あなたは「ナス」をお刺身で食べたことがあるでしょうか?ナスの中には「生食」が出来る品種もあるのです。それが大阪岸和田地方で採れる「水ナス」です。水ナスをお刺身にして食べるには、どうすればいいのでしょうか?また、どんな栄養素が含まれているのでしょうか?
今回は、水ナスの刺身について以下のようなことを解説していきます。
- 水ナスとはどんな食べ物なのか?
- 水ナスのお刺身の作り方とは?
- 水ナスを変色させないようにするには、どうすればいいのか?
こんな内容になっています。記事を最後まで読んで、水ナスの刺身の作り方を熟知してしまいましょう。
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目次
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水茄子ってどんな食べもの?
水ナスとは、「卵型ナス」の分類に振るい分けられるナスの種類になります。大阪岸和田地方の特産品で、皮が薄く水分量が多い特徴があります。
水茄子が美味しい時期は?
水ナスが美味しくなる時期は「夏から初秋にかけて」です。ナスは夏野菜なので、水ナスも同様に夏の暑い時期の方が美味しく食べられます。秋が深まってきたころの水ナスはあまり美味しくないので、おすすめしません。
水茄子の栄養分
水ナスには、以下のような栄養分が含まれています。
- ナスニン
- カリウム
- 食物繊維
まず、ナスニンというのはナスの色素の部分のことで、ポリフェノールの一種になります。ポリフェノールはご存知の通り、抗酸化作用が高い物質なので、細胞をいつまでも若々しく維持してくれる効果が期待できます。なので、アンチエイジング効果もあるでしょう。
また、水ナスにはカリウムもたくさん含まれています。カリウムは体内の不要な塩分を排出してくれる効果があるので、高血圧の方にはぴったりな栄養分になります。さらに、食物繊維も豊富に入っているため、便秘がちな人には、水ナスは沢山食べてもらいたい食べ物になっています。
選び方のコツ
水ナスを選ぶ際は、以下のような事に気を付けて選びましょう。
- へたについているとげが硬い物を選ぶ
- 見た目の色が深くてつやがある物を選ぶ
- 皮がしわしわになっていないものを選ぶ
このように、水ナスは劣化してしまうと、すぐに見た目に分かるようになります。見た目で明らかに「しなびているナス」はあまり状態がいいナスでは無いので、購入はやめましょう。また、ナスのへたのところには、とげが付いていますが、このとげが硬いものほど鮮度がいいナスです。
摘み取られて時間が経つと、このとげが柔らかくなってきます。出来るだけ硬い物を選びましょう。
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水茄子の刺身を作ろう!
では、水ナスの刺身はどうやって作ればいいでしょうか?たれなどもご紹介していきます。
水茄子の切り方は?
水ナスのお刺身はこうやって作ります。
- 水ナスを1分程度水道水に浸す
- 水ナスのへたの部分をカットする
- カットした頭の部分に8等分の切れ込みを入れる
- 切れ込み部分から縦方向に水ナスを裂く
- 盛り付けて完成
こんな感じで、包丁を使わずに手で裂いた方が水ナスの刺身は美味しく食べられます。表面の凸凹感が美味しさの秘密です。
生食にオススメのタレ
水ナスを生で食べる時に、オススメしたいたれは、以下の物です。
- 醤油+わさび
- 醤油+かつおぶし
- ポン酢+かつおぶし
- ドレッシング
- オリーブオイル+はちみつ+レモン汁
醤油ベースで食べると、本当にお刺身感覚で味わえるのでおすすめです。ポン酢に変えても、あっさりして美味しいはずです。
サラダにしても美味しい
水ナスは、サラダの具材にしても美味しいです。前述した通り、ドレッシングとも相性がいいので、サラダの中に入れ込んで、ドレッシングをザっとかけて食べてみましょう。イタリアンサラダの具材にして、チーズなどと合わせて食べてもGOODです。
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水茄子の変色が気になる
水ナスは、時間が経つと変色してしまいます。この変色を防ぐにはどうすればいいのでしょうか?
何故変色するのか?
水ナスが変色してしまうのは2つの理由があります。
- アクで身が変色する
- 低温障害で表面が変色する
水ナスには、アクはかなり少ないですが、それでもカットした断面が変色してしまう事はあります。また、ナスは寒さに弱い野菜で、5℃以下の低温環境に保存すると、低温障害を起こしてしまい、表面が変色するのです。
保存する時には10℃から12℃くらいの環境に保存し、なるべく早めに食べるようにしましょう。
変色を防ぐにはどうすればいい?
水ナスの変色を防ぐ方法は、以下の2つの方法です。
- 塩水に数十秒間漬ける
- 冷蔵庫に保存する時は、野菜室に保存する
ナスのアクは塩水に浸すことで抜き取ることが出来ます。水ナスはアクが少ないので、数十秒間漬けるだけで、アクが抜けるでしょう。また、冷蔵庫に保存する時は、野菜室などの冷えすぎない場所に保存するのが重要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は水ナスの刺身について詳しく解説してきました。最後に、記事内容をざっくりと振り返ってみましょう。
この記事をまとめると
- 水ナスは生で食べられるナス
- 水ナスのお刺身は手で裂いてカットしたほうがおいしい
- 水ナスは塩水につけることで、変色を防ぐことが出来る
こんな内容になっていました。あなたも早速水ナスを手に入れて、お刺身にして食べてみられてはいかがでしょうか?甘みもたっぷりで、今までに食べたことのない食感も楽しめるのでおすすめです。
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