「水飴」は、小さい頃に一度は食べたことがあるという方が多いのではないでしょうか?とろとろとしている粘り気のある水飴を、お箸などでくるくると練って食べるのは、他のお菓子ではなかなかできない楽しくて貴重な体験ですよね!最近では、そんな水飴を使って「フルーツ飴」を作ったりする方もいらっしゃるのではないでしょうか?フルーツ飴を作る際は、トロトロの水飴にお好みのフルーツをつけて、それを固めるというイメージですが、水飴がこのように「固まる」原因は、一体なんなのでしょうか?今回は、
- 水飴を固めるには
- 水飴を冷蔵保存すると?
- 水飴を柔らかくする方法
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目次
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水飴が固まるのはなぜ?
そもそも、水飴が固まるのはなぜなのでしょうか?もともとはトロトロとした水飴が固まってしまうなんて、考えてみれば不思議な話ですよね。その理由を以下に記載させていただきますので、よろしければ是非読んで参考にしてみてください。
固まる温度
水飴が固まるには、実は水飴の温度が重要になってきます。温度が低いと水飴は固まりません。フルーツ飴を使っていて、フルーツの周りにコーティングした水飴が固まらない場合には、この水飴の温度に問題がある場合があります。温度計を持っている方はぜひそちらを使って、水飴の温度を150℃~160℃になるように作りましょう。こうすることで、「フルーツ飴を作りたいのに、フルーツにコーティングした水飴が固まらない!!」という事態を防ぐことができます。
固まる時間
水飴が固まらない原因には、水飴を煮詰めていないということも考えられます。水飴を作る際は、弱めの中火にかけてじっくり煮詰めるのがコツです。焦らず、気長に待ちましょう。ついつい水飴を混ぜたくなってしまいますが、この際にいじってしまうと、仕上がりがツヤのない水飴になってしまいますので、フツフツと沸騰するまで大人しく待っていましょう。しかし焦げてしまったら台無しになってしまいますので、焦げる直前まで目を離さないようにして煮詰めましょう。時間にすると、その水飴の量にもよりますが、大体10分くらいが目安になります。
冷蔵庫保存はNG?
水飴は、実は冷たくなると粘度が増して硬くなって扱いにくくなってしまいます。そのため、冷蔵庫で保存すると固くなってしまう場合があるのです。固くなってしまった場合には、使用前にぬるま湯で温めたり湯煎するという一手間が生まれます。しかし、水飴の商品によっては、開封後要冷蔵と表示されているものもありますので、そのあたりは必ず確認するようにしましょう。開封後の水飴を保存する場合は、容器のフタや口に汚れや水分がつかないように気をつけましょう。ちょっとずつ水飴を使いたいという場合には。清潔なスプーンなどで取り出すように注意することも必要です。
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固まった水飴の取り方
それでは、もしも水飴が固まってしまったら、どのようにして取れば良いのでしょうか?以下に記載させていただきますので、よろしければ読んで参考にしてみてください。
温める
固まってしまった水飴は、温めることによって取りやすくなります。
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水飴を柔らかくする方法・溶かし方
それではここからは、「水飴を柔らかくする方法」についてご紹介させていただきます。
お湯を混ぜる
水飴を使う前に、お湯を少し混ぜたり、ぬるま湯で温めたり湯煎すると水飴は柔らかくなります。温度を上げることによって水飴を使いやすい状態に戻すことができるのです。
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開封後の水飴の保存方法
水飴というと、プラスチックや瓶などの容器に入ったものがよく店頭に並んでいますよね。水飴は傷みにくいと言われていますが、保存方法を間違えればもちろん傷んでしまうこともあります。水飴をよりよい状態で使用するために、水飴の保存方法についてきちんと理解しておきましょう。
常温保存
水飴は保存料などが入っていないことが多いため、常温保存が可能です。しかし、いくら常温では大丈夫と言っても、高温多湿になる場所や直射日光が当たる場所は避けて保存するようにしましょう。暗くて涼しいところでの保管がおすすめです。
冷凍保存
先ほども申し上げた通り、保存料などが入っていないことが多い水飴は、不純物も少ないため、冷凍保存には向きません。冷凍保存しようとすると凝固点降下が生じ、凍りにくくなってしまうのです。
解凍方法
水飴は冷凍保存で凍りにくいため、冷凍保存はしない方が良いでしょう。
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まとめ
この記事をまとめると
- 水飴は、その量にもよりますが、150〜160°の温度で10分ほどじっくりと煮詰めることによって固まりやすくなる。
- 水飴は冷たくなると粘度が増して硬くなって扱いにくくなってしまうため、冷蔵庫で保存すると固くなってしまう場合がある。とはいえ、ものによっては要冷蔵のものもあるので、そのあたりは必ず確認が必要である。
- 水飴が固くなってしまった場合には、使用前にぬるま湯で温めたり湯煎したり、少量のお湯を加えるなどして温度を上げると水飴を柔らかくすることができる。