対し、ナツメグはニクズク科の植物で果肉や種子を粉砕してスパイスとして使われます。
お肉に混ぜると臭み消しの効果があったり、野菜と調理すると旨味を引き立ててくれたり、優秀なスパイスと言えます。ナツメは果実、ナツメグはスパイスと覚えておくといいでしょう。
ナツメヤシとの違い
ナツメヤシはデーツとも呼ばれ、こちらもナツメとは違った植物です。ナツメヤシは名前の通り、ヤシ科に分類されます。ナツメに比べると少し大きく、食感がねっとりしているのが特徴。
ナツメよりもβカロテンが多く含まれ、アンチエイジング効果が期待できます。ナツメヤシは天然のキャンディーと呼ばれるほど甘さがしっかりしているので、お菓子作りの食材としてもぴったりですよ。
プルーンとは?
プルーンはセイヨウスモモの一種です。プルーンは糖度が高いので、果糖なしで保存できます。食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富に含まれており、ナツメに負けないほど栄養価が高い食品です。
しかし、ナツメに含まれる鉄分はプルーンの1.5倍となっているので、貧血が気になる方はナツメのほうがおすすめです。
プルーンはその甘味を活かして、料理にもお菓子作りにも使え、保湿効果や抗菌効果もあるので、ソリューションフードとも呼ばれています。
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食べ過ぎるとどうなる
ナツメはいくら栄養価が高いとは言え、食べ過ぎには注意が必要です。そこで、ナツメの食べ過ぎについて解説します。
太る?
ナツメのドライフルーツやシロップ漬けを食べすぎると、太ります。これは、砂糖の摂りすぎに繋がるためです。砂糖を摂りすぎると血糖値が急激に上昇し、インスリンが大量分泌されます。
エネルギーになれなかった糖は中性脂肪として蓄積されてしまうので、太る原因となります。ナツメの食べ過ぎは太ってしまうので、食べ過ぎは控えたほうがいいでしょう。
食べ過ぎると起きる症状は?
ナツメを食べすぎると便秘になる可能性があります。これは、ナツメのドライフルーツには食物繊維がゴボウの2倍以上含まれているためです。
食物繊維は適量取れば、便秘改善に効果があります。しかし、摂り過ぎるとかさ増しされた便をうまく排出できずに便秘を悪化させてしまいます。
その他にも口内炎や喉の腫れ、肌荒れなどの症状が出る方もいるので、ナツメは適量食べるようにしましょう。
一日に何個まで?
ナツメの1日の適量は5粒と言えます。これは、糖分がたくさん含まれているためです。
ナツメは1日3粒食べると年齢が気にならないと言われるほど栄養価が高いので、無理にたくさん食べる必要はありません。
食べ過ぎなくても体にいい効能は得られるので、ナツメは1日5粒程度と覚えておいてくださいね。
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まとめ
ナツメには女性に嬉しい栄養がたくさん含まれているんですね。
この記事をまとめると
- ナツメは栄養満点で鉄分や葉酸、亜鉛、マグネシウム、カルシウムなどが含まれる。
- ナツメとナツメグ、ナツメヤシ、プルーンはそれぞれ違った食品。
- 食べ過ぎは太ったり、便秘になったりする可能性もあるので控えたほうがいい。
少量でも体にいい効能があるナツメ。ぜひ積極的に食べてくださいね。
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