ダイエット効果や、体の疲れが取れやすい健康な体作りができるなど、様々な健康効果が期待できるMCTオイルが近年ブームとなっています。健康意識の高い方を中心に、リピーターが続出しています。
そんなMCTオイルですが、実は摂りすぎなどが原因でお腹が痛くなったり、下痢になってしまうという話も聞きます。どのように摂れば体に優しく、美味しく摂取できるのか気になりますよね。そこで今回は、
- MCTオイルとは
- MCTオイルで胃痛や下痢が引き起こされる理由
- MCTオイルの使い方
これらのテーマで紹介していきます。いくら体に良いからと言って、摂り過ぎはよくありません。正しい使い方で、楽しく健康になりたいものです。
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目次
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MCTオイルとは
そもそもMCTオイルとはどのようなものなのでしょうか?ここからはMCTオイルの特徴や、どのような方にとってメリットがあるのかなどを中心に紹介していきます。
MCTオイルの特徴
MCTオイルは中鎖脂肪酸100%で構成されているオイルです。一般的にはココナッツオイルから抽出されることが多いですが、アブラヤシなどのその他オイル由来の商品もあるようです。
ココナッツオイルは60%の中鎖脂肪酸と40%の長鎖脂肪酸で構成されています。そのうち60%の中鎖脂肪酸のみを抽出したオイルがMCTオイルです。
一般的なオイルの成分である長鎖脂肪酸と比べ、中鎖脂肪酸は消化吸収や分解が速く、太りにくいオイルと呼ばれています。
糖質制限中に有効
糖質制限ダイエットの原理は、糖質を少なくし、脂質をエネルギーに変える仕組みを作ることで体重を減らすダイエット法です。
速やかに脂質からエネルギーに変わり、なおかつ腹持ちの良いMCTオイルは糖質制限ダイエット中の方には最適の商品と言えるでしょう。
ケトン代謝って?
人はご飯やパンなどを分解し、ブドウ糖からエネルギーを作るのが基本です。しかし糖質を制限することで体内のブドウ糖が少なくなり、ブドウ糖の代わりに脂質を分解してエネルギーを生成します。
この状態のことをケトン代謝と呼びます。中鎖脂肪酸はケトン体の生成を早め、脂肪を燃えやすくしてくれる体作りをしてくれますので、ダイエットに効果的と言われています。
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MCTオイルで胃痛や下痢が引き起こされる理由
ダイエットやその他多くの健康効果が期待できるMCTオイルですが、実は胃痛や下痢を起こす方も多いようです。ここからは、原因や対処法について紹介していきます。
胃痛の理由
MCTオイルは肝臓に効率よく取り込まれ、体内にケトン体を増やすことで脂肪燃焼効果を高める効果があります。しかし体内のケトン体が増えすぎてしまうと、胃痛や吐き気を引き起こしてしまうようです。
1度に多く摂りすぎてしまうと、このような症状を引き起こしやすくなってしまうようです。1回に小さじ1~大さじ1程度を目安に摂るようにしましょうね。
下痢の理由
MCTオイルはサラダ油やその他動物性油脂と比べると、とても消化吸収や分解が速いという特徴を持っています。この効果で小腸内の浸透圧が高まり、腸内の水分量が高くなり、下痢を引き起こしてしまうようです。
もともとお腹の弱い体質の方などは、小さじ0.5~1杯程度の少量から試してみることをおススメします。
それぞれの対処法
これらの原因はどれも摂り過ぎや摂り方に問題がある場合が多いです。おススメの方法を以下で紹介します。
- 初めてMCTオイルを試す方は小さじ0.5~1杯程度から
- 食べ物や飲み物に混ぜることで直接摂取するのを避ける
- 体に合わない方もいるので不調が続く場合は摂取を止める
これらの方法が効果的なようです。また、元々肝臓などに病を持っている方は強い副反応が出る可能性もあるようです。合わない場合は直ちに摂取するのを止めましょう。
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MCTオイルの使い方
それではおすすめのMCTオイルの使い方を紹介していきます。直接飲んだり食べたりすると、胃痛や下痢を引き起こす可能性もありますから、何かと一緒に摂取するのがおススメですよ。
料理やお菓子作りに
MCTオイルは、加熱せずにそのまま摂取することが望ましいオイルです。サラダやヨーグルト、朝食時のコーヒーなどに適量混ぜて食べるととても効果的です。
またヨーグルトやスムージーに混ぜるのもとてもおススメですよ。無味無臭で癖もありませんから、スイーツなどにかけて一緒に食べても良いかもしれませんね♪
直接飲むのもできるけど効果は分かっていない
MCTオイルを直接飲むことはあまりおススメできません。直接飲んだからと言って効果が増した、というような研究結果もありません。
それどころか胃腸の弱い方などは直接飲むと、胃痛や下痢、頭痛や吐き気と言った副反応が強く出る可能性もあります。できる限り、何か他の食べ物と一緒に摂取するようにしましょうね。
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1日使う量に注意しよう
MCTオイルは体にとって強い成分ですから、1回の摂取量と1日の摂取量に注意しなければなりません。
1日の摂取量は30~100g程度、1回の摂取量は10ℊ以内にしましょう。体質によってはこの用量を守っても体調を悪くする方もいます。その場合は、小さじ0.5~1杯程度といった少量からスタートするのも有りです。
まとめ
今回は「MCTオイルで体調が悪くなる原因や対処法について」紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- MCTオイルは用法用量を守って摂取する
- 1日30~100g程度、1回10ℊ以内がベスト
- 体質によってはそれ以下でも不調になる場合もある
体に強い効果を与えてくれるMCTオイルですが、強い成分は摂りすぎると体に不調をきたすということがわかりました。用法用量を守って摂取することが大切ですね。
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