マンゴーが体に悪いと言われる理由は?腹痛・下痢の原因に?効能や栄養は?

マンゴーは体に悪い」と言われることがあるようですが、これは事実なのでしょうか?その理由と事実について着目しました。今回は、

  • マンゴーの栄養と効能
  • マンゴーが体に悪いと言われる理由は?
  • 食べ過ぎると腹痛や下痢になる?
  • 1日の摂取量&食べごろ&おいしい食べ方

これらのテーマについて紹介いたします。

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マンゴーの栄養と効能

マンゴーにはどんな栄養成分が含まれているのでしょうか?マンゴーの持つ栄養素とそれによる効果効能について見ていきましょう。

マンゴーの栄養

マンゴーは抗酸化作用のあるビタミンCビタミンEをたっぷり含み、葉酸・カリウムも豊富で栄養価値の高い果物です。

  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
  • 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。

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マンゴーの効能

抗酸化ビタミンはがんの抑制や、免疫機能を高める効果があります。また、疲労回復効果もあるので、疲れやすい夏に食べたい果物です。

  • がん抑制
  • 疲労回復
  • 美肌効果
  • 老化防止

マンゴーが体に悪いと言われる理由

マンゴーは高栄養で美容効果や健康効果がありますが、「マンゴーは体に悪い」と言われることもあるようです。そのように言われてしまう理由には何があるのでしょうか?また、その理由は事実なのかどうかについても解説していきます。

ニキビができやすい?

マンゴーを食べるとニキビができやすくなると言われることがありますが、マンゴー自体にニキビの原因となる成分は含まれていません。この理由は事実ではないでしょう。マンゴーによる腸内トラブルによってニキビができやすくなるという流れで、「マンゴー=ニキビができやすい果物」と言われるようになったと考えられます。

糖分が多く太る

マンゴーは濃厚な甘さが特徴的ですが、甘い分糖分が多いのは事実です。マンゴー100gあたりに含まれる糖質量は約17gで、柑橘系やりんごなど他の果物と比較すると高い数値となっています。ちなみに、1日の糖質目安量はコチラです。

  • 女性……270g
  • 男性……330g

アレルギー

マンゴーには、唇の痒みや口内の痒み・腫れ・喉のイガイガなど「アレルギー反応」を起こす可能性があります。人によってはかなり強いアレルギー症状が出る果物で、 花粉症やゴムアレルギーの方が発症しやすい という傾向もあります。

食べてからアレルギー症状が出るまでの時間は、数分〜2時間以内が平均と言われています。

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マンゴーを食べ過ぎると腹痛・下痢になる?

マンゴーを食べることで腹痛や下痢を起こす可能性もあります。マンゴーに含まれるいくつかの成分が原因となっており、その成分はまとめて「FODMAP」と呼ばれています。FODMAPとは下記の成分のことで、それぞれ多く含まれているほど胃腸への影響が大きく、腹痛や下痢を引き起こしてしまいます。



FODMAPとは?
  • F…Fermentable:発酵性
  • O…Oligosaccharides:オリゴ糖
  • D…Disaccharides:二糖類
  • M…Monosaccharides:単糖類
  • P…Polyols:ポリオール(多価アルコール、糖アルコール)

これらの成分を多く含む食材は「高FODMAP」、あまり含んでいない食材は「低FODMAP」と呼ばれています。必ず腹痛や下痢を起こすわけではありませんが、普段から胃腸が弱い方は注意してください。

マンゴーの1日の摂取目安量は?

アレルギーになると危険なマンゴーですが、1日の摂取量は1個が目安です。マンゴー1個あたりの可食部は約150〜180gで、糖分は高いもののビタミンCとビタミンEが豊富に含まれているので美容効果が期待できます。

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マンゴーの食べごろ&おいしい食べ方

マンゴーの食べごろと美味しい食べ方をご紹介いたします。マンゴーは完熟していないと酸っぱさを感じることがあるので、しっかり熟した状態で食べましょう。

食べごろの見分け方としては、甘い香りがしているもの・指で皮を押すと軽く凹むもの・皮の色が黄色やオレンジ色に変化しているものです。続いてはおいしいマンゴーの食べ方です!

マンゴー×牛乳

マンゴーはスムージーにして飲むとおいしいですが、牛乳との組み合わせがよく合うんです!濃厚な甘みとまろやかな舌触りで、朝ごはんにもぴったり◎材料をミキサーに加えて混ぜるだけなので作るのも簡単です。

材料と分量
  • マンゴー:半分
  • 牛乳:100ml

マンゴー×ヨーグルト

マンゴーとヨーグルトの組み合わせも相性が良く、マンゴーのビタミンたっぷり効果とヨーグルトの乳酸菌たっぷり効果で美容に抜群です◎

マンゴージャム

マンゴーはそのまま食べても美味しいですが、まだ完熟前であまり甘くなかった時や、完熟を通り越して少し傷んでしまった時などは、ジャムに加工すると気にせずおいしく食べることができます◎完熟を通り越した場合は甘みが強いので、砂糖は少量でOKです。

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まとめ

マンゴーが体に悪いと言われる理由」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • マンゴーには糖質が多いため食べ過ぎると太る原因になり得る
  • マンゴー=ニキビができやすいというのは事実ではない
  • マンゴーに含まれる「FODMAP」成分により腹痛や下痢となることも

マンゴーには美容に効果的な抗酸化作用を持つビタミンやビタミンEが豊富に含まれているので、適量を守って美容効果をゲットしましょう♩アレルギーには注意してくださいね。

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