私たちの生活になじみのある野菜にして、水分が多い野菜の代表格のひとつであるナス(茄子)ですが、野菜室にしまい込んでいてしわしわになってしまい廃棄してしまった…という人も少なくないのではないでしょうか。
そんな方々に今回は
- ナスは丸ごと冷凍できる?
- 冷凍なすの便利な使い方
- 保存期間は?
これらのテーマについて詳しく紹介します!
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目次
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ナスは丸ごと冷凍できる?
ナスは丸ごと冷凍できるか否か…と問われれば、ナスは丸ごと冷凍できます!!しかし上記でも書いた通りナスは水分が多い野菜の一つです。冷凍することにより、水分が出てしまい身はぐにゃっとなり食感が変わりやすく、皮の部分は反対に嚙み切りにくい固い食感になります。
このようにどうしても食感が変わってしまうため「冷凍できない」と思われがちですが、調理法や冷凍する方法を工夫することでナスは美味しさも保たれ、冷凍保存も可能となるのです。
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丸ごと冷凍の方法
ナスをまるごと冷凍する場合は、まずナスを流水でよく洗い、水分をキッチンペーパーなどで拭き取り、空気があまり入らないようにひとつずつラップで包みこんで、空気を抜きながら冷凍用保存袋の口を閉じ、冷凍するだけです。
水分をよく拭き取り、ナスの周りの空気を抜き保存することで劣化の進行度を遅らせる効果があります。ヘタは解凍後に取ることも可能なので、そのままでも大丈夫です。
解凍方法
解凍方法は必要分だけ冷凍用保存袋から取り出し、ラップに包んだままの状態で電子レンジで加熱すると、中に水分が残っているため解凍と同時に火が通ります。
加熱時間はナス1本あたり600Wで2分30秒~3分ほどが目安です。加熱しすぎると固くなったり、皮の色が抜けすぎてしまうので注意してください。
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冷凍なすの便利な使い方
なすの煮浸しで時短
丸ごと冷凍したナスは電子レンジで加熱すると中の水分が抜け、繊維が壊れるのでふにゃっとした食感になります。しかしこの繊維が壊れた状態は言わば水分の抜けたスポンジの状態なので給水力がとてもあり、だし汁など味のついた水分をとてもよく吸ってくれます。
熱々の状態のナスを手や包丁などで手早く適当な大きさに割くなどし、あらかじめ作っておいただし汁に入れ30分以上冷蔵庫で寝かせておけばお手軽な一品になり、時短にもなります。
輪切りにして味噌汁にも
上記では丸ごと冷凍の方法を書きましたが、あらかじめ輪切りにして冷凍しておくと使い勝手が良いです。輪切りに切ったナスを一度水にさらしてアクを抜き、水分をよく拭き取ってからナスの周りの空気を抜き冷凍用保存袋に入れて凍らせます。
冷凍用保存袋に入れる時はバラバラに入れるのではなく、並べて入れた方が重ならないので凍らす上で時短になります。また乱切りにするよりも輪切りや棒状にすることで素早く凍るため、食感の変化が気になりにくくなります。
使用する時は凍ったままお味噌汁に投入するだけです。とても手軽に具材を増やせるのでオススメです。
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保存期間は?
ナスはそもそもインドの東部原産です。日本でも夏頃が旬ですので暑さや湿度には強いのですが、一方で寒さや乾燥に弱い傾向があります。
最適な保存条件は、温度が8~12℃、湿度は90~95%とされています。家庭では保存上冷蔵庫に入れますが、5℃以下で冷蔵保存すると「低温障害」を起こしてしまい、変色やナスの繊維軟化につながります。
冷蔵庫の中でも特に温度が約3~8℃に管理されている野菜室へ入れるか、食べきれずに残ってしまった場合などは生のまま上記のように冷凍保存するとよいでしょう。
冷凍の保存期間
冷凍の保存期間の目安は約1カ月です。それ以上は冷凍焼けなどを起こし味が劣化し始めてくるのであまりおすすめできません。
冷蔵だとどれくらい?
冷蔵ですと保存の目安は10日間ほどになります。出来るだけ早く食べきることをおすすめします。
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まとめ
「ナスの冷凍・解凍方法と冷凍ナスの使い方について」ご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- ナスは丸ごと、または切ってでも冷凍保存が可能、保存期間はおよそ一カ月
- 冷凍保存すると食感が異なってしまうため、調理方法は汁物、煮物、炒め物がおすすめ
- 繊維が壊れるのを利用して煮浸しにするととっても簡単に作ることが出来る
- ナスの冷蔵保存の場合の保存期限はおよそ10日間ほど、早めに使いきるべし
- ナスを冷凍庫に長期間入れると腐りはしないが、低音障害になることが多いので注意
ナスは夏が旬の食べ物です。日々暑く、食欲体力が落ちやすい夏場に体を冷やす効果があり、柔らかくつるつると食べやすいナスは最適の野菜と言っても良いでしょう。
ナスを食べて体力をつけ、夏場を乗り切って下さいね!
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