毎年、つきたての餅や、立派な鏡餅を買ったりいただいたりするものの、食べ切れずに固くなったり、カビさせてしまったという経験はありませんか?せっかくのお餅、美味しく食べ切りたいですよね。そこで今回は、
- 餅が固くなるのはなぜ?
- 固くなった餅を柔らかくする方法
- 焼く前の餅の賞味期限はどれくらい?
- 餅の正しい保存方法
スポンサードリンク
目次
|
|
餅が固くなるのはなぜ?
原因はでんぷん
餅が硬くなるのは、餅に含まれるアミロペクチンというでんぷんの老化が原因です。 でんぷんは数時間放置しただけで水分を失い、硬くなります。
固くなった餅を柔らかくする方法
固くなってしまったお餅、食べるのに困った事はありませんか?焼いても表面がカチカチだったり、煮てしまうと溶けてしまったり…と、思うように美味しくならない事も多いですよね。柔らかくするには、餅に少し水をつけて加熱します。加熱は電子レンジか、鍋で茹でるかによって仕上がりが変わります。
水に濡らしてレンジ加熱
餅の表面をサッと水で濡らして、少しゆるめにラップで包み、電子レンジで加熱します。加熱しすぎると餅がラップにくっついてしまうので、こまめに加熱して適当なところでストップしましょう。つきたてのお餅とまではいきませんが、程良い柔らかさで食感もよく仕上がります。
炊飯器で保温する
1個づつラップでぴったり包み、少量の水を加えて保温している炊飯器へ入れます。凍っている餅なら1時間程、凍っていない餅なら30分ほどで、柔らかくて美味しいつきたての お餅の様な状態になります。
おしるこにする
リメイクして違った食べ方をするのもいいですね。
- 水にくぐらせた餅を耐熱容器に入れ、ラップをして電子レンジで約1分加熱し、オーブントースターや焼き網で焼く
- 鍋にゆで小豆の缶詰と、同量の水を加えて弱火にかけ、塩少々で味をととのえる
- お椀に餅を入れて、あんを注いでおしるこの完成です
スポンサードリンク
焼く前の餅の賞味期限はどれくらい?
ここでは市販の切り餅の賞味期限についてご紹介します。ちなみに賞味期限とは「美味しく食べられる期限」ですので、食べられなくなる期限ではありません。
未開封
未開封の切り餅の賞味期限は、製造後12ケ月~24か月が一般的です。
開封後
封を切った餅は常温保存だとすぐに傷んでしまうため、冷蔵庫か冷凍庫で保存しましょう。賞味期限は、冷蔵庫で約2週間、冷凍庫だと半年くらいもちますが、美味しく食べるには1ヶ月くらいで食べ切ることがおすすめです。
賞味期限切れはいつまで食べられる?
真空パックの切り餅の場合は、賞味期限が切れていても1~2年くらいもつようです。ただし、真空パックに穴が開いていることもあるようですので、餅の状態をよく確認しましょう。真空パックの包装を開けたときに酸っぱい臭いがあるときは、発酵が始まっていると考えられるので食べずに処分を。
スポンサードリンク
餅の正しい保存方法
- 個包装で真空パックになっている餅は、常温保存できます。できれば冷暗所がいいですね。パッケージに記載された期限内に食べ切りましょう。
- 封を切ってしまった餅は、数日で食べるなら冷蔵庫に入れましょう。なるべく空気に触れないようにするのがコツです。ラップで包み、保存容器に入れて保存しましょう。
- 数ヶ月使わないのなら冷凍庫で保存するのがおすすめです。2~3個ずつ、できるだけ空気が入らないようにラップで包んでから、フリーザーバッグへ入れます。フリーザーバッグもしっかり空気を抜き、封をして冷凍庫へ入れましょう。他の食品と比べて餅は冷凍保存での劣化が少ないため、長期保存に適しています。
まとめ
いかがでしたか?
この記事をまとめると
- 餅が固くなるのは餅に含まれるアミロペクチンというでんぷんの老化が原因
- 固くなった餅は、濡らして電子レンジで加熱・炊飯器で保温・おしるこにして柔らかくするといった方法がある
- 焼く前の餅の賞味期限は未開封なら製造後12~24か月、開封後なら冷蔵庫で約2週間、冷凍保存は1ヶ月くらいで食べ切るのがおすすめ
- 餅は数ヶ月使わないなら冷凍庫で保存するのがおすすめ
餅は硬くなりやすいですが、柔らかくする方法がわかったので是非実践してみてください。今度の冬は餅を上手に保存して、いつでも美味しく楽しみましょう。
スポンサードリンク