みょうがが臭くなると腐っている?主な原因や長持ちのコツを紹介

夏になるとみょうがを食べる機会も増えてきますが、みょうがの独特なニオイが苦手な方も多いのではないでしょうか。このニオイの正体は何なのか気になりませんか?そこで今回は

  • みょうがのニオイの原因とは
  • みょうがのニオイを消す方法とは
  • みょうがの保存期間はいつまでなのか
  • みょうがを長持ちさせるコツ
これらのテーマについて紹介させていただきます。

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みょうがのニオイの原因

みょうがのニオイの原因には何が考えられるでしょうか。ここでは、みょうがのニオイの原因を紹介していきます。

α-ピネンの独特なニオイ

みょうがには独特なニオイがありますよね。人によっては「カメムシのようなニオイ」と感じる方もいるようですが、この独特なニオイの正体は「α-ピネン」というニオイ成分になります。

α-ピネンは「ファイトケミカル」と呼ばれる植物のみに含まれる、抗酸化作用に優れた第7の栄養素として、近年大きな注目をあつめています。

「ファイトケミカル」とは植物の「色素」「苦み」「香り」「しぶみ」「えぐみ」等の成分の事です。例えば、トマトの「リコピン」ブルーベリーの「アントシアニン」がこれに含まれます。

α-ピネンの独特なニオイが苦手な方もいますが、α-ピネンは癌や心臓病などの生活習慣病の予防効果に優れており、さらに胃液の分泌も促進するため食欲の増進と共に消化を良くする効果も期待できます。

またα-ピネンの独特なニオイが大脳皮質を刺激し、覚醒を促すため眠気を覚ます事ができます。α-ピネンには、血流を良くする働きもあるため、汗が出やすくなり熱中症対策にもオススメです。

抗菌・殺菌作用にも優れているため夏風邪の予防効果も期待できるなど、嬉しい効果が多くあります。

腐っている

みょうがの元々の独特なニオイとは別に、カビのような変なニオイを感じたら腐っている可能性があります。ニオイだけでは判断できない場合は、以下の特徴で腐っているか判断してください。

  • 表面がヌルヌルしている
  • 切り口や茎の部分、または全体が黒色や茶色に変色している
  • 切ったら中がドロっとして溶けている
  • 触るとブヨブヨして柔らかい
  • 生なのにシャキシャキ感がない

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みょうがのニオイを消す方法

オススメの料理は?

みょうがに含まれるα-ピネンには嬉しい効果がたくさんありますが、ニオイがどうしても苦手な方は以下の方法を試してみてくださいね。

あく抜きをする

みょうがのニオイが苦手な方で、みょうがを生で食べられる場合は、あく抜きは必ず行ってください。加熱して食べる場合は基本的にはあく抜きは必要ありませんが、匂いが苦手な方は加熱する場合でも、あく抜きをする事でニオイを抑える事ができます。

ただし、みょうがには水溶性の栄養素が多くあく抜きをしてしまうと、栄養価は低下してしまいますので注意してください。あく抜きの方法は以下の通りです。

  1. みょうがをキレイに洗い、用途に応じて輪切りや千切りにする
  2. ザルとボウルを重ねて水を入れ、切ったみょうがを入れる
  3. 箸などで軽くほぐしながら、30秒ほどでザルをあげる
  4. キッチンペーパーなどにあけて、よく水気をとる

加熱する

加熱する事でみょうがのニオイは軽減します。加熱調理でオススメなのは「みそ汁」です。ポイントは味噌を入れる直前のタイミングで入れると、みょうがのシャキシャキ感が残って美味しくいただく事ができます。

そして、てんぷらにする方法もオススメです。揚げたてはみょうがのシャキシャキ感も残っていますが、ニオイがまだキツイと感じる方は少し時間を置いて食べればニオイも無くなり食べやすくなります

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みょうがの保存期間

保存・日持ち

ここでは、みょうがの保存期間をご紹介します。

1週間が限度

みょうがは常温保存では傷みやすいので必ず冷蔵保存してください。冷蔵保存の方法は、湿らせたキッチンペーパーで包み、タッパーなどの密封容器に入れて保存します。日持ちの目安は1週間です。

切った場合は数日で使う

みょうがを切った場合も同様の方法で冷蔵保存できますが、この場合は数日で使い切るようにしてください。

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みょうがを長持ちさせるコツ

ここでは、みょうがを長持ちさせるコツをご紹介します。

冷凍がおすすめ

みょうがが大量に余っている場合は冷凍保存もオススメです。冷凍の場合は使いやすいように事前にカットしてから保存袋に入れてください。冷凍したみょうがの日持ちは約1か月です。

冷蔵で保存した場合より長持ちはしますが、みょうがのシャキシャキ感は軽減してしまうので注意してください。

小分けにしてラップに包む

みょうがを小分けにしてラップに包んでおくと、使いたい時に必要な量だけ取り出せるので便利です。用途に合わせて切り方を変えて保存しておくのがオススメです。

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まとめ

「みょうがのニオイの原因とは、みょうがのニオイを消す方法とは、みょうがの保存期間はいつまでなのか、みょうがを長持ちさせるコツ」これらのテーマについて紹介させていただきました。いかがでしたでしょうか。

この記事をまとめると

  • みょうがのニオイの原因は「α-ピネン」の独特なニオイか、腐っている場合がある
  • みょうがの独特なニオイを消すには、あく抜きを行うか加熱する事で苦手な人でも食べやすくなる
  • みょうがは冷蔵保存では約1週間日持ちする
  • みょうがを長持ちさせるためには、ラップに包んで冷凍保存する方法がオススメ

みょうがから腐ったようなニオイがする場合は、食中毒になる可能性があるので食べるのを控えてください。みょうがの独特なニオイの正体である「α-ピネン」には、私たちの身体に嬉しい効果がたくさんありました。

みょうがのニオイがどうしても苦手な方は、ぜひ今回ご紹介した方法を試してみてくださいね。

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