和食の代表的な汁物であるみそ汁。さまざまな具材で楽しめ、毎日の食卓に欠かせないご家庭もあるのではないでしょうか。
みそ汁を作りすぎて余ってしまい、保存に困ったことはありませんか?この記事では、そんなみそ汁の中でも人気のなめこ汁に焦点を当て、
- なめこ汁を日持ちさせる方法
- なめこ汁の保存方法
- なめこ汁が腐った時のサイン
- なめこ汁の美味しい作り方
をテーマに紹介していきます。なめこ汁の保存方法について知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
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なめこ汁を日持ちさせる方法
なめこは日本が原産のきのこで、カサや軸など全体がぬるぬるとぬめり気に包まていることが特徴です。ここでは、なめこ汁を日持ちさせる方法について紹介していきます。
塩分を高くする
塩分濃度が高いと、料理の中の腐敗菌の増殖を抑えられます。そのため、あらかじめ味噌の量を多くして、少し塩分を濃いめに作っておけば、傷みにくくなります。
食べる際に味見をして、味が濃いようであれば、出汁などで調整してください。
余熱をとって冷蔵する
お鍋のまま味噌汁を冷蔵庫に入れる際は、必ず味噌汁の余熱をとり、しっかりと冷やしてから冷蔵庫に入れましょう。
夏場は短時間でも味噌汁が傷んでしまいますので、できるだけ急いで冷やすのがポイントです。
前述したウェルシュ菌は、常温に2~3時間放置しただけでも繁殖してしまいます。
ボウルなどに氷をはり、中に味噌汁をお鍋のまましばらく入れておくと、スピーディに冷めてくれます。
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なめこ汁の保存方法
なめこ汁を日持ちさせるためには、保存方法も大切です。ここでは、そんななめこを使ったなめこ汁の保存方法について、冷蔵と冷凍の2パターン紹介していきます。
冷蔵の場合
翌日に食べる場合は、冷蔵庫での保存がおすすめです。前述した通り、しっかりと冷ましてから保存しましょう。
もし、冷蔵庫にスペースがなく常温保存しなければならない場合は、3~4時間ごとに火入れをしてください。
しかし、夏場はおすすめしません。基本的にみそ汁は冷蔵庫で保存しましょう。なめこ汁は、常温で1日、冷蔵で1~2日ほど保存できます。
豆腐や芋類など、傷みやすい食材を使っている場合は、常温保存は避けましょう。食中毒の原因となるウェルシュ菌は、なめこの味噌汁を常温に放置すると繁殖しやすくなります。
嘔吐・腹痛・下痢などの胃腸症状を引き起こすのが、ウェルシュ菌による食中毒の特徴です。特に菌が繁殖しやすい夏場は、なめこ汁を作ったら早めに冷蔵庫へ入れてください。
なめこ汁は冷凍できる?
みそ汁を冷凍すると、風味が損なわれるのでおすすめしません。しかしなめこは冷凍しても食感を保ちやすい食材です。
具材だけ冷凍し、食べる際にみそ汁と合わせるのをおすすめします。ただし、長期間保存したい場合は、冷凍保存しましょう。
冷凍すれば2週間ほど日持ちします。その際は、食感の変わりやすい豆腐やわかめなどの具材を避けると、解凍時に美味しく食べられます。
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なめこ汁が腐った時のサイン
保存したなめこの味噌汁を食べられるかどうか、どうやって判断すればいいのでしょうか。ここでは、なめこが腐ったときの特徴を紹介していきます。
異臭・ドロドロ感が強い
なめこの味噌汁は腐ると腐敗臭がしてきます。また、ドロドロしたとろみが出ることもあります。
しかし、なめこにはもともと滑りがあるため、見た目で判断できない場合は臭いで判断しましょう。
酸味が強い
買ってきたばかりのなめこは3日~1週間ほど日持ちしますが、一度調理してしまうと傷みやすくなります。
なめこ汁を食べたときに強い酸味を感じた場合は、腐っている可能性があります。一口食べて異変を感じたら、飲み込まずに吐き出し、口をゆすいでください。
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なめこ汁の美味しい作り方
ここでは、なめこ汁の美味しい作り方を紹介していきます。
なめこの下処理の仕方
なめこは下処理する必要があります。なめこ独特の旨みと食感を残すために「さっと洗う」を意識してみてください。
- ボウルになめこを入れ、浸る程度の水で軽く揉み洗います。
- ザルにあけて水気を切ります。
洗いすぎると風味や粘り気がなくなってしまうため注意してください。
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入れる順番の大切さを知る
みそ汁の基本的な作り方は、具材を入れた後に味噌を溶かすのが一般的です。しかしなめこは、味噌を溶かした後に入れるのをおすすめします。
なめこを最後にいれると味噌が溶けやすくなります。また、なめこは煮込みすぎない方が美味しいと言われています。
まとめ
なめこ汁の保存方法について紹介してきましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- なめこ汁を保存する際は、塩分濃度を高くし、余熱をしっかり取ってから冷蔵保存すると日持ちします。
- なめこ汁は基本冷蔵で保存します。常温はおすすめしませんが、どうしてもの場合は数時間おきに加熱しましょう。
- 味噌の風味が損なわれるので、冷凍保存はおすすめしません。
- なめこ汁が腐ると、異臭がする・どろどろとしてくる・酸味が強くなるなどの変化が現れます。少しでも異変を感じたら、食べるのを中止してください。
- なめこ汁を美味しく作るために、なめこは下処理して、調理の最後に入れましょう。
みそ汁の中でも人気の具材であるなめこ。正しく保存して、美味しく安全に楽しんでください。
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