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妊娠中は、食の好みが変わることがあります。無性にパンが食べたくなったり、体に悪いと知りながらも味の濃いものが食べたくなったり・・・。筆者は、妊娠中のつわりがひどく、ほぼ一日中、横になって過ごした時期がありました。仕事や家事ができず、食べることにも苦労しました。ところで、妊娠中、明太子フランスを食べてもいいのでしょうか?妊婦への危険性はあるのでしょうか。今回は、
- 明太子フランスとは
- 明太子フランスは妊娠中に食べてはいけない?
- 妊娠中に避けたい食べ物の特徴
- 妊娠中におすすめの食べ物2選
目次
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明太子フランスとは
明太子+フランスパン
明太フランスは、フランスパンに明太子を使ったペーストを塗って焼き上げたパンです。基本はフランスパンで、明太子ペーストにはバターやマヨネーズが使われています。濃厚で濃い味の明太ペーストがフランスパンとよく合い、人気のパンとなっています。
パン屋で購入できる?
明太子フランスは、パン屋で購入できます。明太子フランス、明太フランスなどの名前で売られています。店ごとにパンや明太子ソースのこだわりがあり、人気パン屋では、早朝から、お客が明太子フランスを買い求めるほどだそうです。
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明太子フランスは妊娠中に食べてはいけない?
明太子が好ましくない
明太子は、魚卵を加熱せず生の状態のまま塩漬けし、辛味調味料で味付けした食べ物です。おにぎりの具やパスタソースとしてよく使われていますが、妊娠中は食べ過ぎに気をつけましょう。明太子が妊娠中に好ましくない理由はいくつかあります。
リステリア菌
特に、生のまま食べるとリステリア菌に感染する可能性があります。通常、リステリア菌はそれほど強い菌ではなく、感染しても重症化しません。しかし、妊娠中は免疫力が低下しているため、感染しやすくなります。妊娠中に食中毒になると下痢や腹痛、嘔吐や発熱など身体にとって辛い症状が現れます。リステリア菌は、75℃で数分間加熱すると死滅します。妊娠中に明太子を食べる場合は、生のままではなく、中まで十分加熱した方が安全です。
無添加・無着色
妊娠中は明太子が好ましくない理由として、着色料や保存料などの添加物が挙げられます。どうしても明太子が食べたい場合は、無添加・無着色のものを選ぶようにしましょう。
塩分過多
明太子は、唐辛子や塩をたくさん使用した味付けの濃い食べ物です。妊娠中に塩分を摂りすぎると、むくみや「妊娠高血圧症候群」の原因になります。妊娠高血圧症候群になると、赤ちゃんの発育が悪くなったり(胎児発育不全)、胎盤が子宮の壁からはがれて赤ちゃんに酸素が届かなくなり(常位胎盤早期剥離)、場合によっては赤ちゃんが亡くなってしまう(胎児死亡)ことがあります。お母さんと赤ちゃん共に大変危険な状態となることがありますので、特に気をつけなければなりません。明太子を食べるときは、体内の余分な塩分を排出しやすくするカリウムを含んだ緑黄色野菜・果物を積極的に摂りましょう。
フランスパンは大丈夫?
結論から言うと、妊娠中でもフランスパンを食べても大丈夫です。ただし、フランスパンを食べ過ぎると太りやすくなります。特に、妊娠中は、糖分脂質の少ないパンを適量食べることを心がけましょう。食物繊維などの栄養素を含むライ麦パンや全粒パンはおすすめです。野菜・果物を中心に栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。
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妊娠中に避けたい食べ物の特徴
辛い物・塩分多めな物
娠中の塩分摂取の目安は1日7g未満が推奨されています。また、辛いものに含まれる「カプサイシン」は刺激が強いため、下痢を引き起こすことがあります。
そして、塩分過多な食生活は妊娠高血圧症候群を誘発する場合がありますので、特に気をつけなければなりません。もともと糖尿病、高血圧、腎臓の病気などを持っている、肥満、母体の年齢が高い(40歳以上)、双子などの多胎妊娠などの妊婦さんは妊娠高血圧症候群になるリスクが上がるので特に気を付けましょう。
カフェイン
妊娠中は、コーヒーや紅茶などに含まれる「カフェイン」を過剰摂取しないよう、摂取量に気を付ける必要があります。カフェインの過剰摂取は、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気などの健康被害が懸念されています。特に、妊婦の場合は、妊娠中にカフェインを過剰摂取してしまうと、出生児が低体重となり、将来の健康リスクが高くなる可能性があるという報告もあります。
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妊娠中におすすめの食べ物2選
乳製品
カルシウムは赤ちゃんの骨や歯、血液の成分になるものです。不足しないよう積極的に摂りたい食品です。ただし、乳製品の過剰摂取やサプリメントでの補給は尿路結石の危険があるのでNG!乳製品全体の摂取目安は、1日500g程度とされています。牛乳ならコップ1~3杯程度。これまであまり乳製品をとる習慣がなかった人は、1日の目安量を目指して摂取を心がけるようにしましょう。
ナッツ類
ナッツ類も、妊娠中のおやつにおすすめの食べ物です。ナッツ類には、妊婦さんの健康を維持したり、お腹の赤ちゃんの成長をサポートする栄養が豊富に含まれています。種類によっては、ビタミンやミネラル、食物繊維などが摂取できます。
例えば、アーモンドには、ビタミンE、ビタミンB2、カルシウムが豊富です。特に、強い抗酸化力をもつビタミンEがしっかり摂れるため、血行不良の改善に役立ちます。また、腸内環境が整うことで妊娠期間中の便秘解消にも役立ちます。アーモンドの他にも、ピスタチオ、クルミ、カシューナッツ、ピスタチオなどもおすすめです。ナッツを選ぶポイントは、無塩無糖の味付けされていないナッツを選ぶことです。
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まとめ
今回は、「明太子フランスパンは妊娠中に食べるのはNG?」というテーマでお送りしました。
この記事をまとめると
- 明太フランス=フランスパンに明太子を使ったペーストを塗って焼き上げたパン
- 妊娠中は、生もの・辛い物・カフェインの量に気を付ける
- 妊娠中におすすめの間食は、乳製品・ナッツ類
- 野菜や果物を中心に、栄養バランスを心がけよう
妊娠中はつわりなどの理由から、偏食になりがちです。つわりの時期は、あまり神経質にならず、食べられるものを食べて辛い時期を乗り越えて欲しいと思います。
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