もずくのアレルギー症状を紹介!対症法や正しい保存の仕方も

もずくは、生活習慣病や糖尿病予防などが期待できる栄養価の高い食材です。自身の体調を整える筈の食べ物でアレルギーを起こしたとしたらその原因は一体なんでしょうか?今回は

  • もずくのアレルゲンは?
  • もずくの栄養成分
  • アレルギーの対処法

について紹介をします。

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もずくでアレルギーになる?

もずくの養殖:沖縄県

もずくは、アレルギーの物質を特定する原材料には、含まれていません。では、もずくを食べてアレルギーがおこるのはなぜでしょう?またそのアレルゲンはなんでしょうか?

まれにアレルギーを発症する

「医療事故情報収集等事業(2016年)報告書」「食材アレルギーに関する事例」の記載に「もずく酢」を食べてアレルギーが起こったという事例があります。 よく読むと「もずく酢」にまぎれた「キュウリ」が患者のアレルギー源であって「もずく酢」そのものが原因ではありませんでした。 

詳しくはこの記事をチェック!

また、もずくを食べてアレルギー症状が出る可能性は、もずくの漁法にあります。もずくは、海中に漂う種を付着させ、成長したらホースで吸い取っていきます。その時に海の生物エビ、カニが混ざり採取されることもあります。

エビ、カニは、食物アレルギー表示対象品目、特定原材料7品目に含まれます。甲殻アレルギーの方は、もずくを食べる時に特に注意が必要であることを理解しましょう!

赤ちゃんの離乳食時は要注意

赤ちゃんの離乳食中期を迎えるころには、様々な食材に摂り入れている頃ではないでしょうか。もずくは、赤ちゃんの成長に必要なカルシウム、マグネシウムなどのミネラルが豊富です。

ただ選ぶときに気をつけなければいけないことがあります。「三杯酢」や「黒酢」で味付けされたものと「塩もずく」のような保存できるもの、添加物が一切入っていない「生もずく」があります。

酢が入っている加工品には、様々な添加物やアレルギー物質である小麦粉、大豆が含まれている可能性があるので避けましょう。

「塩もずく」は塩抜きしてから食べますが、それでも塩分が高いので与えるのは止めましょう。「生もずく(沖縄産)」なら原材料のみなので、うどんやおかゆに細かく刻んで入れて食べさせるとよいでしょう。

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もずくのアレルギー症状

アレルギー

引用:miraizaidan.or.jp/allergy/anaphylaxis.html

アレルギー症状の中で最も頻度の高い症状は、皮膚にあらわれるかゆみ、蕁麻疹などの症状、続いて吐き気、胃のむかつきなどの消化器症状というデータがあります。

吐き気・胃のむかつき

だいたい30分から2時間以内に症状が現われます。発症年齢は、赤ちゃんから大人までと幅が広く頻度の高い食物の中に甲殻類(エビ・カニ)も含まれています。

湿疹

摂取するアレルゲンの量や年齢によって症状は、様々ですが、初期の段階で現れる症状が、湿疹、じんましんや赤み、むくみなどです。年齢が上がるとともに症状が緩和することもあります。

もずくの成分・栄養素

もずくの最も注目する成分は、フコイダンとアルギン酸ではないでしょうか!そしてミネラル、ビタミンについて紹介をします。

ビタミンK・鉄が豊富

ビタミンKは、出血したときに止血する因子を活性化させる働きがあります。また骨のたんぱく質を活性化させ、形成を促します。モズクは鉄などのミネラルを豊富に含んでいます。1日100g〜200g食べたところ鉄分の含有量の値が改善したという報告もあります。

低カロリーな食品

もずくのカロリーは、4kcal/100gになります。低カロリーというだけでなく肌の老化を防ぐ効果がある「フコイダン」や肌の保湿を保つ効果が期待できる「アルギン酸」が多く含まれています。

もずくでアレルギーになった場合の対処法

アレルギーになった場合、自身のアレルギーのなる原因を知らなければ対処法がわからないでしょう!そのためには、まず医療機関に行きましょう。

まず病院へ行く

食物アレルギーは、病歴や問診に加え各種のアレルギー検査をもとに判断されます。原因食物や重症度を適切に診断してもらうために、食物アレルギー専門医のいる病院や食物経口不可試験を行っている病院を探すとよいでしょう。

MEMO
食物アレルギーの診察を受ける時に、何を食べてどんな症状が起きたかをメモにまとめておくと診察の際に役立ちます。その他に家族のアレルギー歴や具体的な症状ペットの有無など

水やお湯を飲んで緩和させる

水を飲むことで代謝が上がり血液の流れを円滑におこなうようになります。また排便を促すので腸内環境を整えることは、アレルギーの緩和にもつながります。

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まとめ

以上になります。いかがでしょうか?

この記事をまとめると

  • もずくのアレルゲンは、もずくそのものではなく、漁獲の際に混ざった甲殻類(エビ・カニ)の可能性も考えられるし、また調理の際に別のアレルゲンが混入した事例もある
  • もずくは、ミネラルが豊富で低カロリー、フコイダンやアルギン酸は、生活習慣病予防に期待ができる
  • アレルギーの対処法は、専門の医療機関で適切な検査を行い、症状を知ることが大切

アレルギーは、どんなきっかけで起こるかわかりません。安易に考えずに自身の症状を理解しましょう!

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