みょうがたけ・みょうがの違いは?食べ方・使い方・保存方法は?

みょうがは薬味として食べることが多い野菜ですが、みょうがたけというものを知っていますか?あまり聞きなれない野菜ですが、みょうがとはどう違うのでしょうか?今回は、

  • みょうがたけとみょうがの違いは?
  • 栄養成分・食べ方・保存方法

これらのテーマについて紹介いたします。

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みょうがとは?

学名 Zingiber mioga
分類 ショウガ科ミョウガ属
原産地 アジア東部
英語名 Japanese ginger
旬の時期と主な産地 6月〜10月:高知、秋田、奈良
   

みょうがは独特の香りが好まれ、見た目の紅色が目を楽しませてくれます。麺類や冷ややっこの薬味など、香辛菜として使われます。食用として栽培しているのは日本だけで、日本でしか食べることのできない野菜の一つです。

栄養素

みょうがの爽やかな香りは、精油成分αピネンで薬効成分があります。含有量は少ないものの、ビタミンやカリウム、マンガンなどを適度に含んでいます。 

  • ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • マンガン:マンガンは、食事によって取り込んだ食べ物の炭水化物、脂質、タンパク質の代謝を助ける必須ミネラルです。加えて、骨形成に関わり、丈夫な骨と軟骨を維持を助けます。加えて、体内のホルモンの合成も担うミネラルです。

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食べ方

みょうがは夏が旬の野菜なので、さっぱりした冷奴やきゅうりとのサラダなどによく合います。また、みょうがは天ぷらにしても美味しいです。

みょうがたけとは?

みょうがは地下に茎を伸ばして広がりますが、みょうがたけは土を盛るなどして偽茎と呼ばれる葉の部分を軟化栽培した竹の子のようなものを指します。

この栽培方法は非常に手間のかかるもので、収穫できるまでに1年半もの期間を要します。みょうがたけは淡いピンク色をしていますが、これは光に当てることによってわざと色付けしています。

なぜそんなに手間と時間をかけて栽培するの?と思うかもしれませんが、ピンク色でないみょうがたけは価値が低く、売れないものとなってしまうのです。

旬の時期と生産地

みょうがたけの旬の時期は3〜5月、主な産地は宮城県や奈良県です。

栄養成分

みょうがたけの栄養素も、上記で紹介したみょうがの栄養素とほとんど同じです。

食べ方

みょうがたけはみょうがと同様、生で食べることができます。主な食べ方としては、漬物やサラダ、甘酢漬け、冷奴の薬味などがあります。

また、炒め物や味噌汁、揚げ物などの加熱料理にもよく合うので、色々なバリエーションを楽しむことができます。

みょうが・みょうがたけの保存方法

常温保存

みょうがやみょうがたけは初〜夏が旬の野菜で、他の季節に見ることはほとんどありません。夏の時期は室内も暑くなるので、冷蔵庫や野菜室で保存するようにしましょう。

冷蔵保存

みょうがやみょうがたけを冷蔵保存した際の賞味期限は、約1週間です。

冷蔵保存のポイント 濡れたキッチンペーパーに包んでから入れておくとより鮮度を落とさずに保存することができます

冷凍保存

冷凍保存した際の賞味期限は、約1ヶ月です。丸ごと冷凍するか、使いやすいように刻んでから冷凍する方法があります。自然解凍でOKですが、風味や味はどうしても落ちてしまい、食感もべちゃっとしてしまうのであまりオススメではありません。

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まとめ

この記事をまとめると

  • みょうがとみょうがたけは同じ野菜から取れるもの
  • みょうがたけは収穫までに1年半!時間と手間が非常にかかる
  • みょうがたけも生食できる!加熱料理のバリエーションも豊富◎

みょうがたけは、みょうがほど出回っているものではありませんが、その理由は栽培にかかる手間と時間にありました。希少価値が高いので、見かけた際は是非一度食べてみてください。

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