妊娠中は、お腹にいる赤ちゃんのことを考えて、常に気を張ってしまいがち。そんなときは、温かい飲み物で気持ちを落ち着かせたいですよね。数多くなるホットドリンクの中でも甘い香りが特徴のミルクココアは、特に手軽に飲めるために重宝します。
- ミルクココアは妊娠中に飲んでも大丈夫
- 妊娠中にミルクココアがNGとされる場合はどんなとき?
- 様々なミルクココアのカフェイン含有量を比較
今回は、こちらについて詳しく解説します。
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目次
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ミルクココアは妊娠中に飲んでも大丈夫?
結論から言うとミルクココアを妊娠中に飲むことは問題ありません。ミルクココアに含まれる栄養素は妊婦さんやお腹の赤ちゃんにとっても貴重な栄養源になります。
ただし、ミルクココアを飲む場合に知っておきたいことがあります。
ミルクココアにはカフェインが含まれている?
コーヒーや紅茶に、含まれているカフェイン。実はミルクココアにもカフェインが含まれていることは意外と知られていません。なお、カフェインから得ることの出来る健康効果は以下の通りです。
覚醒・興奮作用
眠気を覚ますときにコーヒーを飲む人が多いように、カフェインには覚醒・興奮作用があります。具体的には、
- 自律神経の働きを高める
- 集中力を高める
- 運動中の疲労感の軽減
などが挙げられます。
脂肪燃焼作用
カフェインには脂肪を燃焼させる効果が備わっており、運動と併用することでダイエット効果もあると言われています。
ミルクココアを飲むことで、これらの健康効果を得ることが出来ます。
どのくらい飲んでいい?
妊婦さんがミルクココアを飲む上で、注意したいのは頻度です。カフェインには、健康効果だけでなく多量摂取による弊害も認められています。過剰なカフェインの摂取による弊害は以下の通りです。
不眠症
カフェインによる覚醒効果は、摂取後約4時間と言われています。そのため、睡眠が特に重要となる妊婦さんにとって睡眠障害が発生してしまう可能性もあります。
お腹の赤ちゃんへの影響
過剰摂取したカフェインは、胎盤を通じてお腹のあかちゃんに届き生育に悪影響を及ぼす可能性があると言われています。
これらの弊害を防ぐため、妊婦さんがミルクココアを飲む場合は飲み過ぎを避けて適量を飲むように心がけましょう。
毎日飲んでも大丈夫?
ミルクココアを毎日飲むことは問題ありません。ただし、一日に3杯以上飲んでいる場合は毎日飲むことは避けて、少し日を空けることをおすすめします。これは、カフェインの過剰摂取だけでなく、ミルクココアに含まれるカロリーの問題です。
市販のミルクココアには砂糖が含まれていることが多いため、飲みすぎることは糖尿病の発症に繋がるリスクがあるのです。お腹の赤ちゃんのためにも飲み過ぎにはくれぐれも注意しましょう。
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ミルクココアは妊娠中にNGとされる理由は?
カフェインの含有量が高い
ミルクココアが妊娠中に適さない飲み物と言われる理由の一つに、カフェインの含有量が高いという指摘があります。
しかし、実際にはミルクココア1杯に含まれるカフェイン量は微量。コーヒーの約1/12しか含まれていないのです。このような指摘がされる理由の一つに「ココア」の種類が混同されている点が挙げられます。実は、ココアは大きく分けると2つの種類に分類が出来るのです。
ミルクココア
カカオ豆を粉砕した粉に砂糖や牛乳などが加えられた状態で販売されているもの。この記事で解説しているココアの種類です。
純ココア
粉砕したカカオ豆だけを包装して販売しているもの。砂糖などが加えられていない分、含まれるカフェインの量もミルクココアと比較すると多くなります。
2つのココアはカフェイン含有量が全く異なるため、混同してしまうと適切な判断が出来なくなってしまうため注意が必要ですね。
何ヶ月まで飲んでいい?
妊娠が進んだ場合であってもミルクココアを飲むことの期限は決める必要はありません。大好きなものを完全に断ってしまうことでストレスを溜めてしまうことのほうが好ましくないためです。
ただし、一日に飲むミルクココアの量だけは適量を守るようにしましょう。
1日あたりのカフェインの摂取量は?
妊婦さんの1日当たりのカフェイン摂取上限量は200mgと言われています。
カフェインが含まれる飲み物/食べ物 | 一日におけるカフェイン摂取上限量の目安 |
コーヒー | 約2杯分 |
コーラ | 約3リットル |
板チョコ | 約6枚 |
ただしカフェインはミルクココアだけでなく、様々な食品にも含まれるので一日に口にするものの総量として見る必要があるため注意が必要です。
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カフェインの含有量の比較
ここでは、様々なココアに含まれるカフェイン含有量を調査しました。
ミルクココア
含まれるカフェイン量
- 微量
純ココア
含まれるカフェイン量
- 10mg前後
ミロ
含まれるカフェイン量
- コーヒーの1/10未満
スターバックスのココア付属のモカシロップ
含まれるカフェイン量
- 微量
各種ココア製品 | 1杯あたりに含まれるカフェイン量 |
ミルクココア | 微量(目安はコーヒー1杯の1/12程度) |
純ココア | 約10mg |
ミロ | 微量(メーカーの回答ではコーヒー1杯の1/10未満) |
スターバックスのココア付属のモカシロップ | 微量 |
各ミルクココアには、数値化されないほどの微量なカフェインが含まれていることがわかりました。その分、純ココアのカフェイン量は多いので過剰摂取には注意が必要ですね。
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まとめ
この記事をまとめると
- 妊婦さんがミルクココアを飲むことに大きな影響はない
- ミルクココアに含まれるカフェインは微量
- ただし糖分が高いため糖尿病の観点からは過剰摂取に注意する必要がある
- ミルクココアではなく純ココアにはカフェインが多く含まれるため違いをしっかり理解する
いかがだったでしょうか。
過剰摂取を避ければ、ミルクココアは妊婦さんにとっても素敵な効果がある飲み物です。お腹の赤ちゃんのためにも、飲み過ぎには十分注意してゆったりとミルクココアを楽しみましょう。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。
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