皆さんはお餅を保存する時にはどのような保存方法で保存していますか?市販されている切り餅であれば常温で保存している人も多いと思いますが、冷凍することによってより長く保存することができるので冷凍保存をうまく活用している方もいるでしょう。
しかし餅は保存期間が長いとカビが生えたり状態が悪化してしまうことがあります。
今回の記事では
- 切り餅の賞味期限はどれくらい?
- 賞味期限切れは食べられる?
- 腐るとどうなるの?
これらについて解説していきたいと思います。
スポンサードリンク
目次
|
|
切り餅はどれくらいもつの?
1つずつ小分けでパックされている切り餅は、未開封で1年〜2年が賞味期限となっています。かなり日持ちする食材ではありますが、冬をメインに食べるものなので、期限が切れたものが余っていることもあるのではないでしょうか?
賞味期限が切れてしまったお餅は、もう食べることができないのでしょうか?
スポンサードリンク
賞味期限切れの切り餅は食べられる?
賞味期限切れの切り餅は、状態が良ければ食べられることもあります◎ 開封後は傷んでしまうものの、未開封であれば多少の期限切れでも食べることができます。
賞味期限とは『おいしく食べられる期限』なので1〜2ヶ月過ぎていても見た目や味が変化していないことが多いです。しかし、消費期限は『安全に食べられる期限』なので、期限が切れていると腐ったり傷んだりすることがあります。
1年前のお餅は食べられる?
切り餅が未開封でも賞味期限が1年近く切れている場合、腐っていることもあるので食べない方が安全です。傷んだ切り餅を食べると、腹痛や下痢など食中毒の原因となるので注意しましょう。
スポンサードリンク
切り餅は腐るとどうなる?
では、賞味期限が切れたり悪い保存状態により腐ってしまった切り餅は、どのように変化するのでしょうか?腐った切り餅の特徴はこちらです。
黒カビ・緑色のカビが生える 端がカチカチに乾燥する 発酵したような臭いがする 酸っぱい臭いがする 表面がピンク色に変色する
切り餅は腐ると匂いや見た目・味が変化してしまいます。特にカビが生えやすいので、開封前に気づくことがほとんどです。期限切れの切り餅が食べられるかどうか、よく見分けてください。
スポンサードリンク
切り餅を正しく保存する方法は?
切り餅をおいしく食べるには、やはり賞味期限内に消費するのが一番です。賞味期限内でも、保存状態が悪いと腐ってしまいます。切り餅を保存する際のポイントはこちらです。
直射日光が当たらない場所に置く 湿度・温度が高くない場所に置く
切り餅は基本的に常温保存でOKですが、日当たりや温度・湿度に注意しましょう。
冷凍保存もうまく活用しよう!
未開封の切り餅は長期保存が効きますが、冷凍することでより安全に保存することができます。冷凍保存した場合の賞味期限も同じく1年〜2年ほどです。
また、一度開封してしまった切り餅は傷むのが早いので、すぐに食べない場合は冷凍することをおすすめします。
ラップに包んでから密閉袋に入れる
冷凍庫内は乾燥しているので、ラップ+ジップロックなどの密閉袋で乾燥を防ぎましょう。
お餅は栄養価がすごい!
お餅に使われるもち米は、私達が一般的に食べているお米とほぼ同じものです。違いはアミロペクチンというデンプンが少ないか多いかの違いだけです。
その他の栄養に関しては同じであり、非常に優秀な栄養素を豊富に含んでいる食材です。ではお餅の栄養素を詳しく見ていきましょう。
- 炭水化物:炭水化物はブドウ糖・果糖などから構成されているものを総称です。大きく分類すると体内に吸収されてエネルギー源になる「糖質」、消化吸収されずエネルギーにならない「食物繊維」とに分類できます。
- たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
- 鉄:鉄は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
- ビタミンB6:ビタミンB6は、たんぱく質をアミノ酸に分解し、再合成して筋肉や必要な組織を作る働きがあります。加えて、体内のホルモン分泌のバランスも整える働きを持っています。エネルギー代謝にも関わり、加えて神経伝達にも関わる多くの役割を持つビタミンです。
- 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。
ご飯の代わりに食べてもOK
このようにお米には非常に多くの栄養素が含まれています。
お餅はカロリーが高いので食べ過ぎてしまうと太ってしまうという情報もありますが、 適切な量食べるならばとても身体に良い食材といえますね!
もし切り餅を余らせてしまったら普段の食事でご飯の代わりに切り餅を使って食事をするというのも良い方法ですよ!
スポンサードリンク
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 市販されている切り餅は未開封で1年から2年程度保存することができる
- 賞味期限が切れていても状態によっては食べることができる
- 切り餅は腐るとカビが生えたりすることがある
- カビの生えた切り餅は食べることができないので破棄しよう
- お餅は非常に優秀な栄養素を豊富に含む食材なので、余りそうであればいつものご飯の代わりにするのもおすすめ
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
スポンサードリンク