皆さんは生の玉ねぎを食べた後に体の調子が悪くなったことはありませんか?実は生の玉ねぎはとても栄養素が優れている一方で、少し刺激が強い栄養素を含んでいます。
また玉ねぎを食べた後に体調不良を起こすとなると、アレルギーが原因のように感じてしまいますが、実際のところはアレルギーではなく他の要素が原因になっていたりします。
今回の記事では、
- 玉ねぎアレルギーについて
- 生の玉ねぎを食べることのリスク
- どういった成分が体に悪影響を与えてしまうのか
これらについて解説していきたいと思います。
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目次
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玉ねぎアレルギーとは?
玉ねぎアレルギーとは玉ねぎは摂取した時に身体に様々な症状が生じてしまう食物アレルギーのひとつです。
玉ねぎでアレルギーを起こす人というのはかなり稀ですが、少なからず存在します。玉ねぎを摂取した時に毎回身体に異変を感じるようなら食物アレルギーの可能性がありますので注意しなければなりません。
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どんな症状が出るの?
玉ねぎアレルギーの場合は玉ねぎに含まれるタンパク質がアレルゲンになります。
玉ねぎアレルギーをはじめとする食物アレルギーの症状としては、口やのどの粘膜のかゆみや腫れ、蕁麻疹、吐き気、息苦しさ、呼吸困難感などがあり、ひどい場合だと急激な血圧低下で意識を失う場合もあります。
ひどくなることはかなり稀ですが、もし上記のような症状が出ている場合には様子を見て医療機関に相談するようにしましょう。
生の玉ねぎの方が出やすい?
食物アレルギーの原因となるタンパク質は熱を通すと成分が入れ替わるためアレルギーを引き起こしにくくなるといわれています。これは玉ねぎにおいても適用され、生の玉ねぎではなく加熱した玉ねぎであれば食べられることがあります。
アレルギー以外でも実は生の玉ねぎを食べるというのは意外とリスクが高く、様々な症状が出てしまうことが分かっていますので、次の項目ではそれについて解説していきましょう。
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玉ねぎを生で食べるのは危険なの?
玉ねぎはスライスしてサラダやカルパッチョ、タルタルソースなど生で食べる方法は沢山あります。ですが、”玉ねぎを生で食べるのは危険”と言われることがあります。その理由は、一体何なのでしょうか?
胃痛 腹痛 下痢
生の玉ねぎを食べ過ぎると、これらの症状が出ることがあります。その原因となっているのは、玉ねぎに含まれる辛味成分の「アリシン」というものです。それぞれの症状とアリシンの関係について、確認してみましょう。
胃痛
玉ねぎを食べ過ぎると胃が痛くなることがあります。胃痛や胃もたれが起こるのですが、これは玉ねぎに含まれているアリシンという成分の強い殺菌作用によるものです。
特にストレスや免疫の低下で胃が弱っている時に起きやすく、殺菌作用が強すぎるために刺激となって胃が痛くなってしまうのです。玉ねぎが上手く消化できず痛くなることもあります。
腹痛・下痢
お腹が痛くなったり下痢を起こしてしまうこともあります。これも玉ねぎに含まれる「アリシン」によるもので、腸への刺激が強いために引き起こします。
胃や腸は強く刺激されすぎると腸のぜん動運動が活発になり過ぎて、食物が大腸の中を急速に通るため水分がちゃんと吸収されずに便と一緒に排出されて下痢になってしまうのです。
お酒を飲んだ時やコーヒーをたくさん飲んだ時も胃が弱くなるので、玉ねぎを食べることで腹痛や下痢になることがあります。
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玉ねぎに含まれるアリシンの副作用とは?
体調不良を起こす原因は、先ほどから話の中に登場している「アリシン」という成分です。刺激が強く胃痛や腹痛、下痢を起こしてしまうのですが、一体どのような成分なのでしょうか?2つの特徴について見てみましょう。
効能が高く刺激が強い
アリシンの殺菌効果は非常に高く、体調によっては体にとって強い刺激となります。玉ねぎを切った時に香るツンとした玉ねぎ特有の香りもアリシンによるもので、元は「硫化アリル」という成分の一つです。
硫化アリルは刺激が強いものの健康に良い成分で、血液をサラサラに保って血栓ができるのを防ぎ動脈硬化や脳梗塞を防いだり、強い抗酸化作用もあるのでアンチエイジングにも効果的なものです。
その効能は非常に高く、その分刺激も強いものになっているので時に腹痛などの症状を引き起こしてしまうのです。
生玉ねぎは加熱したものよりもアリシンが多い
アリシンは特に生の玉ねぎに多く含まれています。玉ねぎを切った時に目にしみるのもアリシンのせいなのですが、火を通した玉ねぎはツンとした香りや目にしみることが無いと思いませんか?
アリシンは熱に弱く、加熱することによって壊れていきます。そのため腹痛や下痢などの症状が心配な方は、生ではなく加熱した玉ねぎを食べるのがおすすめですよ。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- 玉ねぎを食べた後にアレルギー症状が出ることは稀
- 加熱していない玉ねぎの方がアレルギーが出やすい
- アレルギー以外でも加熱してない玉ねぎは様々な症状が出ることがある
- 生の玉ねぎを大量に食べてしまうとアリシンが体に悪影響を与えてしまう
- アリシンは血液をサラサラにしてくれる効果もあるが、刺激が強い
- 玉ねぎは基本的には加熱してから食べるようにしよう
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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