食べ物には相性がありますが、牛乳と食べ合わせの悪いものにはどんな食品があるのでしょうか?今回は、
- 牛乳と食べ合わせが悪いのは?
- 牛乳に含まれる主な栄養成分
これらのテーマについて紹介いたします。
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牛乳と食べ合わせが悪いものは?
食べ物や飲み物には、『食べ合わせ』というものがあります。相性が良かったり、互いに含まれている成分の相性が悪かったり。組み合わせは様々です。
牛乳にも食べ合わせの良くない食品が存在します。どんな食品があるのか、またその理由について見てみましょう。
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枝豆
枝豆には『フェチン酸』という抗酸化成分が豊富に含まれていますが、牛乳が持つカルシウムと一緒に摂ると吸収を抑制してしまう性質があります。
フェチン酸には大腸ガンを予防する効果があり、初期用油の酸化防止として利用されることもあります。枝豆以外にも、ゴマや玄米、穀物にも含まれている成分です。
とうもろこし
とうもろこしに含まれる食物繊維は牛乳の成分を排出する作用があります。これは生の場合に限ることで、加熱調理したものは影響はありません。自家製コーンスープに牛乳を使うことも多いかと思いますが、加熱したものなので食べ合わせに問題はないのです。
緑茶
牛乳に含まれるタンパク質はカゼインと言いますが、緑茶はこのカゼインの吸収を悪くする作用があります。カゼインはプロテインにも含まれる栄養成分で、腸のぜん動運動を抑制する働きがあります。
ぜん動運動が弱くなると便秘の原因になるのでは?と思うかもしれませんが、消化がゆっくりになる分、体の中に食べ物がある時間がより長くなるので、栄養の吸収が高まるという効果があります。
- カゼイン:カゼインは、骨のカルシウムの吸収を助けるカゼインホスホペプチドの元になるたんぱく質です。カルシウム、鉄やナトリウムと結合し吸収を助けるだけではなく、体への吸収が遅いため高いアミノ酸濃度を維持ができるため、筋力トレーニングの後のプロテインの成分としても人気の高い栄養素です。
チョコレート
チョコレートが持つポリフェノールと牛乳のカゼインが結合し、ナトリウムの吸収を抑制する作用があります。チョコレートと牛乳は味の相性が良いように見えますが、実は栄養素的にはあまり良くない組み合わせなのです。
- ポリフェノール:ポリフェノールは、植物に含まれている成分で苦味や色素の成分で、5000種類ほど存在していると言われており、その種類ごとに特徴ある健康効果を持つ栄養素です。共通点はとても強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の除去や体の酸化による老化に関わる病気の予防に役立つ栄養素です。
ココア
ココアには食物繊維が豊富に含まれており、牛乳の持つカルシウムの吸収を抑制する働きがあります。しかし、ココアと言えば牛乳に溶かして飲むのが一般的ですよね。
杏(あんず)
杏にはタンニンという成分が含まれており、牛乳のタンパク質と相性が悪いために胃が荒れたり肌荒れの原因となります。
- タンニン:タンニンはポリフェノールの一種で、植物の渋みの味を持つ物質です。ワインやお茶、柿に含まれており、人間の体内の細菌の増殖を抑え駆除をする力があるので、食中毒の予防や風邪の予防に役立ちます。便を硬くして下痢を改善する効果もある栄養分です。
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牛乳に多く含まれる主な5つの栄養素
牛乳は、カルシウム、たんぱく質、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンB1、B2、B6など)が豊富に含まれています。栄養バランスに優れ、「準完全栄養食品」と呼ばれています。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
- カゼイン:カゼインは、骨のカルシウムの吸収を助けるカゼインホスホペプチドの元になるたんぱく質です。カルシウム、鉄やナトリウムと結合し吸収を助けるだけではなく、体への吸収が遅いため高いアミノ酸濃度を維持ができるため、筋力トレーニングの後のプロテインの成分としても人気の高い栄養素です。
- たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
- ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
- トリプトファン:トリプトファンは、脳内物質メラトニン、セロトニンの材料です。メラトニンは人間の睡眠の質に関わる物質で、セロトニンは脳内を穏やかにする働きがあります。不足すると睡眠の質が低下やいつもイライラすると言った症状が現れます。摂取することで冷静で穏やかな思考を保ちます。
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まとめ
この記事をまとめると
- 牛乳と組み合わせの悪い栄養素には、食物繊維・ポリフェノール・フェチン酸などがある
- 牛乳にはカルシウムやタンパク質などの栄養が豊富に含まれている
牛乳と相性の悪い食べ物には様々なものがありますが、体に悪いほどの悪影響はありません。牛乳と何かを一緒に食べる時の参考にしてみてくださいね。
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