ミスジステーキはまずい?美味しい?ミスジを美味しく焼く方法とは? |

牛肉にはさまざまな部位が存在します。カルビやタンはよく名前を聞くので有名ですが、ミスジはどこの部位なのかご存知ですか？

この記事では、ミスジについて

ミスジってどこの部位？
コストコのミスジステーキはまずいの？
ミスジステーキを美味しく食べる方法は？

をテーマに紹介していきます。ミスジについて詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

スポンサードリンク

1 ミスジってどこの部位？
2 コストコのミスジステーキはまずいの？
3 ミスジステーキを美味しく食べる方法は？
4 まとめ

ミスジってどこの部位？

まず、ミスジとはどこの部位なのかチェックしましょう。ここではミスジの特徴について紹介していきます。

ミスジとは

ミスジは、肩甲骨の裏あたりに位置した「ウデ肉」のことです。焼肉店などでは「特上カルビ」として使われることもあります。

肉の真ん中と、その上下に3本すじが入っているため、「ミスジ（三筋）」と名づけられました。

実際にスーパーや焼肉屋などで供されるときは上下のすじは取り除かれていることがほとんどです。

非常に希少な部位で、牛1頭あたり約2キロ程度しか取れません。サシが程よく入っており、赤身部分が色鮮やかなものが、いいミスジの特徴です。

真ん中に入っているすじが薄めの物を選ぶと、口あたりが気にならなくなるでしょう。

特徴

断面で見分けがつきやすく、真ん中に一本すじが入っているのが特徴です。国産の牛肉の場合はすじから葉脈のように美しいサシが入っていて、葉っぱのような形をしています。

一般的に、あまり動かさない部位は柔らかく、よく動かす部位は硬くなるといわれています。

肩からウデにかけてはよく動かす部位ですが、ミスジがある肩甲骨の裏はあまり動かさない部位なので、柔らかくとても食べやすいのが特徴です。

硬めの肉質が多いウデ肉の中では最も霜降りが多い部位として知られています。

美味しいの？

ステーキ用などで使われる部分は硬さをほとんど感じにくく、そのままで美味しくいただけます。

スポンサードリンク

コストコのミスジステーキはまずいの？

業務用スーパーとして人気のあるコストコでは、「USAビーフチョイスミスジステーキ」が販売されています。

USA産の高品質な肉で、ステーキにぴったりな厚めのサイズで売られています。ここでは、コストコのミスジについて紹介していきます。

不味いという評価が多い理由

本来なら、ミスジはあまり動かさない部位のため、柔らかい肉質になります。しかし、コストコのミスジステーキは、「硬い」という口コミが見受けられます。

ジューシーで柔らかいミスジを期待して購入すると、「不味い」という評価になるのでしょう。

歯ごたえがしっかりした肉が好きな方からは支持されているようです。

また、アメリカ牛を使ったコストコのミスジは臭みがあり美味しく食べられないという声もあります。

臭いが気になる場合は、下処理する・下味をつけるなどの対策をしましょう。

筋が多くてかたい？

筋の部分と赤身部分では適切な火入れの強さも時間も違うので、そのまま調理すると食感がかたく感じる原因になります。

切り取って別々に調理するのがいいでしょう。筋に沿って包丁を入れ、引っかかる場合は無理をせず、すっと切れる位置を探して筋を切り出してください。

風味は抜群

上手に切り分け処理する必要はありますが、コストコのミスジ肉は風味の良さが楽しめる上質なお肉です。

ミスジの塊肉には、太い方と細い方が存在します。太い側の方が筋が多いのですが、細い方より風味を強く感じるでしょう。

筋を切り分けるのが面倒に感じるかもしれませんが、濃厚な肉の味わいを楽しみたい方におすすめです。

スポンサードリンク

ミスジステーキを美味しく食べる方法は？

ここでは、ミスジステーキを美味しく食べる方法について紹介していきます。

常温に戻しておく

ステーキを焼くときに最も重要なのは、肉を常温に戻しておくことです。冷蔵庫から出して、室温で30分～1時間ほど置いておきましょう。

そうすることで、焼いた時に火が均一に入ります。また、キッチンペーパーなどを使って表面のドリップを吸い取っておくと、余計な臭みを除くことができます。

冷凍してあるものを冷凍庫から戻すと、急激な温度変化で肉の旨みが逃げてしまいます。

パーシャル室のある冷蔵庫の場合はパーシャル室でじっくり解凍し、パーシャル室の無い冷蔵庫なら通常の冷蔵室で解凍してから、常温に戻しましょう。

スポンサードリンク

余分な油を捨てる

常温に戻したミスジを焼いていきましょう。油をひき、よく熱したフライパンにミスジをいれます。

使用するフライパンを極力厚めのものが蓄熱性があり、火が均等に伝わるのでおすすめです。

ミスジを温まったフライパンに入れたら、火を弱めて中火くらいにしておきます。フライパンの温度が上がりすぎている場合は、油がパチパチと音をよく立てて跳ねます。

あまり強火で肉の表面を焼くと、霜降りの油が抜けすぎてしまいますので、油の温度が上がりすぎていると思ったら、弱火にしましょう。

片面を1分ほど焼いてしっかり焼き目が付いているのを確認したら、肉を裏返し、30～40秒ほど焼いていきます。

火が通ったら、フライパンの余分な油を捨てて、万能醤油を回し入れてください。

お皿に肉を盛り付けて、フライパンに残ったソースを適量かけたらミスジステーキの完成です。