鮮やかな紫がきれいなナスは、どんな料理にも使えて下処理も簡単、とても万能な野菜です。
定期的にどうしてもナスが食べたくなって買い物に行った際、根拠もないままなんとなくツヤツヤと光るきれいなナスを選んでしまします。
しかし実際に美味しいナスはどうやって見分ければよいのでしょうか?この記事では美味しいナスの見分け方から保存方法までをまとめてみました。
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目次
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ナスってどんな野菜?
分類 | ナス科ナス属 |
原産地 | インド |
由来 | 夏に取れる野菜「夏の実」から |
英語名 | aubergine(英)eggplant(米、豪) |
旬の時期 | 6月~9月 |
おいしいなすの見分け方
おいしいナスの見分け方は大きく分けて5つあります。ポイントはみずみずしくて元気なもの!それがどのような特徴に表れるかを詳しく見ていきます。
①ナス本体の色
美味しいナスは表面につやがあり、色も濃いのです。
ナスは収穫されて時間が経つにつれてその水分が抜け軽くなり、表面もしわしわになってきます。しかし新鮮なナスは色が濃く、水分もまだたっぷりと含まれているのでずっしりと重いのです。
ちなみにナスの紫色はナスニンと呼ばれるポリフェノールの一種が関係していて、色が濃いほど栄養も豊富です。ナスニンはブルーベリーなどに含まれるアントシアニンなどと同様、眼精疲労の回復効果なども期待できるものです。
詳しくは他の記事でもまとめているのでぜひ参考にしてみて下さい。
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②ナス本体のハリ
おいしいナス=鮮度のあるナスは全体的に弾力があります。
ナスの色の際にも説明したように、収穫から時間が経つにつれてナスは水分がぬけてシワシワになっていきます。しかし売り物をあまり手で押さえるのは良く無いですので、見た目でシワシワかつやつやかどうかを判断するに留めておきましょう。
③ナス本体の形
下部分だけが大きく膨らんでいるものは種が多かったり収穫が早かったものなので、全体的にシュッとしてヘタの下部分もしっかりとした太さがあるものを選びましょう。
④ヘタとガクにとげとげがあるもの
ナスのヘタとガク(ひらひらしてナス本体に覆いかぶさっている部分)にトゲがあり、かつそれが鋭いものは新鮮な証拠です。ヘタとガクがいきいきと元気なものを選びましょう。
ちなみにガクの下に隠れている部分が白いほど新鮮で、この部分は生えてきたばかりの部分なので、ガクと一緒に捨ててしまわないように注意しましょう。
ヘタとガクの間に包丁をグルッと一周入れ、手でむしるようにとればきれいに取れますよ。もちろんトゲには注意!!
⑤ヘタ上部の切り口
ヘタの切り口(ナスと木をつないでいた茎部分の切り口)が乾燥してシワシワのものではなく、みずみずしいものを選びましょう。
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ナスの保存方法
せっかく新鮮で美味しいナスを見分けたら、きちんとした方法で保存しないと台無しですよね。ナスは夏野菜ですので当然外の気温が高い夏が旬です。そのため暑い時期に外に放置していたらすぐにダメになってしまします。
しかしナスは水分が飛びやすい野菜なので、あまり温度の低いところでもすぐに水分が飛んでシオシオになってしまうのです。
ポイントは⒑℃前後と水分の蒸発をふ防ぐ密閉です。それでは冷蔵、冷凍、常温、干した際の保存方法と保存期間をまとめました。
冷蔵での保存期間
保存期間:10日ほど
表面の水分をよくふき取ってひとつずつラップにつつむ。その後まとめて保存袋に入れ、野菜室に保管する。
冷凍での保存期間
保存期間:1か月ほど
ナスを調理の時に使いやすい大きさと形にカットする。(乱切りや輪切りなど)
冷凍用の保存袋に入れ冷凍庫に保管します。ちなみに調理する際は凍ったまま加熱調理をすることができます。
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常温での保存期間
保存期間:4日ほど
ナスは夏が旬の野菜ですので、夏場に買ってきたナスをそのまま常温で放置してしまうと暑さで早くダメになってしまいます。そのため冷蔵庫で保管するのが理想ですが、常温でも保存はできます。
なすを新聞紙にくるんで冷暗所(⒑℃前後の日の当たらない涼しい場所)に保管します。
干す場合の保存期間
保存期間:1か月ほど
まずはナスを縦に薄く切り、1分程水にさらしておきます。あまり長時間さらしてしまうと栄養とともにうまみも溶けだしてしまうので注意しましょう。
その後ザルに並べて(できれば)日光に3時間~半日当てて干します。(部屋の中の場合は3日ほど)干しナスが完成したら、保存袋に入れて冷蔵庫で保存しておきましょう。保存期間も長く、調理時に加熱時間も短くて済む便利な保存方法です。
まとめ
おいしいナスの選び方から保存方法までをまとめてみました。日持ちしないと思われがちなナスですが、適切な方法で保存することでおいしいまま長持ちをさせることができます。
- 冷蔵:10日ほど
- 冷凍:1カ月
- 常温:4日ほど
- 干す:3日かけて干し、1ヵ月保存可能
おいしいナスを見分けて、ぜひすべて食べきるまで鮮度を長持ちさせてあげてください!
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