みなさんは水カビについての知識はお持ちですか?生活用水や飲用水にはわずかに不純物が含まれており、ミネラルなどの有機物が含まれます。その有機物を餌に菌が増殖することが水カビの原因に。
飲用水に水カビが発生し誤って飲んでしまった場合の対処法など、確認しておくことが大切です。そこで今回は…
- 水カビを飲んだ際の症状
- 水カビを飲んだ場合の対処法
- 水カビの見分け方
- 飲用水のカビを予防するには
についてご紹介をいたします。
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目次
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水カビを飲んだ際の症状
注意が必要な水カビですが、誤って飲んでしまった場合には具体的にどのような症状が出るのでしょうか?
胃痛・腹痛
胃痛や腹痛が起こる場合があります。一時的なもので収まるようであれば問題ないことが多いです。
食中毒になる場合も
胃痛や腹痛のほか、嘔吐や下痢といった食中毒症状が起こる可能性もあります。嘔吐や下痢などの症状が続くと、脱水になってしまう場合もあるため気を付けなくてはなりません。
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水カビを飲んだ場合の対処法
それでは、水カビを飲んでしまった場合にはどうすればよいのでしょうか?気づかずに飲んでしまった場合などの対処法をお伝えしていきます。
少量であれば体調の変化がない場合も
カビが生えた水を飲んでしまったときや、子どもが飲んでしまった場合、体への影響がないかどうか心配になりますよね。
誤ってカビの生えた水を飲んでしまった場合でも、 少量であれば体調の変化がない場合も多い ため、慌てずに体調の変化がないかどうか様子をみるようにしましょう。また、早く体内から出すために綺麗な水を飲むのも良いでしょう。
大量摂取時はすぐに病院へ
もしも 一度に大量に摂取してしまい、体調に異変を感じた場合 には すぐに病院を受診することが大切 です。長時間飲み続けてしまった場合や、毒性の強いカビを摂取してしまった場合も同様です。
また赤ちゃんや子ども、妊婦さんなどが水カビを飲んでしまった場合には、症状が重くなることも考えられますので、速やかに病院へ受診することをおすすめします。
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水カビの見分け方
続いて、水カビはどのような見た目をしているのか、見分けるポイントについてお伝えしていきます。
黒い斑点がついている
黒い斑点などが沈殿していたり、浮遊していたりする場合 には黒カビの可能性があります。茶色い汚れが浮いている
また、 茶色いぬめりのある汚れが浮遊している場合 にもカビの可能性があります。
このようなものが見られる場合には飲まずに破棄するようにしましょう。
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飲用水のカビを予防するには
さて、水カビを発生させないようにするにはどうしたらよいのでしょうか?
キッチンハイターを使う
水カビを予防するには容器を除菌しておくことが重要です。簡単に除菌、消毒を行いたい場合にはキッチンハイターなどの台所用漂白剤を使用することがおすすめです。
子ども用の食器なども2分のつけ置きで除菌・消臭することができます。消毒したあとはしっかりと自然乾燥させるようにしましょう。
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煮沸消毒を行う
もうひとつの方法は煮沸消毒です。お湯を沸騰させて、熱の力で消毒をする方法となります。漂白剤が使用できないものや、免疫力の低い赤ちゃんの哺乳瓶の消毒もすることが可能です。
健康に悪い影響を与えるとされるほとんどの菌が100℃以上の熱で死滅します。沸騰したお湯は100℃になりますので、きちんと消毒することが可能なのです。
▼煮沸消毒の手順
- 鍋に消毒したいものと、それがすべて浸かるくらいの水を入れて火にかけます
- そのまま沸騰させ、ぐらぐらとさせた状態で5分ほど煮ます
- 火傷しないよう注意をしながら中のものを取り出して自然乾燥をさせれば消毒完了です
素材によっては対応していないものもありますので、事前に確認をするようにしましょう。また、しっかりと乾燥させないと効果が半減してしまいますので、十分に乾燥させることが大切です。
まとめ
水カビを飲んでしまった場合の対処法や、予防の仕方についてご紹介をいたしましたが、いかがでしたでしょうか。この記事の内容を下記にまとめてみましたので、参考にしてくださいね。
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水カビを飲んでしまった場合
- 胃痛・腹痛・嘔吐・下痢などの症状や、食中毒を起こす可能性がある
- 少量摂取の場合…体調の変化が起こらない場合もあり
- 大量に摂取してしまった場合…体調の変化を感じたら速やかに病院へ受診することが大切
水カビの見分け方
黒い斑点が沈殿していたり、茶色いぬめりのある汚れが浮遊していたりする場合にはカビの可能性があるため飲まずに破棄しましょう。
飲用水のカビ予防対策
- キッチンハイターなどの漂白剤で除菌・消毒をする
- お湯を沸騰させて煮沸消毒をする
いずれかの方法で使用する容器の消毒を行うようにすると効果的!
飲用水のカビの発生原因としては、保存環境や直接口をつけて飲むこと、空気中の雑菌が入ってしまうことの主に3つです。そのため、ペットボトルなどの飲み物は一度開封をしたら早めに飲み切ることが大切です。
カビは食中毒を起こす危険性もあるため、日頃から除菌や消毒を怠らずに行うようにし、カビの発生を防ぐよう心がけましょう。
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