6月ころになるとスーパーなどに並び始めるとうもろこし。とうもろこしを見ると「そろそろ夏が来たな…」と思うかたも多いのはないでしょうか。
夏の風物詩として欠かすことができない『とうもろこし』ですが、食べ方としては、焼く・茹でるといったところが一般的ですよね。グルメ番組で見かけるように生で食べても問題ないものなのでしょうか。
今回は、『生とうもろこしは生で食べても問題ないのか?』という疑問について詳しく解説していきます!ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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目次
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とうもろこしは生で食べて大丈夫?
よくグルメ番組などで、収穫したばかりのとうもろこしを生で食べている…というものを見かけますよね。
このことからも分かるとおり、結論としては『とうもろこしは生で食べても大丈夫』です!
しかし生で食べる場合には、さまざまな注意点も…。下記で詳しく解説していきます。
生食に向いている品種
一口に『とうもろこし』と言っても何種類もの種類があるのはご存知でしょうか?種類によって糖度が全く違い調理方法に向き不向きも…。
生食するにあたって向いているとされる品種は下記のとおりです。
- フルーツコーン
名前のとおり果物のような甘さが特徴的なとうもろこし。平均16℃以上の糖度があり栽培状態によっては20℃を上回るものもあるのだというから驚きですよね。メロンの糖度平均が12~18℃なので、フルーツコーンはまさに果物そのものです! - ピュアホワイト
栽培に手間がかかるので、とうもろこしの品種でも「幻」とされているピュアホワイト。想像を上回るクリーミーさは絶品ですよ。見た目の美しさからギフトとしても人気のある品種なんです。 - 甘々娘
乳白色の粒が鮮やかな黄色に混ざる「バイカラーコーン」と呼ばれる品種です。発芽しにくく、また栽培が非常に難しいので需要に対し供給が追い付いていないというのが現状の幻のとうもろこし。
生食で食べれる状態
とうもろこしを生食するにあたって1番重要視することは『鮮度』です。
これはどの食品であっても共通することですが、食品は収穫されたその瞬間から確実に鮮度は落ちていきます。時間が経過するほどに鮮度は落ちるので生食には不向きな状態に…。
理想としては、『とれたての鮮度のよいもの』を食べるのがベストでしょう!
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生のとうもろこしの美味しさ
食感
とうもろこしを生食する場合には、『完熟していないもの』を選ぶのがおすすめ。
完熟前のとうもろこしは、シャキッとした食感で皮も柔らかく口の中に残りません。ちなみにスーパーで売られているものは、完熟したものが多いのが現状…。完熟したものは焼く・茹でるなどすると甘味が増して美味しいですよ。
甘さ
とうもろこしを生で食べるには、やはり糖度が高いものを選ぶのがベスト。
糖度が高ければ高いものほど口の中で甘味をしっかり感じることができます。最近では、糖度表示をして販売している場所も多いので選ぶ際には参考にしてみてはいかがでしょうか。
ジューシーさ
生食ができるとうもろこしは、たっぷりの水分を蓄えており食べた瞬間に口のなかで果汁が溢れます。
その味わいは、まさに果物そのもの!ジューシーさを味わいたいのであれば、生食一択でしょう。
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食中毒の危険性は?
やはり生食するとなれば気になるのが『食中毒の危険性』。下記で詳しく解説していきます。
毒はある?
基本的にとうもろこし自体に毒はありません。
ただ先ほども解説しましたが、とうもろこしは収穫した瞬間から鮮度は落ちていきます。鮮度が落ちるということは、『食品自体が傷みだし、それによって何らかの菌などを持つ可能性がある』ということになりますよね。
とうもろこしの場合でも、収穫してから時間が経過するほど青臭さは増し水分が抜けていくことによって皮も硬くなりがちに…。
その結果、皮の消化が体内で上手くできず便秘や腹痛を引き起こしてしまう原因にも…。もちろん傷んだとうもろこしを食べると食中毒の可能性もあります。
基本的に生で食べる場合には、とれたて新鮮なものを選んでくださいね。
美味しくない?
とうもろこしは収穫後、急速に水分が蒸発してしまうのと同時も甘味も抜けていってしまいます。
そのため生食目安は『収穫から2日以内』。
時間が経過したとうもろこしは、青臭く実の皮も硬くなるので口あたりも悪くなりがちに…。生食目安を過ぎてしまったとうもろこしは加熱調理して食べるのがよいでしょう。
ちなみに生で食べる場合には、最も甘にバランスが安定した中央部分から豪快にかぶりつくのが最高なんだとか。
新鮮なとうもろこしは青臭さや生臭さは全くなく、実からはジューシーで甘く爽やかな果汁が口いっぱいに広がりますよ。
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まとめ
いかがでしたか?
今回は、『生のとうもろこしを食べても問題ないのか?』という疑問に対して詳しく解説しました。
この記事をまとめると
- とうもろこしは『生食できる』食品である。
- フルーツコーンやピュアホワイトなど糖度の高いものが生食向きである
- 生で食べる場合には、収穫後2日以内を目安に!
- とうもろこし自体に毒はないが、生食する際には『とれたて新鮮』なものを!
旬の、ほんの短い間だけ楽しむことができるとうもろこしの生食。焼く・茹でるのも美味しい食べ方ですが、今までとは全く新しい食べ方も体験してみてはいかがでしょうか。
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