生クリームはそのまま食べることができる?食べ過ぎは体に悪い?危険?

最近若い人たちの間で人気のマリトッツォ、フルーツサンドは生クリームがたくさん使われている洋菓子ですよね。もちろん素材となるパンやフルーツも美味しいのですが、やっぱりその美味しさを引き立てている大きな要因は生クリームだと思います。

甘くてフワフワとしてとろけるような食感の生クリームはとても美味しく、目の前に沢山あったら直接食べたい!と思う人も少なくないと思いますが、生クリームは食べ過ぎ注意な食材なんですよ。

今回の記事では、生クリームとはどのような食材なのか、生クリームを食べ過ぎによる影響や生クリームは1日どれくらい食べても良いのかについて解説していきたいと思います。

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生クリームってどんな食材?

生クリームは牛乳成分由来の液体クリームです。生乳や牛乳を分離して取り出した乳脂肪18.0%以上のものをいいます。省令上は「クリーム」とされていますが一般的に「生クリーム」として取り扱われています。生クリームを泡立てたものをホイップクリームと呼び、砂糖を加えてケーキのアイシングやお菓子の飾りつけ等に用いられます。また、生クリームはバターやアイスクリーム、サワークリーム等の原材料にも用いられています。

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生クリームをそのまま食べたい、とよく言うけれど食べてもいいの?

生クリームが大好きな人は「生クリームだけをそのまま直接たくさん食べたい」と夢に思ったことが何度もあるのではないでしょうか。ですが生クリームと言うとなんとなく体に悪いイメージが強く、そのまま食べるという事に少し抵抗がありませんか?

生クリームをそのまま食べても良いかという質問がたまに来るのですが、それに関しては結論から言うとそのまま食べても大丈夫です。ただし生クリームの「食べ過ぎ」は体に影響を与えてしまう可能性もありますので注意が必要です。 

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生クリームを食べ過ぎると生じる影響とは

では生クリームの食べ過ぎによる影響について、詳しく解説していきたいと思います。

カロリーの摂りすぎによる影響

生クリームは皆さんもご存知の通り脂質がとても高い食べ物です。生クリームにはだいたい35%~45%程度の脂質が含まれています。大体多ければ半分位が脂質なんですね。

そして脂質が多い食品というのはカロリーが高くなりがちです。生クリームのカロリーは100gあたり約433kcalで、食品の中でもかなり高い部類に入ります。ちなみに生クリーム1パック200㎖で販売されていることが多いので、1パック使うことで433kcalの2倍、約866kcalのカロリーを摂取することになります。 

866kcalというと、一食分の食事でも少し多いくらいのカロリーです。このようなカロリーを取り付けたら太りやすくなってしまうというのも納得できますよね。

脂質の摂りすぎによる影響

先ほどはカロリーを取り上げて説明しましたがカロリーだけではなく、脂質の摂りすぎも体にあまり良くありません。脂質は消化するためにものすごく時間がかかる成分であり、一度にたくさん摂りすぎてしまうと腸内で吸収できずにそのまま排泄されてしまいます。

なので脂質の摂り過ぎは下痢に繋がってしまうということです。生クリームでなくても例えば焼肉などを食べた日の翌日などにお腹がゆるくなった経験はありませんか?それはお肉に含まれる脂質を大量に一度に摂取したために生じます。

糖質の摂りすぎによる影響

生クリームはホイップクリームにする時に砂糖を加えて作りますよね。なので脂質やカロリーだけでなく糖質にも注意が必要なのです。

糖質の摂りすぎよる影響は、 血糖値が大幅に上下することでしょう。血糖値の上がり幅が大きくなることによって、血糖値を下げるインスリンの分泌量が変わります。上がり幅が大きくなればなるほどインスリンが大量に分泌されるようになるということです。

インスリンは血糖値を下げてくれる体の唯一のホルモンですが、実は血糖値を下げるだけでなく脂肪を蓄えようとする働きもあるのです。なので甘いものをたくさん食べるとインスリンがたくさん分泌されて、血糖値は下がるものの体脂肪が増えてしまうということにつながります。

生クリームをは直接食べても良いけど生活習慣病に気をつけよう

ここまでで様々な成分の摂りすぎによる影響について紹介してきましたが、これらの過剰摂取を続けることで以下のような生活習慣病を引き起こす可能性があります。

  • 糖尿病
  • 高血圧
  • 脂質異常症

この三つの生活習慣病というのは「万病の元」といわれています。それはなぜかと言うと血液に関係してくるからです。血液というのは全身にくまなく栄養を渡してくれるとても大切なものですが、糖尿病や脂質異常症になることで血液の流れが悪くなることで脳血管障害や、末梢神経障害、目の病気、腎臓の病気など様々な病気を引き起こします。

高血圧も心臓に負担をかけるのでいわゆる心臓病を引き起こす可能性が高くなります。生クリームは直接食べても良いけれど、食べ過ぎてしまうとやはり体にあまり良くないということがわかって頂けたでしょうか。

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1日どれくらいなら生クリームを食べても良いの?

ここまでは生クリームの食べ過ぎによる体への影響について考察してきましたが、では1日どれくらいまでなら食べても良いかということをお伝えしますね。

生クリームは1日「20~30ml」までにした方が良いでしょう。この程度の量であれば体に大きな影響を与えることは少ないと考えられます。この量はショートケーキに入っている生クリームの量と考えてくださいね。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • 生クリームのほとんどの成分は脂質
  • 生クリームを食べ過ぎると糖質・脂質・カロリー過多になりやすい
  • 食べ過ぎてしまうと糖尿病や脂質異常症などを引き起こす可能性もある
  • 生クリームは一日20~30㎖程度にしておこう

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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