子供から大人まで男女問わず大好きなひき肉料理といえば「ハンバーグ」ですよね。レストランで食べるのはもちろんですが家庭料理でも定番のメニューでしょう。
そんな普段よく口にするハンバーグですが、実は焼き加減が難しく中まで加熱してあるのかの判断に困るメニューでもあります。
今回は生焼けのハンバーグの危険性や対処法についてご紹介していきます。
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目次
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ひき肉で下痢・腹痛の原因は生焼け?
ハンバーグの生焼けは危険
私たちの身の回りには、さまざまな種類の菌やウイルスが存在しています。
その中でも特に豚や牛などの腸内には腸管出血性大腸菌やサルモネラ菌など体調に支障をきたす恐れのあるものも…。これらの菌やウイルスは畜場でお肉にする段階で付着してしまうことがあるため生肉を食べる行為は大変危険とされています。
ハンバーグの生焼けのみならず、加熱が不十分なお肉をたべることで下痢や腹痛だけではなく食中毒になる危険性もあることを理解しておきましょう。
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ハンバーグによる食中毒に注意!
生焼けの状態のハンバーグを食べてしまうことによって食中毒にかかるリスクも高まります。では実際に食中毒の症状や潜伏期間などを具体的にお伝えしていきますね。
食中毒症状
食中毒には下記のような症状が挙げられます。
食中毒の代表的な症状とは…
- 腹痛や嘔吐
- 血便や下痢
- 発熱
食中毒を防ぐためには、日頃の体調管理はもちろんのことですが”生焼けした肉を食べない”ということが重要となってきます。
食中毒を防止するために、ハンバーグに火が通りやすくする方法をお伝えしますね。
- オーブン調理をする
- アルミホイルで包み焼きにする
- ひき肉をよくこねてから使う
- 十分に熱したフライパンで蒸し焼きにする
- ハンバーグ形成時には、しっかりと空気抜きをする
どれもハンバーグを作る工程で、できることばかりです。その一手間で食中毒を防止できるのであればやらないより他ありません。
潜伏期間・何時間後?
生肉で食中毒を引き起こす菌としては下記のようなものが挙げられます。
食中毒を引き起こす主な菌
- サルモネラ菌
- カンピロバクター
- 腸管出血性大腸菌(O157)
通常の食あたりは、食べてすぐに症状がでる場合が多いのですが食中毒の場合では症状が出るまでに2~3時間といった場合が多いようです。またカンピロバクターに至っては、2日~7日と潜伏期間が長いよう…。これだけ時間が空いてしまうと、原因特定が難しいように感じますよね。
症状がひどい場合や治まらない場合には、我慢せずに病院を受診しましょう。
治るまでどれくらい?
食中毒の完治は約1週間ほどと言われています。ただし、これはあくまでも平均であり重症化するほど完治までの期間は長引きます。
重症化を防ぐには、自己免疫力を上げることも大切です。日頃から規則正しい生活をし免疫力を高めておきましょう。
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ひき肉アレルギーも存在する?
食物アレルギーと聞くとどのようなものを想像しますか?
エビや卵、小麦粉などを想像するかたが多いかと思います。どのような食品でアレルギーを発症するかは人それぞれ。発症数は比較的に少ないのですが、豚肉・鶏肉・牛肉も例外ではありません。
ちなみに肉アレルギーは、アトピー性皮膚炎かつ多種の食物アレルギーをもっているかたに発症するケースがあるとされているそう。短時間で症状が現れる即時型の反応が起こる人は、まれだと言われていますが注意が必要ですね。
肉類を食べたあとに、口の中が痒い、蕁麻疹がでる…などの症状がある場合には早めに受診しアレルギー検査を受けるとよいでしょう。
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生肉・生焼け肉を食べてしまった時の対処法
結論的には、生肉・生焼け肉を食べてしまっても有効な対処法は現時点ではありません。
生肉・生焼け肉を食べてしまってから急いで受診したといっても症状が出ていない限りは治療のしようがないとのことなんですね。そのため「症状がでないか様子を見てください。」と言って帰されてしまう場合がほとんどなのだそう…。
肉が原因となる食中毒の場合は、おおむね7日以内に症状がでるものとされています。まずは症状がでないか様子を見て特に体調の変化がないようであれば、過剰に心配する必要はありません。
ただし症状がでた場合には、速やかに受診をしてくださいね。
子供が食べた時は?
子供は大人と違って、体内のあらゆる機能が未熟です。したがって大人であれば少しの腹痛で終わるような症状も重症化するリスクがあることを理解しておきましょう。もしも子供が生焼けのハンバーグ(肉)を食べてしまった時は下記の症状に沿って行動しましょう。
- 腹痛や嘔吐など症状がある場合には、医療機関にて早めの受診を!
- 症状がでていないようであれば、様子見をする!(2~3時間経過しても変化がないようであれば、ひとまず安心しても良いでしょう。)
ただ食中毒の場合には、翌日以降に発症する可能性もあります。1週間ほどは注意してみる必要があるといえるでしょう。
もし判断に困るようなことがあれば、こども医療でんわ相談「#8000」を利用してみてください。小児科医や看護師に様子を相談することで、受診すべきかなど適切な対処の仕方を教えてくれますよ。
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まとめ
今回のまとめは下記のとおりとなります。
この記事をまとめると
- 火の通りが不十分なハンバーグには食中毒の危険性がある!
- 食中毒の潜伏期間は2日~7日と長い!
- 症状がでていない場合には焦らずに様子を見て!
- 子供の場合には重症化することも…。症状がある場合には早めの受診を!
大好きなハンバーグを食べて体調を崩してしまったら…トラウマとなりもう食べられなくなってしまいそうですよね。
食中毒防止のためにも、生肉にはよく火を通し食べてくださいね。
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