奈良漬の賞味期限はどれくらい?長持ちさせる保存方法とは?

白瓜・胡瓜・西瓜・生姜などの野菜を酒粕に漬けて幾度も漬け替えながら数年間も漬ける、奈良の伝統的食品である奈良漬けですが、皆さんは奈良漬けの賞味期限を知っていますか?漬物は長期保存が可能だと思っていますが、本当に長期保存ができるのか心配な人もいるはずです。

  • 奈良漬の賞味期限
  • 奈良漬けが腐ってしまうとどうなるのか?
  • 奈良漬けを長持ちさせる方法

美味しい奈良漬けをさらにおいしく食べるための方法を紹介します。奈良漬けの保存方法を知りたい方はぜひ参考にしてください。

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奈良漬の賞味期限はどれくらい?

奈良漬けといえば、飴色の美しい漬物のイメージが強く、長期間の漬け込みが必要なものです。手間暇かけて作られたものだからこそ、無駄にはしたくありません。奈良漬の賞味期限を確認していきましょう。

未開封の場合

奈良漬けは他の食品よりも賞味期限が長いと思ってしまいますが、製品として包装されてからの賞味期限はあまり長くありません

奈良漬けで有名な西出奈良漬本舗では、未開封の場合の賞味期限を3~4ヶ月と定めています。西出奈良漬本舗だけではなく、ほとんどの奈良漬は賞味期限が3~4ヶ月程度です。

意外と短いと感じるかもしれません。その理由は、漬け込みを繰り返す時間の長さ、購入した時点で十分に発酵をした商品を販売しているので、賞味期限が長くありません。

出典:奈良漬の賞味期限(西出奈良漬本舗)

開封してある場合

開封している場合、購入時点で十分に発酵している奈良漬けは、空気に触れることで徐々に品質が変化していきます。奈良漬の乳酸発酵が行われていくので、一番おいしい状態で食べるためには開封後は早めに食べ切るようにしましょう。

開封したものの賞味期限は、1週間を目安に食べ切るようにしてください。

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奈良漬は腐るとどうなる?

奈良漬は長い年月漬け込みを繰り返して作り上げています。野菜の種類によって漬け込み期間は異なりますが、どれも長期熟成が必要です。早めに食べ切ってほしいですが、食べ切れなかったり保存方法が良くなかったりして腐らせてしまうこともあるでしょう。

奈良漬が腐ってしまうとどのような状態になるのでしょうか?

カビなどの見た目の変化

元々飴色のようなキレイな色をしている奈良漬けですが、カビなどが生えた時には白や緑色のものが付着してしまいます。

奈良漬け自体の色も酸化によって色が黒くなってしまいます糸を引いたり、表面がネバネバしているような変化があるので、見た目で奈良漬の異変に気がつくでしょう。

臭いの変化

臭いの変化としては、酸っぱい臭いがします。腐っていない状態でも、乳酸発酵をしているので徐々に酸味が強くなっていきますが、腐った時は食べることができない程の酸味が出ています。

酸味を感じた場合は食べるのを控えてください

味の変化

奈良漬が腐ったり食べられない状態になると、味も酸っぱくなります。酒の風味が薄くなってしまい、食感がやわらかくなってしまうことも食べられなくなる一歩手前の状態です。

食べられないわけではありませんが、おいしくはありません。早めに食べ切るようにしましょう。

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奈良漬を長持ちさせる保存方法

購入した奈良漬けをおいしく長持ちさせたいと思う場合、どのような保存方法をすれば良いのでしょうか?

未開封の場合

未開封の奈良漬の場合、酒粕で包まれた状態となっており、一番保存に向いている状態です。保存をする場合、常温保存で問題はありませんが、冷暗所(直射日光の当たらない、風通しの良い場所)で保存をしてください。

奈良漬のほとんどが要冷蔵となっているので、冷蔵保存で保存をおすすめします

開封後の場合

奈良漬の酒粕を洗い流してしまう人もいるかと思いますが、奈良漬の酒粕は洗い落とさずに食べてください。開封後の奈良漬の場合は、食べる分だけ切ったら残った酒粕を全体にしっかり被せて購入した奈良漬の袋に戻します

酒粕は奈良漬から拭い取って酒粕に戻し、残りの奈良漬けにつけることで、乾燥を防ぎ味の劣化を遅らせることが可能になります。ビニールを破ってしまった場合は、タッパーに酒粕ごと移し替えて蓋をして保存をしましょう。

保存は冷蔵保存で保存するようにしてください。

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まとめ

奈良漬の賞味期限と長く保存をさせる方法について紹介しました。

この記事をまとめると

  • 奈良漬の賞味期限は3~4カ月短く、購入した時点で既に発酵しウているので賞味期限が短い
  • 奈良漬けが腐ってしまうと酸味が強くなり臭いもキツくなる
  • 未開封の場合は冷暗所で保存し、開封済みのものは酒粕を全体に被せて冷蔵庫保存

奈良漬は時間をかけて作られており、購入時点が一番おいしい状態とされています。未開封であっても賞味期限内に食べ切り、開封後であれば酒粕でしっかりと包み込んで保存をし、こちらも早めに食べ切りましょう。