ミニトマトの皮が固い理由を解説!柔らかくする対処法や育て方も

お弁当に彩りを添えたり、料理にも使いやすいミニトマト。スーパーで気軽に購入する事ができますが、比較的栽培が簡単な野菜でもあるので、家庭菜園に挑戦されている方も多いのではないでしょうか?

しかし、いざ自分で作ってみるとスーパーのミニトマトと比べて「皮が固い」と悩んではいませんか?そこで今回は

  • ミニトマトの皮が固い理由とは
  • ミニトマトを柔らかく栽培する方法
  • ミニトマトの育て方
  • ミニトマトを甘くする方法
これらのテーマについて紹介させていただきます。

スポンサードリンク

ミニトマトの皮が固い理由

ここでは、なぜミニトマトの皮が固くなってしまうのかをご紹介します。

皮が破けるのを防ぐため

ミニトマトの皮の固さは品種によって変わってきます。スーパーで売られているミニトマトが柔らかいのは、ハウス栽培用の柔らかい品種のミニトマトを使用しているからです。

家庭菜園で育てるミニトマトは露地栽培を前提としているので、皮が破けにくい品種が多くなります。また同じ品種であっても、成長のスピードで皮の固さは変わり、ミニトマトの実を早く大きく育てれば皮は柔らかく、じっくり育てると固くなる傾向があります。

水やりのし過ぎ

水やりの量が少ない場合にも、ミニトマトの皮は固くなりますが、実は水やりのし過ぎも皮が固くなる原因となります。さらに湿度の高い環境でもミニトマトの皮は固くなってしまいます。

畑で栽培している場合は、雨が降るとミニトマトの水分量が増えて皮が固くなるので、小さなビニールハウスなどを作って雨よけをするのがオススメです。

スポンサードリンク

栽培時の柔らかくする方法

オススメの料理は?

せっかく育てたミニトマトの皮が固くなってしまうのは残念ですよね。ここでは、栽培時の柔らかくする方法をご紹介します。

品種をしっかり選ぶ

自分で育てたミニトマトの皮が固かったという方は、まず今まで育てていた品種を確認してください。皮が柔らかく育つミニトマトの品種には「CFプチぷよ」「ピンキー」「キラーズ」が挙げられます。

「CFプチぷよ」は、1個が15g程度の果皮が薄く柔らかい品種です。果肉も固くないため、口に含むととろけるような食感が特徴です。

「ピンキー」は比較的新しい品種で、「CFプチぷよ」と同様に果皮が薄く人気が高いです。1個が20g程なので、ミニトマトとしては大きめで満足感が高くなります。

「キラーズ」は果皮が薄く柔らかく、濃い黄色をしているのが特徴的な品種です。甘みが非常に強いため、デザートやおやつにもオススメなミニトマトになります。

水やりの加減を徹底する

水やりの量を常に一定になるよう徹底してください。水やりは「土が十分に湿るくらい」の量を目安に行います。土が乾燥するまでの間は水やりを控えて、乾燥してきたら水を与えるを繰り返してください。

スポンサードリンク

ミニトマトの育て方

ここでは、ミニトマトの育てる時のポイントをご紹介させていただきます。

深めのプランターで育てる

ミニトマト一株には直径、深さともに約30㎝必要になりますので、その規格サイズのプランターを用意してください。種類はプラスチック、素焼き、テラコッタ等お好きなデザインを選びましょう。

雨よけ栽培も効果的

先ほども紹介させていただきましたが、ミニトマトは雨に当たりすぎる事も皮が固くなる原因となります。栽培する際には雨除けとして小さなビニールハウスを作る必要があります。

また、雨に当たる事で皮が固くなるだけでなく、収穫前のミニトマトにヒビが入ったような裂け目ができる「裂果」を防ぐ事もできます。

スポンサードリンク

ミニトマトを甘くする方法

自宅でも皮が柔らかく、甘いミニトマトを作る事ができたら嬉しいですよね。ここでは、ミニトマトを甘くする方法をご紹介します。

水を切る

ミニトマトを甘くするには、与える水分を極力少なくする方法があります。少ない水分で作られたミニトマトは糖度を増して甘さが強くなりますが、家庭菜園でこの方法を行うのは非常に困難です。

ミニトマトを作るのが初心者の方は、まずは水やりのタイミングをしっかり見極めましょう。先ほど紹介した、土が乾燥したら水やりを行う方法を試して、皮の柔らかいミニトマトが育ったら水の加減を調整してみるようにしてください。

寒暖差を意識する

ミニトマトを甘くするためには、気温の寒暖差が絶対条件です。他のフルーツ等にも言えますが、植物は日光をたくさん浴びて、光合成で養分を合成しています。夜は日光が無いため、合成した糖類を消費する事になります。

朝晩の気温が低ければ活動が抑制され、結果的に糖度が余分に蓄えられる事になり、甘みの強いミニトマトに成長します。

スポンサードリンク

まとめ

「ミニトマトの皮が固い理由とは、栽培時の柔らかくする方法とは、ミニトマトの育て方とは、ミニトマトを甘くする方法とは」これらのテーマについて紹介させていただきました。いかがでしたでしょうか。

この記事をまとめると

  • 家庭菜園で育てるミニトマトは皮が破けにくい品種が多い
  • 水やりのし過ぎでミニトマトの水分量が増えて皮が固くなる
  • 皮が柔らかい品種を選んで、水やりのタイミングを徹底する
  • 直径、深さともに約30㎝のプランターを用意して、雨除けでビニールハウスを作るのがオススメ
  • 甘いミニトマトを作るには寒暖差が重要になる

小学生の時にミニトマトを栽培した事がある方も多いのではないでしょうか。ミニトマトは比較的育てやすい野菜の一つです。なかなか上手くミニトマトを作る事ができなかった方は、この記事を読んで皮の柔らかい、甘いミニトマトの栽培に挑戦してみてくださいね。

スポンサードリンク