トマトと言えばどんな品種が有名なのでしょうか?実は今日本で多く流通しているトマトの殆どが「桃太郎」という品種になっています。桃太郎トマトとは、一体どんなトマトなのでしょうか?また、旬の時期とはいつなのでしょうか?
今回は桃太郎トマトについて、以下のような事を解説していきます。
- 桃太郎トマトとはどんなトマト?
- 桃太郎トマトの旬の時期や産地は?
- 桃太郎トマトはどうやって食べると美味しいの?
こんな内容となっています。記事を最後まで読んで頂き、桃太郎トマトについて詳しくなってしまいましょう。
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目次
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桃太郎トマトとはどんなトマト?
まずは、桃太郎トマトとはどんなトマトなのか?特徴などを見ていきましょう。
特徴
桃太郎トマトは、完熟していてもちょっと固めなのが特徴のトマトです。どうして「硬いトマト」なのかというと、輸送時に傷がついたりしないように考えられて作られているためで、1960年代後半から「タキイ種苗」というメーカーが開発を始めました。
1980年代半ばからは、桃太郎トマトが日本中で販売されるようになり、今では殆どのシェアを桃太郎トマトが持っています。
名前の由来
桃太郎トマトは「完熟しているのに、桃色をしているから」桃太郎と呼ばれています。1960年代でも「硬い品種のトマト」というのはありました。赤みの色が強すぎて、見た目があまり良くなかったのです。
そこでタキイ種苗は「もっと桃色が強くて、美味しいトマトは作れないのか?」ということを考え、品種改良を重ねて、ようやく桃太郎トマトを開発しました。タキイ種苗は京都の会社なのですが、桃太郎と言えば「岡山だろう」ということで、「岡山県産桃太郎トマトの日」という記念日も制定されています。
どんな味?甘い?糖度は?
桃太郎トマトは、甘いです。現存するトマトの品種の中でも最も糖度が高いと言われていて、まさにフルーツを食べているような感覚で、トマトを食べることが出来ます。前述した通り、完熟してから収穫しても傷がつかないので、糖度を維持しやすいのが特徴となっています。
値段
桃太郎トマトは収穫される時期になると、1個当たり160円程度で販売されます。ただ、時期によってかなり価格は変動し、値段が倍になったり、逆にもっと安くなったりもするでしょう。特に、梅雨の長雨の影響を受けて価格は変わりやすいでしょう。
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桃太郎トマトの旬と産地
桃太郎トマトは、どんなところで栽培されていて、いつが旬なのでしょうか?山地や旬について詳しく解説します。
旬の時期
桃太郎トマトは、基本的に年中食べることが出来る野菜です。ただ、一番おいしくなるのは9月ごろの気温が一気に下がった時期だとされていて、秋ごろには一番おいしい桃太郎が食べられるでしょう。
生産地
桃太郎トマトは、基本的に全国の農産地で栽培されているトマトです。とはいえ、内陸部の「寒暖差が激しい地域」の方が、甘い桃太郎が作れるようです。桃太郎の名前の由来の地、岡山県でも北西部地域で沢山栽培されています。
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桃太郎トマトの食べ方・レシピ
では、桃太郎トマトはどうやって食べるのが美味しいのでしょうか?一般的な食べ方をいくつかご紹介していきます。
そのまま食べる
桃太郎トマトは、そのまま食べても十分な甘みを感じられるように考えて作られたトマトなので、カットしてそのまま食べるのがシンプルで美味しいです。ただ、前述している通り、完熟していても硬さが残るような品種なので、丸かじりするよりもナイフなどでカットして食べた方が食べやすいでしょう。
シンプルに野菜や果物などと一緒にミキサーにかけ、トマトジュースとして飲んでも美味しいはずです。完熟してからもぎ取ってあるため、十分な糖度が期待できます。
サラダ
桃太郎トマトは「サラダの具材」にもおすすめです。サラダは「見た目の色合い」も重要なポイントになりますが、桃太郎トマトは鮮やかな桃色をしたトマトなので、グリーンのサラダの中に非常に映える色味をしています。
そのため、サラダの具材に桃太郎トマトを使うのはかなりおすすめです。十分な甘みがあるので、味の面でも他のグリーンの野菜と相性がいいでしょう。何もかけずにそのまま食べてもいいですが、味に変化が欲しいのであれば、ドレッシングをかけたり、マヨネーズをつけて食べても美味しくなります。
リコピンなどの豊富な栄養素も摂取できるので、健康面でもいい効果が期待できるでしょう。
キーマカレー
桃太郎トマトは「キーマカレー」に加えても美味しいです。カレーを作る際には、トマト缶などで味に深みを出すことがあります。その時に、生の桃太郎トマトをちょっと加えて煮込んでも、美味しいルウになるでしょう。
カレースパイスの辛味をマイルドにしてくれる効果もあるので、キーマカレーにも使ってみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は桃太郎トマトとはどんなトマトなのか?ということについて詳しく解説してきました。最後に記事内容をざっくりと振り返ってみましょう。
この記事をまとめると
- 桃太郎トマトは甘みも強く、長距離の輸送にも耐えられるトマト
- 桃太郎トマトは、完熟してから収穫される
- 桃太郎トマトは年中食べられ、どの地域でも栽培されている
こんな内容となっていました。スーパーに行って、トマトを見かけたら早速購入して、今夜のおかずに使ってみてはいかがでしょうか?
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