マンゴーは何歳から食べさせても良い?注意点や安全な食べ方を紹介

酸味が少なく、まろやかな甘みとやさしい口当たり。熟したマンゴーは、きっと果物好きの赤ちゃんにも人気のはず!とはいえ、初めてあげるものは何かと不安ですよね。アレルギーの心配もありますし、そもそもあげていいものなのかどうかもわからない、なんてことも。そこで今回は、

  • マンゴーはいつから食べさせても良いの?
  • 初めてマンゴーを与える時の注意点
  • マンゴーの安全な食べさせ方
  • マンゴーを使ったおすすめ離乳食
についてご紹介させていただきます。

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マンゴーはいつから食べさせても良いの?

離乳食が始まっても、初期から完了期と、食べられるものや形状は様々。マンゴーはどの時期から与えても良いのでしょうか。

離乳食後期からOK!

果物自体は生後5~6か月、離乳食の初期から与え始めても構いません。ですが、マンゴーとなるとちょっと考え物。 アレルギーの原因となる可能性に加え、ウルシ科の果物であるマンゴーは、果皮や果汁が皮膚に触れることによって、かぶれてしまう場合がある からです。

実際、書籍やネットの情報などでも、マンゴーについては意見が分かれるところ。アレルギーを心配するならば、3歳まで待ったほうが良いという意見もあるほどです。

最終的には保護者の判断にもよりますが、 一般的には離乳食後期、9~11カ月頃からOKとする場合が多い ようです。

離乳食で与える際の適量は?

通常、 赤ちゃんに与えて良い果物の量は、野菜とあわせて離乳食後期で1食30~40g程度 。ですがマンゴーに限らず、初めて与える際は極少量からにしておく方が安心です。

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初めてマンゴーを与える際の注意点

アレルギーやかぶれと、与えるのにちょっと注意が必要となるマンゴー。具体的にはどのように与えてあげればいいのでしょうか。

アレルギーを把握しよう

これもマンゴーに限ったことではありませんが、 赤ちゃん本人はもちろん、ご両親のアレルギーについてもしっかり把握しておくことが大切 です。

アレルギーは、 遺伝的要因と環境要因、どちらもが組み合わさることで発症する ことがわかっています。ご両親が食物アレルギーを持っていたとしても、必ずしも赤ちゃんが同様に発症するわけではありませんが、心配なときは医師や保健師に相談してみるといいでしょう。

食べさせ過ぎないこと!

お話したように、最初にマンゴーを与える際は1さじ程度の少量から始めるようにしましょう。できれば平日の昼間、何かあってもすぐに病院にかかれるタイミングで与えた方が安心です。

また、食べた直後にアレルギー症状が出なくても 、接触することによって生じるかぶれ症状は、食べた数時間後から、時には2日後になって表れることがあるので注意が必要 です。

与えるときは、 赤ちゃんの指や口回りに果汁が触れないように。また、食べさせた後も、口回りをキレイに拭いてあげましょう。うがい代わりにお白湯やミルクを飲ませてあげるのもおすすめ です。

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マンゴーの安全な食べさせ方

知れば知るほど、与えるのをちょっとためらってしまうかもしれませんね。ここからは、より安全なマンゴーの始め方についてご紹介します。

加熱してあげよう

食物アレルギーの場合、加熱することで原因となる物質、アレルゲンが変性するため、アレルギー症状が出にくいという特徴があります。

もちろん、100%大丈夫!という訳ではありませんが、生のマンゴーを与えるより、加熱して冷ましたマンゴーから始めた方が、より安心です。

加工品には注意!

加熱してあるもの、というと、マンゴーの缶詰やジャムなどでも良さそうですが、ちょっと注意!これらの食品には砂糖が大量に含まれています。

砂糖は乳幼児の食事に、基本的には必要ありません。ごく少量であれば構いませんが、摂り過ぎると体に負担がかかるだけでなく、虫歯や肥満の原因に!なるべく生のマンゴーを、おうちで加熱してからあげるようにしましょう。

液体状や細かくしたものをあげよう

アレルギー症状が出なかったとしても、マンゴーをどんどんあげるのはおすすめしません。マンゴーに含まれる消化酵素は、未成熟な赤ちゃんの胃腸に負担をかけることも。

また、すり潰して液体状にしたものや、細かく刻んだものをあげることも大切です。喉に詰まらせる危険を防げるだけでなく、消化にも負担をかけません。

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マンゴーを使ったおすすめ離乳食

それでは以上を踏まえた上で、赤ちゃんにも与えやすい、おすすめ離乳食をご紹介します。

マンゴープリン

柔らかくて食べやすいプリンは赤ちゃんにも大人気!ですが、ゼラチンや牛乳にもアレルギーの危険があるので、注意が必要です。なるべくシンプルな材料で手作りしてあげるといいでしょう。

完熟したマンゴーと牛乳をミキサーであわせ、寒天やアガーを加えて鍋で加熱後、冷やし固めたマンゴープリンなら離乳食にもおすすめ!マンゴーも加熱されるので、アレルギーの心配も少なくなりますよ。

マンゴー入りのヨーグルト、ゼリー

離乳食中期から食べられるプレーンヨーグルト。刻んだマンゴーをプレーンヨーグルトに混ぜるだけのお手軽デザートは、マンゴーの甘さでヨーグルトの酸味が和らぎ、赤ちゃんにも食べやすくなります。

また、完熟マンゴーと水をミキサーにかけて鍋に移し、寒天やアガーを煮溶かして作るゼリーも離乳食におすすめのスイーツです。

最初は素材そのものをシンプルに!
いずれの場合も、初めてあげる際に素材を組み合わせた調理で与えてしまうと、万が一アレルギー等の症状が起こった場合に原因を突き止めることが難しくなります。最初は素材そのものを単体で、様子を見ながらあげるようにしましょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • アレルギーを起こす可能性があるマンゴーは、初めて与える時期についても見解が異なるところ、離乳食後期に入って極少量からを目安にしよう
  • アレルギーには遺伝も影響!赤ちゃん本人だけでなく、ご両親の体質もしっかり把握しておこう
  • 初めて与える際は加熱してあげるとアレルギーの予防に!胃腸に負担をかけないように、細かく刻んだものや液体状のものから始めよう
  • アレンジレシピは素材そのものに慣れてから!まずは単体で、何か起こった際に原因食材を特定しやすくする配慮を!

赤ちゃんは大人が食べているものに興味津々!普段、中々食べる機会のないマンゴーも、ついついあげたくなりますよね。でもちょっと我慢!時期を見計らって、少しずつ、安全に食べられる食材を増やしていってあげましょう。

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