おつまみや前菜として人気の生ハム。程よい塩加減で食べ出したら止まらない方も多いでしょう。
しかし「塩分の摂りすぎになっていない?」「食べ過ぎるとどうなる?」「加工肉は体に悪いって聞いたことがある……。」など、疑問や不安を感じたことはありませんか?そこで、今回は以下のことについて解説します。
- 生ハムはタイプによって含まれる塩分が異なる。
- 生ハムはたくさんの塩分や発がん性物質が含まれている。
- 適量は135g〜270g。
- 加工肉は食べすぎると生活習慣病のリスクが高まる。
- 生ハムは適量食べれば美肌効果も。
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目次
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生ハムは体に悪い?
生ハムは塩気が効いていて、前菜やおつまみにぴったりです。しかし、生ハムを食べていると塩分の摂りすぎではないかと不安に思う方もいるでしょう。そこで、生ハムの塩分について解説します。
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生ハムに含まれる塩分の量
生ハムに含まれる塩分の量はタイプによって異なります。これは、熟成期間によってタイプが分かれており、長期間保存できるものであるほどたくさんの塩分が含まれているためです。
例えば、成熟期間の短い促成タイプなら100gあたり0.3g、長期熟成タイプなら0.8gの塩分が含まれています。塩分摂取を抑えたい方は、促成タイプを選ぶといいでしょう。
塩分控えめの生ハムなら大丈夫?
塩分控えめの生ハムでも食べ過ぎは禁物です。なぜなら、生ハムを食べすぎると健康な人の1日の塩分目安量を超す可能性があるためです。
男性なら8g未満、女性は7g未満が1日の塩分目安量となっています。塩分控えめの生ハムでも、他の食事とのバランスを考え、食べる量を調節しましょう。
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生ハムを食べ過ぎるとどうなる?
生ハムを食べ過ぎると塩分や食品添加物の摂り過ぎに繋がります。食べ過ぎそうになったときは、健康リスクや病気のリスクを思い出して適量に留めておくことが大切です。
それでは、塩分の摂り過ぎや生ハムの発がん性、1日の適量について解説します。
塩分をとりすぎると
塩分を摂り過ぎると高血圧になり、動脈硬化や心臓肥大に繋がります。塩分の過剰摂取で血圧が上がるのは、体内の塩分濃度を薄めるために血液量が増え、心臓の働きが活発になるためです。
さらに、心臓が働き過ぎると筋肉が厚くなり、心臓肥大に繋がると、心臓の機能が低下します。また、高血圧の状態が続くと血管が常に張り詰めた状態になるので、血管が硬くなり、動脈硬化を引き起こします。
塩分の摂り過ぎはさまざまな病気の原因となるため、塩分量はしっかり管理することが大切です。
発がん性は?
生ハムを含む加工肉には発がん性があると言われています。これは、加工肉に含まれる食品添加物が大腸がんを引き起こす可能性があるためです。
例えば、世界保健機構(WHO)の発表によると、加工肉を毎日食べると、50gごとに大腸がんになる確率が18%上がるとされています。
しかし、2019年の厚生労働省の調査によると、日本人のハム、ソーセージ類の消費量の平均は1日あたり13.4gなので、50gの加工肉を毎日食べる方は少ないと言えます。
発がん率が上がるほど生ハムを食べる可能性は低いですが、危険性があるということは覚えておきましょう。
詳しくはこの記事をチェック!
適量は?
生ハムの適量は塩分を基準に考えると、135g〜270gと言えます。適量に差があるのは、タイプによって含有塩分量が異なるためです。
例えば、スーパーで買える生ハムは1パック100g前後の促成タイプが多いので、2パックまでが適量と言えます。この適量は1日の塩分摂取量目安を元にしているので、他の食事のバランスを考えると1パック以上は食べないほうがいいでしょう。
塩分量は栄養成分表示のナトリウムの欄を見れば確認できるので、1日の食事のバランスを取り、食べ過ぎないようにしましょう。
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加工肉は健康に悪い?
加工肉は食べ過ぎると健康に悪いと言えます。これは、加工肉に食品添加物が含まれているためです。全く食べてはいけないというわけではありませんが、危険性があるということは覚えておきましょう。
それでは、ソーセージやベーコンなどの加工肉の食べ過ぎについて解説します。
ソーセージやベーコンは?
ソーセージやベーコンも加工肉なので、体に悪いと言えます。なぜなら、先述した通り大腸がんのリスクが上がるためです。
例えば、ソーセージやベーコンに含まれるリン酸ナトリウムは骨粗しょう症のリスクを高めます。また、亜硝酸ナトリウムも含まれており、こちらは発がん性物質となっています。
加工肉の発がん性についてはこちらの記事でも詳しく解説していますので、参考にしてください。
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食べ過ぎるとどうなる?
加工肉の食べ過ぎは生活習慣病のリスクを高めます。これは、肉を加工する過程で脂と塩分の量が増えるためです。
例えば、脂質の摂り過ぎは体脂肪の増加やコレステロール値の上昇に繋がります。また、塩分の過剰摂取は先述した通り、高血圧の原因になります。
生活習慣病のリスクを下げるためにも、加工肉の食べ過ぎは控え、加工されていないお肉もバランスよく食べましょう。
妊娠中でも食べられる?
生ハムには「リステリア菌」という、食中毒を引き起こす細菌が潜んでいる場合があります。このリステリア菌は通常の成人だと、免疫機能によって体に影響を与えることを防ぐことができるのですが、妊娠中になるとリステリア菌の方が体の免疫機能を上回ってしまい食中毒に感染してしまう危険性があります。
詳しくはこの記事をチェック!
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生ハムの美容効果は?
生ハムには女性に嬉しい美肌効果があります。なぜなら、熟成の過程で豚肉に含まれるアミノ酸が増加するためです。
例えば、アミノ酸はコラーゲンの原料となり、シミやくすみの原因となるメラニンの生成を抑制する効果があります。他にもアミノ酸はストレス軽減や抜け毛予防にも働く優秀な栄養素です。
生ハムの食べ過ぎは塩分の過剰摂取によるむくみの原因にもなりますが、適量食べれば美容効果が期待できます。
まとめ
いくらお酒や食事が進むからと言っても、生ハムの食べ過ぎはよくありませんね。
この記事をまとめると
- 生ハムに含まれる塩分は促成タイプなら100gあたり0.3g、長期熟成タイプなら0.8g。
- 生ハムはたくさんの塩分や発がん性物質が含まれているので、適量の135g〜270gを守る。
- 加工肉の食べ過ぎはコレステロール値上昇や高血圧などの生活習慣病の原因に。
- 適量食べれば生ハムには美白効果が◎
がんの発病はさまざまな要素が絡まり合っていることが多く、大腸がんの原因が必ず加工肉であるとは限りません。
生ハムをはじめとする加工肉を極端に避ける必要はありませんが、危険性があることはしっかり覚えておき、適量楽しむようにしましょう。
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