もやしにはいくつかの種類があることをご存知でしょうか?通常のもやしは野菜炒めやラーメンの具材としてよく使われます。今回はそれ以外のもやしの仲間について、どんな違いがあるのか?ということを詳しく解説していきます。先に記事内容の一覧を見ていきましょう。
- もやしと豆もやしは何が違うのか?
- もやしと豆もやしは調理方法も違うのか?
- 緑豆もやしと大豆もやしは何が違うのか?
こんな内容になっています。記事を最後まで読んで、もやしの種類について、詳しくなってしまいましょう。
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目次
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豆もやしともやしの違いは何?
まずは、「もやし」とは一体何なのか?というところからスタートです。もやしとは「穀物や豆類を冷暗所で発芽させたもの」で、もやしという品種の野菜があるわけではありません。正確には「萌やし」と書き、豆類から発芽した若い芽のことを差しています。
そして、通常のもやしは穀物から生えるもやしのことで、豆もやしは「大豆から発芽させた」もやしになります。
特徴の違い
特徴としては、豆もやしは「先端部分に豆が付いている」のが特徴で、普通のもやしには、「豆はついていません」。もちろん、豆が付いていることで、豆もやしからは大豆の独特の風味を感じることが出来、通常のもやしからは「豆の香り」はあまり感じることが出来ません。
豆の味が濃い方が美味しく食べられる料理には、豆もやしを使うのが一般的です。
栄養成分の違い
通常のもやしに多く含まれる栄養素は以下の通りです。
- カルシウム
- カリウム
- 食物繊維
- ビタミンC
- タンパク質
- 葉酸
このように、もやしには多くの栄養素が含まれています。中でもビタミンCはずば抜けて多く含まれているので免疫力を高めたい方などには、もやしはかなりいい野菜です。
さらに、豆もやしはこれらの成分に加え「イソフラボン」や「サポニン」が多く含まれ、上記の栄養素も普通のもやしと比べ、2倍以上も多く含まれているのです。もし、栄養のことを考えてもやしを選びたいのであれば、豆もやしを選んだ方がいいでしょう。
値段の違い
もやしと豆もやしを比べると、一般的に豆もやしの方が高いです。それは「元の原材料の価格の違い」にあります。通常のもやしよりも、豆もやしの原材料の大豆の方が、値段が高いのです。さらに、通常のもやしの方が、一度に多くの量を作ることが出来ます。
そのため、コスト面でも豆もやしの方が非効率になっていて、価格を上昇させる要因になっています。
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豆もやしともやしの食べ方は同じ?
豆もやしともやしは、食べ方も異なります。一般的なもやしは「野菜炒め」や「ラーメンの具材」として使われますが、豆もやしは以下のような料理の食材として活用されています。
ナムル
豆もやしを使った代表的な料理の1つに「ナムル」があります。ナムルとは「野菜や山菜などをゆでて、ごま油や塩で味付けした韓国料理」で、日本語に直訳すると「野物」という意味になります。このナムルの中に定番的に入れられているのが、豆もやしです。
通常のもやしよりも豆の香りが強いので、ごま油の香りなどと相性がいいのです。
サラダ
豆もやしは、ざっとゆでた後に、サラダの食材の一部に入れても美味しいです。大豆の風味がしっかりと効いているので、ドレッシングなどとの相性も抜群でしょう。前述した通り、多くの栄養素を一度に摂取することが出来るので、健康面を考えても豆もやしをサラダに使うのはかなりいいでしょう。
ごま油ドレッシングなどを使って、中華風にして食べてもグッドです。
スープ
豆もやしは、スープの食材にしても良く合います。豆もやしからは、大豆の特徴的な香りが出ているので、スープの中に入っても、かなりしっかりとした味を堪能することが出来るためです。また、もやしの中の栄養素は水に溶けやすいですが、スープに入れることで水に溶けだした栄養素も全て飲み切ることが出来ます。
豆もやしを健康的に食べたいのであれば、スープで食べるのが一押しです。中華風の味付けのスープにして楽しんでください。
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大豆もやし・緑豆もやしとの違いは?
最後に、「大豆もやし」と「緑豆もやし」の違いを解説しておきます。
大豆もやしとは?
大豆もやしとは「豆もやし」と同意の食材だと考えていいでしょう。大豆を冷暗所で発芽させたもやしで、豆の香りが強い特徴があります。一般的に豆もやしというと「大豆もやし」のことを差します。
緑豆もやしとは?
緑豆もやしはいわゆる「普通のもやし」のことです。普通のもやしは「緑豆」というまめを発芽させたもので、豆の部分が殆ど残らないのが特徴。大豆もやしよりも、さっぱりとした癖のない味を楽しむことが出来るはずです。多くの料理に使える万能野菜だと思っておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はもやしと豆もやしの違いについて詳しく解説してきました。最後に記事内容をざっくりとまとめたので、振り返っていきましょう。
この記事をまとめると
- 豆もやしともやしは原材料が違う
- 豆もやしともやしを比べると、豆もやしの方が栄養が高い
- 豆もやしはスープなどに使って、もやしは炒め物などに使う
こんな内容になっていました。もやしを購入する機会があれば、早速料理に活用して、美味しく食べてしまいましょう。調理も簡単で体にもいいのでおすすめです。
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