めかぶアレルギーの症状は?食べすぎにも注意?湿疹・蕁麻疹は出る?

皆さんはめかぶはお好きですか?めかぶといえばネバネバの海藻の事ですね。

このようなネバネバ成分を持つ海藻はとても体によいと言われており、毎日の食習慣に取り入れている方も少なくないですよね。

ただめかぶは食べる時に少し注意しなければならない食品なのです。

今回の記事では、

  • めかぶとはどのような食材なのか
  • めかぶを食べた後にアレルギー症状が出ることはあるのか
  • 遅延型食物アレルギーとは
  • 食べ過ぎるとどんな症状が出ることがあるのか

これらについて解説していきたいと思います。 

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めかぶとは?

“めかぶ”は、わかめの根元部分のことを指します。めかぶとワカメは同じ海藻なのです。ワカメは、海の中で成長する栄養豊富な海藻の一つで、海水の塩を吸収しながら成長するためミネラル類が豊富に含まれています。

生の状態では褐色をしていますが、加熱することでお馴染みの緑色に変化します。日本では岩手県・宮城県での生産が盛んで、その地域で収穫される「三陸ワカメ」が全体の9割を占めています。

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めかぶでアレルギーが出ることはある?

非常に優秀な栄養素をめかぶですが、ごく稀にめかぶを食べることでアレルギー症状が出てしまう人がいます。

基本的にめかぶは食べてすぐ症状が出る「即時型食物アレルギー」はでません。しかし「遅延型食物アレルギー」を引き起こす可能性があると言われています。

遅延型食物アレルギーとは?

遅延型食物アレルギーとは、一般的にいわれている食物アレルギーとは違う免疫の抗体が反応し、症状が出ることを言います。

一般的に気を付けなければいけない食物アレルギーは「即時型食物アレルギー」でありIgE抗体という免疫抗体が反応します。この IgE抗体は非常に反応が早く、大きな症状を引き起こすことが分かっています。

一方で遅延型食物アレルギーに反応する抗体はIgG抗体です。IgG抗体は血液の中で最も多く見られる免疫抗体で、反応するまでに数時間から数日間、長い場合だと数週間後に症状が出る場合があります。かなり遅れて食物アレルギーの症状がでるので遅延型食物アレルギーと言われるようになりました。

IgG抗体の場合はどんな食品にでも反応する可能性があり、これといった食品が慣れているわけではありません。

なので、めかぶのような基本的には安全と言われている食材でも、ごくまれにIgG抗体が反応してしまう人もいるのです。

どんな症状が出るの?

遅延型食物アレルギーの場合はすぐに症状が現れないだけでなく症状自体が様々でとても幅広いというのが特徴的です。なのでこれといった症状を特定できないということも、遅延型食物アレルギーが見つけづらい原因となっています。

アレルギー

引用:miraizaidan.or.jp/allergy/anaphylaxis.html

食物アレルギーでは様々な症状が出る可能性があり、こちらの表で記載されている症状のなかで複数種類が出てしまうこともあります。

ただこれらもかなり時間が経ってから体に影響を与えますので、原因の特定がしにくいといった特徴があります。

もし気になる場合は医療機関で遅延型アレルギーの検査を行うことができるので、主治医に相談すると解決するかもしれません。

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めかぶを食べると引き起こされる体調不良 

めかぶを食べた後の体調不良はアレルギー以外にも様々な原因があります。めかぶは体にうれしい栄養素が豊富に含まれていますが、「食べ過ぎ」に注意が必要です。

次は食べ過ぎによって引き起こされる症状について見ていきましょう。

下痢や便秘になる可能性がある

めかぶには、ねばねばした性質を持っている水溶性食物繊維が豊富に含まれています。

水溶性食物繊維とは水に溶ける食物繊維で、吸着性があり、胃腸内をゆっくり移動するためお腹がすきにくく食べ過ぎを防止する効果があります。

その吸着性により、小腸で胆汁酸やコレステロールを吸着させ体外に排出するため、コレステロールを低下させる効果があるなど非常に大切な成分です。

非常に優秀な成分ですが「過剰摂取」は消化不良を起こし下痢や便秘を引き起こす可能性があります。

食物繊維を普段からあまりとっていない方や消化器官が弱い方は特に影響を受けやすいので、食べるときは少量から食べるのが良いでしょう。

吐き気や胃もたれを引き起こす可能性もある

食物繊維の摂りすぎは下痢や便秘以外にも、吐き気や胃もたれを引き起こす可能性があります。

水溶性食物繊維の性質は「ねばねば」です。ねばねばしている食品は胃の中をゆっくり移動するため、一度にたくさんの量を食べると胃の中の食べ物が急増し、吐き気や胃もたれを引き起こす可能性があります。

ホルモンの異常

一番気を付けたいのが、めかぶの摂りすぎによるホルモンの異常=甲状腺の機能低下です。

めかぶにはヨウ素という成分が豊富に含まれており、過剰摂取すると甲状腺ホルモンを乱す原因となります。

甲状腺とはのどぼとけの下にある臓器で甲状腺ホルモンを分泌しています。甲状腺の機能が低下すると甲状腺ホルモンが乱れ、バセドウ病や橋本病などを引き起こす可能性があります。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • めかぶは遅延型食物アレルギーを引き起こす可能性がある
  • 遅延型食物アレルギーはこれといった症状が固定されているわけではない
  • 原因となる食品を食べてから数日から数週間後に出る場合があるので原因特定がしにくい
  • めかぶは食物アレルギー以外に食べ過ぎてしまうと様々な悪影響をきたす食品
  • とても体によい成分をたくさん持つので、体調に合わせてめかぶを食べるようにしよう

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

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