万願寺とうがらしが赤くなると何が変わる?おすすめの食べ方も!

  • 赤万願とうがらしとは?特徴とかあるのかな。

  • 万願寺とうがらしが赤くなると何が変わる?味とか栄養が気になる。

  • 赤万願寺とうがらしのおすすめの食べ方とかあれば知りたい。

万願寺とうがらしについて聞いたことはあるけど食べたこともなければ産地の方や日本料理に精通している以外、どんな特徴があるのかなど知らないという人がほとんどです。ここでは、万願寺とうがらしの赤色のものとの違いや特徴、お勧めの食べ方などについて一般ではあまり知られていない情報をできる限り分かりやすく紹介しています。

この記事を読むことで、これまであまり料理に使用してこなかった野菜、万願寺とうがらしの調理の方法とコツへの知識を深められ、料理のレパートリーを増やすことにも役立ちます。さらに万願寺とうがらしの栄養素についても詳しく理解を深められます。

野菜コーナーで見かけて興味があったという方は、是非最後までご覧いただければ幸いです。

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赤万願寺とうがらしとは?

赤万願寺とうがらしとはどのように収穫したものなのか、読み方やその特徴、採れる産地などについてもあまり知られていない部分が多い野菜です。青いものが多い中どのような違いがあるのかについて調べてみました。

万願寺とうがらしの収穫を遅らせたもの

赤万願寺とうがらしは、通常青い状態のものをそのまま収穫せずに木で熟成させ、収穫を遅らせることで赤い色にさせた万願寺とうがらしのことです。種まきから収穫まで青い物で150日ほど収穫までの期間がありますが、赤い物は更に放置し熟成するまで待ち実の全体が赤く色づいてから収穫します。青い物より1〜2ヶ月程度栽培期間が長くなります。

読み方

赤万願寺とうがらしの読み方は「あかまんがんじとうがらし」とそのままです。赤は「セキ・シャク」とも読みますが、「せきまんがんじ」や「しゃくまんがんじ」という読み方を聞いた事がありません。検索でも「セキマンガン、シャクマンガン」ではひっかからない上に、仮に読めるのだとしても逆に読みにくくなります。

特徴

赤万願寺とうがらしの特徴は、万願寺とうがらしを熟成させているためほんのり甘みを感じられるなど、味と真っ赤に熟した鮮やかな赤色が特徴です。その他には収穫にかかる期間が熟成させる期間がのび、手間もかかり、数量も少ないため希少とされ価格も青い万願寺とうがらしより高価です。

宮城県で作られている

最近は宮城の弥勒寺唐辛子など京都産以外の万願寺唐辛子も入荷が増えてきている。伏見も万願寺も青(緑)と赤の2種類があって、青の方が一般的かな。

ご覧の通り、呼び方は「弥勒寺(弥勒寺)甘とうがらし」とされているようですが、品種は万願寺とうがらしと同じものです。甘いとうがらしの需要が増えてきている中、京野菜として有名な万願寺とうがらしですが他のエリアでも栽培が始まっている様です。

SNSの情報では、宮城県でも作られ始めているようで、万願寺の標記はブランド的にうたえない様ですが、確かに宮城県産も増えていました。

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万願寺とうがらしが赤くなると何が変わる?

万願寺とうがらしが赤くなると何が変わるのかについて、気になる価格や味、栄養などが気になる部分かと思います。色以外の違いについてどのようなメリット、デメリットがあるのかについてここでは詳しくご紹介します。

価格が変わる

赤い万願寺とうがらしは赤くなる熟成期間の長さだけ余計に収穫までの時間がかかるため、それなりの費用がかかりますので青い万願寺とうがらしよりも少しコストは高くなります。通常の万願寺とうがらしの2〜3倍の価格で販売されていることが多いようです。

味が変わる

赤い万願寺とうがらしは熟成のぶん少し味が変わり糖度は上がり甘く感じられます。通常の青い万願寺とがらしと比べてもその味の違いは歴然としており、唐辛子独特の青臭さがほとんど感じられないほどです。実は熟成しているだけに歯ごたえは少し青い物より柔らかく食べやすくなります。

栄養が変わる

赤く熟成する過程で栄養が変わり栄養価はさらに高くなります。青い物と赤いものでそれぞれ比較すると、ビタミンAは2.5倍、Cは2倍、Eにおいては3倍の違いがあり、カロテンでも2.5倍赤い方が多く、カプサイシンと言う抗酸化作用のある栄養素も赤くなる際に増える事がわかっています。

因みに、全てが多くなる訳ではなくピラジンという血液サラサラ成分は青い物の方が多くなります。

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赤万願寺とうがらしのおすすめの食べ方

 

 

赤万願寺とうがらしのお勧めの食べ方はふりかけや漬物、ピクルスといったものが有名ですが、どのように作るとおいしいのかにも興味があります。具体的においしく作る方法もご紹介します。

ふりかけ

細かく刻んだ赤万願寺とうがらしをごま油で炒ったふりかけは人気のレシピの1つです。一緒に痛める具材ではちりめんじゃこに鰹節、いりごまなどが人気で、味付けは最後に麺つゆをお好みで振りかけて味を調えるのが一般的でおいしくなります。

漬物

赤万願寺とうがらしの甘味とバランスの良い那須ときゅうりで和えた漬物はさっぱりとしてアクセントがあり美味しい漬物です。那須は食べやすい大きさに切って水に浸してアクをとり、赤万願寺とうがらしときゅうりも食べやすい大きさにきっておき、だしの素、塩、すし酢少量で味を調えビニール袋などに入れ良くもみ込み、空気を抜いて冷蔵庫で冷やせば出来上がります。

ピクルスに

ハラペーニョ風ピクルスにもおすすめです。見た目の赤色は辛そうですが甘味も感じて美味しいピクルスが出来上がります。水150㏄にお酢200㏄、塩を小さじ2、おろしにんにく、ハラペーニョパウダーをそれぞれ小さじ1/2、はちみつ大さじ2とローリエ(月桂樹の葉)1枚を鍋に入れ煮立たせ、沸騰したら食べやすい大きさに切った赤万願寺とうがらしを加えて5分ほど煮、保存可能な清潔な耐熱容器に全て移し、粗熱をとったあと冷蔵庫で冷やして出来上がり。

まとめ

この記事をまとめると

  • 赤万願とうがらしとは?特徴は青い万願寺とうがらしと違う部分も多いとうがらし。

  • 万願寺とうがらしが赤くなると変わるのは、味は甘く栄養はビタミン類と抗酸化作用が増える。

  • 赤万願寺とうがらしのおすすめの食べ方はふりかけ・漬物・ピクルスが代表的。

これらのことがわかりました。

万願寺とうがらしが赤くなると希少価値が高くなり、栄養や抗酸化作用などが増えその分お値段も高くなる様です。甘味のあるとうがらしは普段たべなれない野菜なので、料理のレパートリーに増やすだけで、お料理通に思われること請け合いです。

美味しい万願寺とうがらしは赤い物もおすすめのこだわり京野菜です。

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