毎日卵を食べるとよくないは本当なのか!コレステロールを上げるは嘘?

皆さんは毎日卵を食べるのは体に良くないという情報を聞いた事はありませんか?ではどのような理由があり、卵を毎日食べるのは良くないと言われるようになったのでしょうか。今回はその理由と実際の情報について紹介していきたいと思います。

今回の記事では、

  • 毎日食べるのは良くないの?
  • コレステロール値は上がらない?
  • 卵のコレステロールはどのくらい?
  • 卵は1日何個まで?
  • 卵に含まれる栄養は?

これらについて解説していきたいと思います。

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毎日卵を食べるのは良くないの?

結論から先に申し上げると毎日卵を食べるのは体に良くないどころか、むしろ体に良い大きな影響を与えてくれます以前毎日卵を食べるのは良くないと言われていたのは「コレステロール値が高くなってしまうから」という理由でした。

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研究でコレステロール値が上がらないことが判明 

「卵はコレステロールが高いから1日1個まで」というような話を聞いたことがある人は多いと思います。確かに卵には多量のコレステロールが含まれています。Mサイズの卵1個対して235mgのコレステロールが含まれているそうです。

2010年版までの厚生労働省から発表されている「日本人の食事摂取基準」には、コレステロールの摂取目標量が定められていました。そこに記載されているコレステロールの1日の摂取目安量は

  • 成人女性:600mg
  • 成人男性:750mg

このように設定されていました。そのため卵の摂取は1日1個程度に留めましょう、と言われていたのです。

この数字を見ると、やはり卵に含まれるコレステロールは相当多いと言えますよね。

ですがそもそもコレステロールというのは、卵から摂取したものがそのまま体内のコレステロールと一緒になってポンッと数値を上げ、そこから病気になる、などというものではなく、コレステロールを摂ったらその分コレステロール値が上がる、というのは間違いだということが研究によって明らかにされています。

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卵の食事摂取基準は撤廃された

2015年版の「日本人の食事摂取基準」から厚生労働省はコレステロールの上限値を撤廃しました。その理由は、上限値を決めるための根拠として用いる明確な数値が観察された研究がないためとされています。

つまり「卵からコレステロールを多量に摂取することが病気の原因である」ということは今のところ証明されていないのです。

1日の量は制限されなくなった

現在、卵を1日に何個食べるのが理想的かという具体的な数字は設定されていません。中には「卵は1日10個まで食べてもいい」という研究結果もあります。

卵には非常に優秀な栄養素が豊富に含まれており、完全栄養食品とも言われている優秀な食品です。また、卵に含まれているコレステロールは体にとって必要不可欠なものですので、全身の細胞を作り出す成分になったり、ホルモンの原材料になってくれたりもします。

ですが、どんなにいいと言ってもそればかりを食べすぎるのでは、食事のバランスが悪くなってしまいます。何事もバランスが大切なのです。

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卵に含まれる優秀な栄養素 

たまごは良質なタンパク質を含んでおり、栄養の宝庫です。また、人の体で作れない8種類の必須アミノ酸すべてがバランス良く含まれており、消化吸収にも優れています。

  • たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
  • メチオニン:メチオニンは、硫黄を含む結合を持つアミノ酸です。加えてどの様なたんぱく質の合成にも必ず最初にメチオニンから他のアミノ酸が結合して組織が作られます。体のかゆみの原因になるヒスタミンの分泌を抑制し、抗うつ効果も注目されているアミノ酸です。
  • フェニルアラニン:フェニルアラニンは脳内物質のドーパミンやノルアドレナリンの材料になるアミノ酸です。体の自律神経の働きや機能を向上させ、活動時の集中力を向上させます。人間本来持つ元気な活力の元であると同時に記憶力を高め、交感神経を優位にさせる力があります。
  • トリプトファン:トリプトファンは、脳内物質メラトニン、セロトニンの材料です。メラトニンは人間の睡眠の質に関わる物質で、セロトニンは脳内を穏やかにする働きがあります。不足すると睡眠の質が低下やいつもイライラすると言った症状が現れます。摂取することで冷静で穏やかな思考を保ちます。

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バランスの良い食事を心がけよう!

このように卵には様々な栄養素が含まれておりとても健康に良い食品です。先ほども紹介した通り、だからといって卵ばかりを食べるというのは栄養の偏りを引き起こしてしまうため良くありません。

特に卵に含まれていないビタミンや鉄分などは野菜などを食べることによって摂取することができますので、卵料理には新鮮な野菜を合わせると良いでしょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • 卵を毎日食べると体に悪いと言われていたのはコレステロール値が高いため
  • 食品に含まれるコレステロールは体に影響を与えるという情報はなかった
  • 研究によって卵は1日何個食べても大丈夫と言われている
  • 何個食べても良いと言われていても、食べ過ぎは良くない
  • 卵に含まれていないビタミンや鉄分などを補うために野菜を積極的に摂ろう

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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