生湯葉はそのまま食べてもいいの?加熱する必要はある?家でも作れる?

皆さんは湯葉を食べたことがありますか?

湯葉というとなんとなく高級品のイメージがありますよね。家ではあまり食べないですが、高級旅館などではよく湯葉のお刺身は食事で出てきますよね。

そんな湯葉ですが、どのような食べ方をしたら良いのかいまいちよくわからないと言った人も多いようです。

今回の記事では、

  • 湯葉はどんな食べ物?
  • 特徴は?
  • どんな種類があるの?
  • 湯葉の栄養は?
  • 家でも作れる?

これらについて解説していきたいと思います。

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湯葉ってどんな食べ物?

“湯葉”は、豆乳を加熱したときに表面にできる薄い膜のことをいいます。

豆乳を加熱した際に、ラムスデン現象(成分中のタンパク質と脂肪が表面近くの水分の蒸発により熱変化する)によりできる膜で竹串などで引き上げて和食などの食材になります。

湯葉の有名な産地は京都や滋賀県・奈良県・栃木県・山梨県といった古くからの門前町です。

京都と奈良、山梨では「湯葉」、日光では「湯波」と表記されるそうです。お吸い物やお刺身などに料理されるのが一般的です。

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特徴

湯葉の主な原材量は大豆と水です。湯葉は豆乳を鍋に入れて煮詰め、その時表面にできる薄い膜をすくい取り、水切りしたものを指します。

にがりを使って固めている豆腐とは異なり、にがりを使用していないのが特徴です。

湯葉ってそのまま食べられるの?種類は?

大きく分けて生湯葉とそれを乾燥させた干し湯葉があり、日光や京都の名産品としても知られています。

生湯葉・・・すくった生の状態のもの

干し湯葉・・・すくった後で乾燥させたもの

湯葉は豆乳からできたシンプルな味わいなので、様々な調味料や食材と合わせることができます。

特に生湯葉は水分が多いのに対し、干し湯葉は歯応えのある食感が特徴です。

どちらも刺身のように醤油をつけたりサラダに乗せて、コシのある食感をそのまま楽しむのが一般的です。

さらにその他の食材と合わせて、吸い物や鍋物、揚げ物、煮物にしても良しの万能食材です。

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湯葉に含まれる栄養成分と効果

湯葉の原材量は豆乳であり、その作り方も非常にシンプルであることが分かりました。

では、湯葉にはどのような栄養があり、私たちの体にとってどのような嬉しい効果があるのでしょうか。

湯葉に含まれる代表的な栄養素

そもそも湯葉に使われる「豆乳」の原材量は、栄養価が高い大豆です。

大豆には植物性のタンパク質やビタミンB群に加え、カルシウムやカリウム、マグネシウムなどのミネラルに、食物繊維が含まれています。

湯葉はそんな大豆の豊富な栄養をそのまま引き継いでいるのです。

  • たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
  • 大豆イソフラボン:大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと類似した構造を持ち、エストロゲンに結合して作用します。特に、女性ホルモンのエストロゲンが減っていくことで起こる更年期障害の改善や骨粗鬆症の改善効果があります。また、普段から摂取すると肌を綺麗にする、PMSの予防にも繋がります。
  • ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
  • カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
  • マグネシウム:マグネシウムは、健康な骨を作る上でビタミンDを活性型にする働きや、エネルギー代謝、たんぱく質の合成を担います。マグネシウムは、体内の酵素の要になる触媒や酵素反応を助ける働きを含めると300種類以上サポートしています。血圧の調整機能もあり、片頭痛や冷え性の改善にも効果があるとされています。
  • 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。

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湯葉は自宅でも作れる!作り方を解説

湯葉はフライパンや鍋を使って簡単に作ることができます。

時間に余裕のある人やいつでも好きな時に湯葉を楽しみたい人は、濃厚で自分好みな自家製湯葉を是非作ってくださいね。

作り方

では湯葉の作り方を解説していきますね。材料は大豆と水だけです!

  • よく洗った大豆を約12時間浸水させる
  • 1粒取り出し半分に割って、中心部まで同じ色になっているか確認する(中心部の色が濃かったりくぼんでいたら、再度水につける)
  • 大豆と水をミキサーに入れてドロドロにする
  • 鍋に移し替えて、焦げないようにかき混ぜる
  • 加熱後に布巾をザルに敷いたらそこへ流し込み絞り出す

これで湯葉を作るための豆乳作りが完成です。

豆乳を丁寧に温める

豆乳の用意ができたら、あとはフライパンに移して丁寧に温めていきます。

加熱し過ぎないように中火で温め、表面がフツフツしてきたところで弱火にします。この時沸騰させないように注意しましょう。

表面に膜が出てきたら箸ですくい、これを繰り返していけば湯葉の完成です。購入した豆乳でも、好きな豆乳を使って同じ方法で作ることができます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • 湯葉はそのまま食べることができる食材
  • 湯葉の原材料は水と大豆だけなので家でも簡単に作ることができる
  • 湯葉には大豆イソフラボンやタンパク質、カルシウムやビタミンなどが豊富に含まれる
  • 葉には生湯葉と干し湯葉の2種類があり、生湯葉は刺身のように食べるのがおすすめ 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

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