フォローアップミルクはよくない?デメリットは?与えるならいつまで?

お子さんが生まれた際は、母乳で育てるか市販の粉ミルクで育てるか、とても迷いますよね。最近では粉ミルクにもいろいろな種類があり、粉ミルクに不足しがちな栄養素を補う目的で、「フォローアップミルク」と呼ばれる商品もあるようです。

フォローアップミルクとはいったいどのようなミルクなのでしょうか?粉ミルクとの違いや栄養素、デメリットはないかといったことについて解説していきます。今回紹介していくテーマは、

  • フォローアップミルクとは
  • フォローアップミルクのデメリット
  • フォローアップミルクは必要?

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

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フォローアップミルクとは

フォローアップミルクとはそもそもどんなミルクなのでしょうか?通常の粉ミルクとの違いや、作られた背景などについて解説していきます。

ミルクの代わりとして開発

フォローアップミルクとは、育児用の粉ミルクの一つで、離乳を開始した生後9か月以降の乳幼児に使用される、栄養を補うためのミルクです。離乳食を開始して間もない場合、うまく食事が摂り切れず、栄養が不足する場合があります。

そんな栄養不足を補う目的で開発された商品が「フォローアップミルク」です。

通常のミルクとの違い

フォローアップミルクと通常の粉ミルクの一番の違いは、「用途の違い」です。通常の粉ミルクは、母乳が出にくいお母さんなどが、母乳と同等の栄養素を赤ちゃんに与えるための商品です。そのため、「母乳の代替」が粉ミルクなのです。

一方フォローアップミルクは栄養の補助が目的の商品なので、離乳食だけでは栄養が不足している場合や、母乳が出にくくなって栄養が不十分の場合などに使用されます。

あくまでも補助が目的ですから、順調に成長している乳幼児の場合は必要ない場合も多いです。

フォローアップミルクに含まれる栄養素は様々で、脳の働きを助けるDHAに特化した商品や、鉄分を中心とした商品、カルシウムやビタミンを多く含んだ商品など様々です。

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フォローアップミルクのデメリット

赤ちゃんに色々な栄養を与えるのって、本当に大丈夫なの?と心配になる方も多いですよね。フォローアップミルクを使用することで、何かデメリットなどは生じないのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

虫歯のリスク

フォローアップミルクには、オリゴ糖や乳糖といった甘味成分が含まれているため、与える際は赤ちゃんの虫歯に注意する必要があります。特に哺乳瓶で与えている場合、歯に残りやすいため虫歯になりやすくなると言われています。

与える際は、コップやマグカップなどで飲ませるようにするといった工夫が必要です。また、与えた後は歯磨きや、水やお茶を飲ませて口腔内を綺麗にする必要があります。

離乳食を食べにくくなるかも

フォローアップミルクは甘味が含まれているため、赤ちゃんでも飲みやすいと言えます。そのため味に慣れてしまうと、通常の離乳食を食べなくなるという可能性も十分あります。

味の薄い離乳食より、甘くておいしいフォローアップミルクの方が美味しいですからね。食べないからと言って味を濃くしてしまえば、赤ちゃんの健康状態が悪くなる場合もあるため注意が必要です。

栄養バランスが偏る

フォローアップミルクはあくまでも「栄養の補填」が目的ですから、フォローアップミルクのみで食事が完結しないよう注意する必要があります。通常の粉ミルクとは違い、成長に必要な栄養素がすべて含まれていないためです。

離乳食と併用して飲ませたり、離乳食で不足している栄養素がある際などに活用しましょう。正しい知識を持たぬまま使用すると、成長を阻害する恐れもあります。

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フォローアップミルクは必要?

フォローアップミルクは栄養の補助が目的ということがわかりましたが、そもそも飲ませる必要はあるのでしょうか?普通に離乳食を食べてくれたり、母乳がまだ出るのに、フォローアップミルクをあえて飲ませる必要があるのか、詳しく見ていきましょう。

離乳食をしっかり食べてる場合は不要

先ほども少し紹介しましたが、フォローアップミルクはあくまでも「栄養の補助」が目的です。離乳食を通常の分量で食べられている場合は、あえて与える必要はありません。

離乳食の分量の目安などは、市区町村の保健所などで貰える資料に記載されている場合も多いです。気になる場合は、自身のお住まいの地域の保健所に問い合わせましょう。

一歳ごろに辞める人が多い

フォローアップミルクは生後9か月以降の乳幼児に与える商品です。まだ牛乳が飲めない乳幼児などに、牛乳の代わりに与える方が多いようです。

しかし1歳以降は牛乳を飲めるようになるため、アレルギーがない場合はフォローアップミルクを与える必要はなくなります。

まとめ

今回は、フォローアップミルクとはどのような商品なのか、フォローアップミルクの必要性やデメリットなどについて解説していきました。

この記事をまとめると

  • フォローアップミルクは「栄養の補助」を目的とした商品
  • 生後9か月以降で、栄養の不足がみられる場合はフォローアップミルクを検討するのも良い
  • 普通に食事が摂れている・母乳と併用して食事もとれている場合は必要ない

いかがでしたか?フォローアップミルクについて、少しでも知識が深まったのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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