とうがらしといえば「辛い」というイメージが浮かびますが、万願寺とうがらしは辛くありません。甘味を感じるができ、あらゆる料理においしく使うことができます。
- とうがらしとは何?
- 万願寺とうがらしはどういうもの?
- 辛いとうがらしと辛くないとうがらしの違い
万願寺とうがらしとはどのようなとうがらしなのか、そして辛いとうがらしと辛くないとうがらしの違いについて、詳しく紹介していきます。
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目次
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とうがらしとはどんな食材?
とうがらしとは辛い香辛料の元というイメージがありますが、どのような食材なのでしょうか?
とうがらしって何?
とうがらしはナス科トウガラシ属の果実や、とうがらし自体から作られる香辛料を指します。辛さが特徴であり、香辛料として使われるものが多いですが、調理をしてそのまま食べられる種類もあります。
とうがらしは辛いとイメージされますが、辛くないとうがらしもたくさんあります。
とうがらしの原産地はどこ?
とうがらしの原産地はとうがらしの原産地は中南米の熱帯地方です。乾燥したとうがらしは1年中で回っているので、いつでも手にすることが可能です。
日本ではいつから食べられている?
日本では戦国時代に外国から入ってきたまたは持ち込んだとされており、最初はその辛さから毒であるなどといわれていました。その後江戸時代になると、とうがらしにさまざまな香辛料を入れた「七味唐辛子」が販売されて人々が日常的に使うようになります。
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万願寺とうがらしとは?
万願寺とうがらしは辛さの少ないとうがらしです、どのような味であり、どの地域で栽培されているのでしょうか?
いつからどこで栽培されている?
万願寺とうがらしは京都府舞鶴市の万願寺地区が発祥です。大正時代末期から昭和初期にかけて、万願寺地区で生産されていたので「万願寺とうがらし」と呼ばれています。万願寺とうがらしは、大きく厚めの皮があるとうがらしです。
万願寺とうがらしは「とうがらしの王様」などと呼ばれ、果肉がぎっしり詰まったボリュームがあるのが特徴です。古くから生産されている万願寺とうがらしは「京野菜」といわれており、京都らしい野菜として人々に愛されています。
どんな味?
万願寺とうがらしは、とうがらしでは当たり前と思われている「辛さ」が少なく、甘味とうまみのあるとうがらしです。とうがらしに似ているししとうやピーマンと同じように、気軽に料理に使うことができます。
栄養素と旬の時期
夏の時期に収穫されることが多く、日本では6~10月頃に出回っています。夏の時期に出回ることが多い万願寺とうがらしには、ビタミンCをはじめ、ビタミンE、β-カロテン、食物繊維などの栄養素が多く含まれています。
動脈硬化や夏風邪の予防に効果があり、さらに美肌効果も期待できるので、夏の強い日差しでダメージを受けたお肌のケアにもぴったりな食品です。カリウムも含まれているので、ナトリウムを排出し、高血圧の予防にもなります。
栄養素が多く含まれていても辛くては多く食べることが難しいですが、万願寺とうがらしは辛くないのでしっかりと栄養素を得ることが可能です。
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辛いとうがらし・辛くないとうがらし
万願寺とうがらしは辛くないとうがらしです。とうがらしには「世界一辛いとうがらし」などと私たちが食べられないと感じるほどの辛さのとうがらしがあります。
とうがらしにはいろいろな種類がある
とうがらしといっても、たくさんの種類があります。
日本のとうがらし
- 本鷹(ほんたか)
- 三鷹(さんたか)
- 青唐辛子
- 黄唐辛子
- ひもとうがらし
- 万願寺とうがらし
海外のとうがらし
- ハラペーニョ
- ハバネロ
- ブート・ジョロキア
- プリッキーヌ
- 韓国とうがらし
日本のとうがらしは、海外のとうがらしに比べて辛くないといわれています。海外のとうがらしは、そのまま口へ入れることができないほど辛いとうがらしもあるので、食べる時は気を付けなくてはいけません。
とうがらしが辛い理由は何?
なぜとうがらしが辛いのか?その理由はとうがらしに含まれている「カプサイシン」が辛さの元になっています。カプサイシンはとうがらしの「ワタ」と呼ばれる部分で作られていて、カプサイシンの量は品種によって大きく異なります。
同じ品種であっても異なることもあるので、気をつけましょう。
同じ種類のとうがらしでも時期で辛さが違う?
同じ種類であっても、カプサイシンの量が変わり、辛さが違ってくる理由は、栽培地や栽培時期の転校、収穫時期によっても辛さが異なるからです。とうがらしが元よりも辛くなるというよりも、辛さがなくなってしまうということが多いです。
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まとめ
万願寺とうがらしの辛さと、辛いとうがらしと辛くないとうがらしの違いについて紹介しました。
この記事をまとめると
- とうがらしとは辛さに特徴があるナス科トウガラシ属の果実や香辛料
- 万願寺とうがらしは京都府舞鶴市の万願寺地区が発祥の辛くないとうがらし
- 含まれているカプサイシンの違いによって辛さが異なる
とうがらしは辛いもの辛くないものがあり、辛いとうがらしはそのままで食べることができないほど辛く、辛くないとうがらしは万願寺とうがらしのように料理に使うこともできます。
料理内容に合わせて、使い分けをして栄養素や辛さなどを使ってみましょう。