まいたけを冷凍するとまずい? 正しい保存方法やおいしくなるコツも

手軽に入手可能なきのこの代表格「まいたけ」。独特な風味に食べ応えのある食感が美味しいですよね。そんなまいたけの正しい保存方法をご存知でしょうか。冷凍するとまずくなる?下処理は必要?そこで今回は

  • まいたけは冷凍するとまずいのか
  • まいたけの保存方法
  • まいたけをおいしく調理するコツ
  • まいたけの下処理方法
これらのテーマについて紹介いたします。

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まいたけは冷凍するとまずいのか

まいたけを冷凍すると不味くなるとの話も聞きますが、それは冷凍の仕方が間違っている事が考えられます。むしろ、まいたけを含むきのこ類は冷凍すると細胞が破壊され、旨味成分が多くなります。

他に可能性がある要因としては冷凍焼けしてしまった、他の食品の臭いが移ってしまったことなどが考えられます。

問題なく冷凍保存できればメリットが多いかと思いますが、誤った保存方法ですと不味くなってしまいますので、まいたけを正しく冷凍保存し、美味しく食べましょう!

味が落ちやすい

美味しく食べるポイントの一つは、凍ったまま調理することです。完全に解凍してしまうと、まいたけから水分が出てしまい、まいたけ特有の食感や風味を失ってしまいます。

焼く、煮る、揚げるなど、色々な調理方法がありますが、基本的には冷凍庫から出して、時間を置かずに調理しましょう。

匂いがきつくなる

そもそもまいたけ自体、匂いが独特で強めです。特に、流通している栽培されたまいたけより、天然もののまいたけのほうが強く風味が出ます。

この独特な風味を抑えたい時は以下の食材と一緒に調理することで気にならなくなりますよ。

  • お酒(ワインがメジャーです)
  • バター
  • ごま油
  • 風味の強い食材

一方、腐ることで匂いが変化したり強まったりすることもあります。以下のような匂いや見た目に変化がある際は、腐っているのではないかと疑った方がいいでしょう。

  • 酸っぱい臭い
  • ぬめりがある
  • 変色(白、黒、緑など)

このような状態であれば腐っている可能性がありますので食べずに廃棄した方が無難です。

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まいたけの保存方法

まいたけは冷蔵保存、若しくは冷凍保存できます。冷蔵保存の場合、3~4日ほど保存可能です。冷凍保存は正しい保存方法であれば1か月程保存できるようです。

先ほど冷凍保存することのメリットや注意点をお伝えしましたので、場合に応じて保存方法を検討しましょう。

小分けで密閉し冷凍

冷蔵保存ですと劣化が早く傷みやすいので、長期間保存するのであれば冷凍保存がおすすめです。ただし冷凍と解凍を繰り返してしまうとどんどん劣化していきます。

下処理の段階で小さめに割き、少量ずつ保存容器に入れましょう。そうすることで使い切ることができ、また冷凍させなければならないという状態を避けることができます。

濡らさずに冷凍する

水分は食材を傷めてしまいますので、よく水気を切ることが大切です。特にきのこ類は基本的に洗う必要がありませんので、そのまま冷凍してしまいましょう。

まいたけは鮮度が良いうちに食べやすい大きさに手で割いて、金属製のバットに乗せて冷凍するのがおすすめです。金属製のバットに乗せることですぐに冷凍することができ、劣化を最小限に抑えることができます。

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まいたけをおいしく調理するコツ

調理する際にもコツがあります。最大限まいたけの良さを生かす為にも、調理時にはこの2点を意識してみてください。

低温調理がおすすめ

まいたけには「グアニル酸」といううまみ成分が含まれています。このグアニル酸は70℃で調理すると増え、そしてグアニル酸を破壊する物質は60℃で破壊されますので、70℃を保ち調理するのがおすすめです。

一方、80℃以上といった高温で調理してしまいますとグアニル酸は増えなくなりますので気を付けましょう。

なるべく洗わずに調理する

基本的にきのこ類は洗わなくて良いです。洗ってしまうと風味が損なわれてしまいますので、そのまま調理しましょう。また、水気が多いと風味を損ない劣化の原因となりますので要注意です。

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まいたけの下処理方法

食材は下処理が肝心です。まいたけは比較的、下処理が簡単ですので嬉しいですね。

汚れはキッチンペーパーで拭く

前述したように、まいたけ含むキノコ類は洗わないのが鉄則です。汚れが気になる場合はキッチンペーパーでふき取るようにしましょう。それでも落ちない場合はキッチンペーパーに水を含ませ拭いてみてください。

石づきを落として小分けにする

まいたけは可食部分が多く、スーパーなどで見かけるまいたけに石づきがついているものは少ないです。もしくっついている場合は包丁で切り落としましょう。

また、硬く変質している箇所も食感が悪くなりますので取り除きます。食べやすい大きさにする時は手で割いていきます。繊維に沿っていけば簡単に割けますので包丁は不要です。

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まとめ

「まいたけの調理方法や保存方法」などについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • まいたけは正しく冷凍保存すると日持ちし、うまみ成分が増す。
  • 3~4日以内で消費するのであれば冷蔵保存、1か月程保存したいのであれば冷凍保存
  • まいたけを含むきのこ類は基本的に洗わずに調理したほうが良い
  • 低温調理することでうまみ成分「グアニル酸」が増加する

食物繊維が豊富ですので整腸効果も期待できる食材です。適切な保存方法、調理方法であれば美味しく、多様に活用することができます。

特に、10月は旬を迎えますので沢山取り入れていきたいですね。スープに揚げ物に炒め物…いろいろな料理に活用してみましょう!

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